シネマトゥデイ

キャサリン・ゼタ・ジョーンズ
『幸せのレシピ』
料理の腕前が上がって、夫が感心してくれたの
『幸せのレシピ』キャサリン・ゼタ・ジョーンズ 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ 写真:岡田誠、鈴木徹

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ニューヨークの高級レストランで、シェフとしてがむしゃらに働いている女性が、ある出来事をきっかけに自分らしさや恋、生きることの楽しさを見つけていくハートウォーミング・ラブストーリー『幸せのレシピ』。本作で、ワーカホリックのカリスマシェフを演じたキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。女優として、妻として、母として、いつも輝いている彼女が、幸せな人生の秘けつを教えてくれた。

■料理をするようになって家族も大喜び

Q:『幸せのレシピ』に出演されていかがでしたか?

とってもいい時間を過ごすことができたわ。今までとはちょっと違う役にトライしてみたかったから、台本を読んで、「これだわ!」って思ったの。大切な人の死を乗り越えて、本当の愛を見つけていくっていう話なの。しかも今回は料理の勉強もできて、芝居をしながら、趣味として身についちゃったわ!

Q:アーロン・エッカートとの共演はいかがでしたか?

彼と一緒に仕事ができて、とても良かったわ。どこが良かったかっていうと、彼の今回の役柄は今まで彼が演じてきた役とは少し違ったところね。人間味のあふれる役が、すごく良かった。彼ほどの役者だと、だいたいの役柄はタフだったり、怖かったりすることが多いと思うの。今回はすごく明るくてチャーミングな役だったから、それをエンジョイしている彼が見られて良かったわ。

Q:どんな料理の勉強をされたのですか?

ニューヨークにある素晴らしいレストランで、料理の特訓を受けたの。しかもキッチンとホール業務の両方とも! 最初は環境に慣れるまで、とにかくビックリしっぱなしだったわ。熱いフライパンを持って駆け回る人と、ぶつかったこともあったわ! でも、この経験を通して自分自身、プライベートでも料理をする自信がついたの。今までわたしはあまり料理が得意じゃなかったから……。でも、わたしの演じるキャラクターには、キッチンの中で堂々と自由に料理しているように見せたかったから、最大限努力したわ。

Q:上達した料理の腕前は、ご家族に披露されました?

今までも子どもにはちょこちょこ、ご飯を作ってはいたの。でも主人やお客様をもてなすほどの自信がなかったの。でも、今ならできるわね。主人もとっても感心してくれたのよ。特別な料理ってわけではないんだけど、今までに作ったことがないようなハーブやスパイスをたくさん使った料理にも挑戦したわ!

■母性を隠して演じることの大変さ

Q:子どもに不慣れなワーキングウーマン役ですが、母としての顔を隠すのは大変ではなかったですか?

そうね。わたしとアビゲイル・ブレスリンが演じるゾーイとの関係は、わたしと自分の子どもたちの関係とは違うから、彼女と遊ぶシーンでは、自分の母性本能を隠すのが大変だったわ。だから、母親になりたてのころを思い出しながら演じたの。ある日突然、エイリアンがわたしの人生の中に入り込んで来て、どうしたらいいのか、どう接したらいいのか、どうしたら心が通じ合えるのか、子どもは何が食べたいのか、子どもって何がしたいの分からなかったころをね(笑)。ほかにも母親を亡くしたばかりのシーンで、母性を押さえるのが難しかったわ。

Q:母親として観ると、胸が痛くなるようなシーンもありましたね

子を持つ人にとっては、少しつらい場面もあるかもしれないわね。幼少期に親を亡くすってことは、子どもにとって劇的な変化だから。親としての目線から観ると、自分の子だったら……と考えるとすごくつらいの。でもその後、ストーリーが進むにつれて、子どももいない、本当の愛も知らない主人公が少しずつ心を開いて、彼女の世界観も変わり、人生が切り開かれていくところがすてきだと思うわ。

■キャサリン流“幸せのレシピ”

Q:ワーカホリックである主人公の気持ちは理解できましたか?

結婚をする前、主人も子どももいなかったときの自分と主人公が少し重なったわ。そのころのわたしには、仕事しか守らなくてはならないものはなかったから。突然、明日から映画の撮影でアフリカやどこか遠くへ飛んでと言われても、荷物をまとめてパッと行けてしまったけれど、今は環境が変わったわね。もう明日すぐには、出発できない。あれもこれもいろいろなことを段取りしなきゃ、行けないから。だから、主人公の仕事に対する気持ちを分からないことはなかったけど、彼女の場合は仕事に少し熱中し過ぎているかもしれないわね。

Q:最後に、あなた流の“幸せのレシピ”を教えてください。

幸せになるためのレシピは、いつもハッピーでいること。自分の人生に起きるどんなに小さな出来事にも感謝を忘れず、自らもっといい方向へ、自分のため、そして周りにいる人のために道を切り開いていく努力をすること。そして愛する人々を大切にすること。とにかく、自分でハッピーをつかまなきゃ!

「楽しくて、遊びまわったときもあったけど、今が一番楽しいの!」と輝くような笑顔を見せてくれたキャサリンは、本当に幸せそうだ。愛する人と一緒に、子どもたちと過ごす毎日。38歳になった彼女を、日々輝かせているのは、彼女を愛する家族の力なのかもしれない。本作でキャサリン演じる主人公が“本当の幸せ”を見つけたときに見せる笑顔は、家族のことを語っている彼女の笑顔と見事にシンクロした。この映画は、“幸せのレシピ”を知っているキャサリンにしかできない映画だ。

『幸せのレシピ』は9月29日より丸の内ピカデリー1ほかにて全国公開

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