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今週のクローズ・アップ「アンジェリーナ・ジョリー スキャンダラスな生き様編!~」

週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をご紹介します。今週は、11月23日公開『マイティ・ハート/愛と絆』のアンジェリーナ・ジョリーをクローズアップします。数々の苦しい時を乗り越えて、今、母として、女優として、女として輝いているアンジー。今回は、アンジーのスキャンダラスな人生と、その裏側に隠された真実に迫ります。

CUT MY SELF     壮絶な少女時代

 少女時代に歯列矯正をし、ビン底のようなメガネをかけて、ガリガリにやせていたこと、そしてビバリーヒルズの高校に通っていたにもかかわらず洋服は古着を着ていたことで、同級生にひどいいじめを受けていたというアンジーこと、アンジェリーナ・ジョリー。このイジメが原因で、アンジーは自分自身に傷を付けるようになる自傷癖を持つようになりました。さらに、自傷をきっかけにアンジーはナイフを収集するようになったそうです。ティーンになると、彼女の“血”に対する興味はさらに過熱。それは次第に“死”へと移っていき「将来は、葬儀屋になりたい」「死体処理のアルバイトがしたい」などと考えるように……。真っ黒な“ゴス”系の服に身を包み、“うつ”な気持ちから脱出することができなくなってしまったのです。


 将来に絶望したアンジーは14歳のとき、通っていた演劇クラスを中退。彼女と同じように、世を憂いていたボーイフレンドとともに破滅的な青春を送っていました。過去について、「昔から、ナイフで自分を傷つけるのが趣味だった」などとバッシングを受けたこともあるアンジーですが、それには自分自身の体すら傷つけてしまいたくなるほどの強い自己嫌悪と、いじめによる精神的なダメージがあったのです。少女時代に、大きな傷を持っているからこそ、今、アンジーは人の痛みを自分のことのように理解ができる素晴らしい女性になったのでしょうね。

 

Jim Smeal/WireImage.com
昔はずいぶん、荒れていました…

MY SWEET JAMIE    兄との関係で大バッシング

 少女時代のアンジーを救った唯一の光のような存在が、彼女の兄であるジェイミーでした。いじめを受け、自暴自棄になっていたアンジーをいつも心配し続けていたのが、母マシェリーヌ・バートランドと、兄のジェイミー(ジェイムズ・ヘイヴン)だったのです。女優を目指していたアンジーのために、自ら脚本を書いて、学生のときにアンジーを主演にした映画を撮ったのも、このジェイミー。打ちのめされていたジョリーが、ジェイミーによって、助けられたのは言うまでもありません。


 しかし、後にアンジーはこの大切な兄との関係について、アメリカのメディアから大バッシングを受けてしまうことになりました。それは、1999年アンジーが、精神病院に入院した主人公が出会う破滅的なティーンの女の子を、リアルに演じた『17歳のカルテ』でアカデミー賞にノミネートされたときのこと。息を飲むような演技で、見事にアカデミー賞を受賞したアンジーでしたが、スピーチで「兄を心から、愛しています」と言ったこと、そしてお兄さんとディープキスをしたことで、マスコミに近親相姦説を流されてしまいました。ですがそれは、真っ暗闇だったアンジーの人生を照らしてくれたお兄さんへの“愛”がこういった形になっただけのこと。実際、ジェイミーはアンジーが子どもを産むときにブラッド・ピットとともに付き添い、赤ちゃんの名前はもともとジェイミーにつけられるはずだった名前をつけたというほど、今でも仲良しで強いきずなで結ばれた兄妹なのです!

 

Jim Smeal/ WireImage.com
お兄ちゃん大好きっ!

SUICIDAL LOVE    破滅的な結婚

 2度の離婚歴があるアンジーが、最初の結婚をしたのは1995年、彼女が20歳のころ。少女時代からの自滅的な精神状態をまだひきずっていた彼女は、共演がきっかけで知り合った俳優のジョニー・リー・ミラーと電撃結婚。ですがジョニーはアンジーと別れた後に、「アンジーとおれは、ナイフで互いの体を傷つけ合いながらセックスをしていた」と2人の性生活を赤裸々にメディアに暴露したような、最悪な男でした。


 彼女にとって2度目の結婚は、俳優のビリー・ボブ・ソーントン。20歳以上も離れた彼に、メロメロで、「リムジンの中でもセックスしたわ」などと話していたほど、エロエロだったアンジー&ビリー夫妻。結局、アンジーが養子をかわいがりすぎたために嫉妬(しっと)したビリーとの間に壁が出来、破局を迎えてしまったアンジーですが、彼と結婚していたときのインタビューで、“浮気”に関する意外な嫌悪感を見せました、「ビリーが浮気をしたら、子どもたちのために殺しはしないけど、彼がスポーツで負った古傷を全部攻撃する。それに相手の女もぶちのめすわ」と過激な発言。しかし、これには深い理由があります。それは、実の父ジョン・ヴォイトは女癖が悪く、度重なる不倫で最愛の母を苦労させていたからだそう。アンジーは、いつも“浮気”だけはしないように公言しているのです。

Kevin Winter/ゲッティ イメージズ
彼の渋さに惚れちゃったの……

HAPPY DAYS  数々の苦難を乗り越えて、アンジーがつかんだ本当の幸福

 これまで振り返ったように、少女時代から、破滅的な行動を繰り返し、自滅への人生を歩んでいたアンジー。もしかしたら、ビリーとの結婚まで、彼女は自滅的な考えから抜け出せずにいたのかもしれません。そんな彼女を変えたのは、彼女がビリーとの結婚中に養子に迎えたべトナム人のマドックスとの出会いでしょう。実際に、インタビューでも彼女は自分のことを傷つける日々は、マドックスと出会って終息を迎えたと話しています。「母親になったことは、人生で最大の変化で、そのとき自分自身が完成したと感じることができたの。自分自身に、子どもたちに、そしてパートナーに責任を持つことを学んだわ」



シングルマザーとして1人でマドックスを育てていたアンジーは、ブラッドと出会います。「シングルマザーのときは、不安でいっぱいだった。子どもが熱を出してもオロオロして泣き出しそうになるときもあった。でも、ブラッドと一緒になって、そういう不安がすべて吹き飛んだわ」と語ったアンジー。自分とブラッドの実の娘であるシャイロと、新たに向かえた養子たちと一緒に幸せな日々を送っている彼女は、『マイティ・ハート/愛と絆』での熱演が多方面から高い評価を受けて、キャリアでも、プライベートでも今はとても幸せそうです。自分を傷つけながら、長い間つらい日々を送っていたアンジーだからこそ、最高の笑顔を見せてくれるのでしょう!

Frederick M. Brown/ゲッティ イメージズ
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文・構成:シネマトゥデイ編集部

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