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2008年11月

全米話題作

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全米話題作11月
米ボックスオフィスのチャートを賑わす全米話題の映画を厳選して紹介します。
2007年11月の初登場1位を飾ったのはどの作品か!?
今月も話題作が目白押しです!
『アメリカン・ギャングスター』
全米初登場 1位 11/9-11順位 2位

英題:AMERICAN GANGSTER
監督:リドリー・スコット
キャスト:デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ、キューバ・グッディング・Jr
 
ストーリー

1970年代の初頭のニューヨークで、ハーレムを牛耳っているギャングのボスの運転手をしていたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、ボスの亡き後、東南アジアの麻薬を密輸する計画を決行する。時に横暴ともいえる強引なやり方で財力をつけたフランクは、マフィアにも一目置かれる麻薬王として街に君臨する。
チェック!
実在した伝説のギャング、フランク・ルーカスを、演技派デンゼル・ワシントンが熱演。今まで優等生な役柄が多かった彼が、一転して型破りなギャングを演じ、その演技力は批評家たちから今まで以上に評価されている。約2時間40分という長時間の上映にもかかわらず、公開前のレビューがどこもべた褒めだったこともあり、初登場第1位を記録。約3時間に近い上映時間に加えて、映画『グラディエーター』のリドリー・スコットによる暴力描写でR指定……、条件的にはヒットが難しい内容だが、クリスマス作品がめじろ押しの中で3週に渡りトップ3に居続けたのは、すごいと言えるだろう。また、デンゼル演じるフランクを執拗(しつよう)に追いかける刑事を演じているラッセル・クロウは、リドリー監督と『グラディエーター』以来の再タッグとなったが、今回も相変わらず骨太な演技でデンゼルとスクリーンで火花を散らしている。また、本作はハリウッド外国人映画記者協会の投票によって決定される第65回ゴールデン・グローブ賞で、最優秀監督賞、最優秀作品賞、最優秀男優賞にノミネートされた。
イケメンチェック!
<RZA 別名ロバート・ディッグス>
デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウと、名優2人の演技対決となっている本作ですが、あえてイケメンチェックはゲスト出演の“RZA”に注目しちゃいます! 本作で、エセックス郡麻薬捜査班に加わる捜査員のモーゼス・ジョーンズを演じている“RZA”別名ロバート・ディッグス。アフロヘアーに大門グラサン(「西部警察」で、渡哲也演じる“大門部長刑事”がしていたサングラス)をバチッと決めたとってもスタイリッシュな捜査官を好演している彼こそが、キング・オブ・アメリカン“ヒップホップ”リアル・ギャングスターなのです! その前に、“RZA”この「どう読むのよ?」的な名前は、“リザ”もしくは“レザ”と読みます。これはカミソリみたいにとがってる~♪ てことで“剃刀=razer”にかけたニックネームなのです。“RZA”は、カリスマ的人気を誇るヒップホップグループ“ウータンクラン”の事実上のリーダー。ウータンの楽曲のみならず、さまざまなアーティストの楽曲を手掛けてきたすごい人なのです! そんな“RZA”が渋~く演じるモーゼス捜査官、要チェキです!
 
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『ブラザーサンタ』
全米初登場 3位 11/16-18順位 4位

英題:FRED CLAUS
監督:デヴィッド・ドブキン
キャスト:ヴィンス・ヴォーン、ポール・ジアマッティ、ミランダ・リチャードソン
 
ストーリー
 
サンタクロースのニコラス(ポール・ジアマッティ)の兄フレッド(ヴィンス・ヴォーン)は、弟とは大違いのダメ人間。努力はしたもの弟のような善人にはなれず、悪事を働き刑務所に入ってしまう。兄思いのニコラスは「北極でクリスマス用のおもちゃ作りを手伝うこと」を条件に、フレッドの保釈金を立て替えるが……。
チェック!
アメリカで今一番人気のあるコメディアン、ヴィンス・ヴォーン主演のクリスマス映画。サンタの世界とサンタクロースの不良の兄が繰り広げるドタバタ劇は、アメリカ人が大好きなジャンル! もちろん公開前に、さまざまなチャンネルでかかった予告編も、サンタのおもちゃ工場で踊りまくるノリノリなヴィンスが子どもたちの“観たい”レベルをガンガン上げて、週末は家族連れが殺到。最近は、ヒットするのが難しいと言われているコメディーながらも、大作の映画『ビー・ムービー』『アメリカン・ギャングスター』に続く、全米初登場3位という好ポジションでのスタート! クリスマスシーズンにぴったりな“サンタ”というテーマも功を奏して、12月に入ると6位からふたたび4位に浮上するという大快挙。1度ランキングが落ちた映画が、再び浮上することがあまりないボックスオフィスで起きた『ブラザーサンタ』の奇跡は、映画の関係者にはこれ以上ないプレゼントになっただろう。
イケメンチェック!
<ヴィンス・ヴォーン>
ジム・キャリー、ベン・スティラー……に続く、次世代のコメディアンはこの人ヴィンス・ヴォーン! もともと、映画『スウィンガーズ』や映画『ザ・セル』などのシリアス系な俳優でしたが、コメディーに挑戦してから大ブレークした苦労人さんです。ジムやベンと違ってヴィンスの魅力は、何といってもそのワイルドさ。197センチもある身長と、いかつい体から繰り出される“身体系コメディ”は、これまでに体験したことのない面白さ。しかも、声もハスキーでセクシー。昔、高校にいませんでしたか? ラグビー部とかで、やたら面白くて、かっこいい先輩! ヴィンスの笑いはまさにそれ! マッチョでかっこいいのに、やたら面白くて、気が付いたら大好きになってしまうのです。何しろ、ヴィンスはハリウッドセレブの中でも、超モテモテ! ブラッド・ピットの元妻ジェニファー・アニストンとうわさになるほどの色男なんですから!
 
作品情報 >>
『大いなる陰謀』
全米初登場 4位 11/16-18順位 8位

英題:LIONS FOR LAMBS
監督:ロバート・レッドフォード
キャスト:ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズ
 
ストーリー
 
未来の大統領とも目される上院議員のアーヴィング(トム・クルーズ)は、テレビジャーナリストのロス(メリル・ストリープ)に最新の戦略についての情報を リークする。そのころ、大学教授マレー(ロバート・レッドフォード)の教え子(デレク・ルーク、マイケル・ペーニャ)は、兵士としてアフガニスタンの雪山でその戦略の一つに携わってい た。
チェック!
ロバート・レッドフォードが7年ぶりにメガホンをとり、内容がアメリカの対テロ戦争に切り込んだ作品ということで、公開前からかなり注目が集まっていた本作。キャストもレッドフォード、メリル・ストリープ、そしてトム・クルーズと俊英ばかり。アメリカのアフガニスタン政策をレッドフォード監督らしい、鋭い切り口で描いた反戦映画として期待も高まっていたが、ふたを開けると酷評の嵐。公開前から、各メディアにさんざんたたかれてしまったため、興行面で心配されていたが、やはり不安は的中。全米初登場で、4位という不本意なスタートを切ると、翌週には8位。ネット上での観客レビューも、平均が“D”評価と厳しく、第3週目には10位以下の13位に転落してしまった。これほどの結果となった原因についてアメリカのメディアは、薄い内容のみならず、このところハリウッドで人気がどんどん落ちているトム・クルーズ主演も敗因の一つではないか……とも言っている。
イケメンチェック!
<マイケル・ペーニャ>
本作では、ロバート・レッドフォード演じる大学教授の教え子を好演するマイケル・ペーニャ。今、ヒスパニック系の俳優で一番の注目株が彼です! 映画『クラッシュ』で、メキシコ系の錠前屋をスキンヘッドと、タトゥーの迫力ある姿で演じ、感動的な“裏切り”を見せたマイケルは、この作品をきっかけにブレーク。その後映画『ワールド・トレード・センター』では、911のテロから奇跡的に生還を果たした実在の消防士ウィル・ヒメノ氏を演じました。主演のニコラス・ケイジに負けないほどの熱演で、観客の涙をかっさらったマイケル。その後も、マーク・ウォルバーグ主演の映画『ザ・シューター/極大射程』『バベル』と話題作への出演が続いているマイケル。人柄の良さが演技にもにじみ出ている彼を、応援していきましょう! ちなみに、ちょっとふけて見えますが、マイケルは、まだ31歳! キュートなお年ごろですよ!
 
作品情報 >>
『ビー・ムービー』
全米初登場 2位 11/9-11順位 1位

英題:BEE MOVIE
監督:サイモン・J・スミス / スティーヴ・ヒックナー
キャスト(声):ジェリー・サインフェルド、レネー・ゼルウィガー、マシュー・ブロデリック
 
ストーリー

新米の働きバチ、バリー(ジェリー・サインフェルド)は毎日の仕事にうんざりし、巣の外へ冒険に出ることを思い付く。心優しい花屋のヴァネッサ(レネー・ ゼルウィガー)と友だちになった彼は、ある時、スーパーで大量のハチミツを発見する。「どうして人間が僕たちのハチミツを持っているの?」と疑問を抱いたバリーは、ハチミツ工場に忍び込むが……。
チェック!
映画『シュレック』シリーズで、アニメ界を圧巻したドリームワークス待望の最新作は、“ハチくん”が主人公の『ビー・ムービー』。声の出演も、ジェリー・サインフェルドのほか、レネー・ゼルウィガー、マシュー・ブロデリック、ジョン・グッドマン、クリス・ロック……などなど名前を挙げればきりがないほどの豪華さ。子どもからお年寄りまで誰もが楽しめる内容だったが、公開初週は、『アメリカン・ギャングスター』とのトップ争いに惜しくも敗退。2位スタートとなってしまったが、2週目には見事な巻き返しを見せて、『アメリカン・ギャングスター』を抑えて、見事トップに躍り出た。ファミリー映画は、ホリデーシーズンに突入すると、断然強くなるもの。学校も休みになった親子連れが増え、その後も11月いっぱいはトップ5内にとどまり、12月に入る最初の週も9位と、かなりの踏ん張りを見せた。
イケメンチェック!
<バリー>
ドリームワークスの人気者、シュレックに続け! とばかりに元気に登場したのが、『ビー・ムービー』の主人公バリー。大学を卒業したばかりの働きバチ、バリーには、バリー・B・ベンソンというかっこいい本名があります。ハチの世界のおきてである“1回仕事に就いたら、2度と変えられない”というきっつーいルールに反発して、外の世界へ冒険の旅に出ます。そんなバリーが、やってきたのはニューヨークの町! そこから、バリーの刺激的な毎日が始まるのですが……。バリー、これまでの“昆虫系”アニメに比べてかなり人間っぽいです。立派な名前もあるし、大学まで卒業してるし、まるで“人間”そのもの。しかも、“子ども”じゃなくて、けっこう大人。好奇心旺盛で、いきなりニューヨークに行っちゃうところなんて、かなりの冒険家です。そんな彼のライバルは、同じ“昆虫系”映画『バグズ・ライフ』のフリックに違いありません! さあ、あなたはどっち派でしょうか?
 
作品情報 >>
今月はこの作品に注目!『ベオウルフ/呪われし勇者』
全米初登場 1位 11/23-25順位 3位

英題:BEOWULF
監督:ロバート・ゼメキス
キャスト:レイ・ウィンストン、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンス
 
ストーリー

伝説的な英雄たちの時代。気高き最高の戦士べオウルフ(レイ・ウィンストン)は、町を襲う忌まわしき“悪魔”、グレンデル(クリスピン・グローヴァー)を撃退。そのため、冷酷で魅惑的なグレンデルの母親(アンジェリーナ・ジョリー)の怒りを買い、壮絶な戦いを繰り広げることになる。
人なんだけど、人じゃない! 驚異の映像技術“パフォーマンス・キャプチャー”って!?
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキス監督が、挑戦した空前絶後の映像世界『ベオウルフ/呪われし勇者』は、全米初登場第1位に輝きました。その映像を観ても分かるように、演じているのは人間のようで、生身ではない。??これなに?? と思った人も少なくはないでしょう。実はこの映像技術は、ゼメキス監督が『ポーラー・エクスプレス』のときに試みた“パフォーマンス・キャプチャー”というもの。無数のデジタルセンサーを役者の顔に取り付けて、役者の実際の演技をかなり細かく“とらえ”て、さらに設置された多数のカメラが映した映像に、融合されていく……という画期的な映像技術なのです! そのため、本作でアンジェリーナ・ジョリーたちが見せる演技は、かなりリアル! まるで人間そのものが動いているんじゃ!? と思わせるほど。そんな映像観ていたら疲れてしまうんじゃ? と思われるかもしれませんが、評判は上々。中には、スクリーンから飛び出す3Dバージョンもあるみたいで、こちらもかなり楽しめそうです!
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