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今週のクローズアップ / ガチ☆ボーイ

高次脳機能障害を背負った青年が、学生プロレスを通じて生きることの楽しさを再確認していく……。コメディ、青春、ラブストーリー、スポ根というたくさんの要素をガチッと詰め込んだ映画『ガチ☆ボーイ』が3月1日より公開されます。笑って泣ける青春ムービーの本作を語る上で欠かせない“ガチ☆伝説”の数々をご紹介します!

ガチ伝説☆1 佐藤隆太が汗と涙で切り開いた新境地に注目!

 一度眠ると、その日のことを忘れてしまうという“高次脳機能障害”を持った青年が、学生プロレスに参加して、リングに立つことで、恋や、友情、そして生きることの素晴らしさを再認識していく姿を描いた映画『ガチ☆ボーイ』。本作で、主役の五十嵐を演じているのは、ビデオシリーズ「THE 3名様」映画『木更津キャッツアイ』シリーズなどで若者から大人気の佐藤隆太


 純粋で、前向きだけど、時には自分のいら立つ感情も爆発させてしまう……、観客の誰もが自然と感情移入してしまう主人公の魅力には、佐藤の計り知れない努力が隠れていました。2か月間プロレスの特訓を受けた彼が、撮影の最後に挑んだのは、クライマックスの試合シーン。ライバルレスラーに、強烈なワザを受けるシーンのテイクを重ねることは、レスラーでさえ一度受けるとキツイ大技の数々を、何度も受け続けなければいけないということ。それでも一切弱音を吐かず、五十嵐として、ガチンコでリングで戦い続けた佐藤の体は、すでに限界を迎えていました。


 取材で「眠った瞬間に朝が来ています」と撮影の過酷さを語っていた佐藤ですが、肉体的なハードさに加えて、彼に求められていたのが、障害を負った主人公の心情を表す繊細(せんさい)な演技……。試行錯誤を繰り返しながら、この難しい役柄を演じ切った佐藤は、舞台あいさつで「撮影中、自分の隣には、間違いなく五十嵐がいたと思う」と、充実した表情で語っていました。本格的な長編映画としては初の主演作となるこの作品で、佐藤は役者として大きな成長を遂げたのではないでしょうか。

 

(C) 2008フジテレビジョン・ROBOT・東宝
繊細な演技にも、注目です!

ガチ伝説☆2 みちのくプロレスが総合監修! CG、スタント一切なしの、手に汗握るプロレスシーン!

 本作のプロレスシーンはかなりのド迫力! これは間違いなくCG使ってるでしょう……と思わず言ってしまいそうになるのですが、実はこの作品、CG、スタントを一切使っていないそうです。 プロレスシーンを、すべて自分たちで演じるために、キャスト陣は撮影の2か月前からプロレス練習を開始! 指導には、みちのくプロレスがあたっています。コルバタ(両足で相手の頭をはさんだ状態で、自分が一回転して投げ飛ばす技)、ダイビングボディープレス、ブレーンバスター、ボディースラムなどなど、華麗な技の数々をスタントなしで美しく決めていくシーンは圧巻! 皆さん、とても役者とは思えません!


 また白熱の試合シーンには本物のプロレスラーも参戦して盛り上げます! なかでも劇中に登場するタッグチーム、シーラカンズの一言も言葉を発さない安藤銀二郎を演じた、フジタ“jr”ハヤトには大注目! 本作で悪役レスラーを演じた彼は、実際も昨年からヒール(悪役)に転向し、日々リングで暴れ回っている、みちのくプロレスの人気レスラー。そんな彼が登場する試合シーンで、よーく目を凝らしてみてください。動きがモノホンです! そんなモノホンな彼と、一番多く戦っていたレッドタイフーン役の向井理は、何と肋骨(ろっこつ)を骨折……といういかにもヒールらしい(わざとじゃないはず)恐ろしい伝説つきのゲスト出演であります!


 プロレスというと、何となく一歩引いてしまう女子もいるかもしれませんが、イケメンのフジタ選手を始め、プロレス界は今とっても熱い! もうだめか! と思ったところで、返す! 3カウントぎりぎりで返して観客を沸かせる、五十嵐のネバーギブアップ精神は、技を受けて、耐えて、返す!というプロレスのロマンそのもの! 『ガチ☆ボーイ』で熱くなったら、これを機会にプロレスを観に行ってみてはいかがでしょうかっ!?

 

(C) 2008フジテレビジョン・ROBOT・東宝
プロレス界のやんちゃ王子フジタ“jr”ハヤト(左)と、役者の瀬川亮(右)

ガチ伝説☆3  共演者たちのきずなを深めた、北海道での共同生活!

 リアルな友情を描きたい! という情熱あふれる小泉徳宏監督のもと決行されたオール北海道ロケ。普通なら、五十嵐の大学シーンだけ北海道……となるものですが、『ガチ☆ボーイ』はすべてのシーンを北海道で撮影しました。なぜ北海道なのかというと、小泉監督が、広がりのある北海道の景色が気に入り、北海道という土地柄が、この映画にとても合っていると感じたからだとか。


 オール北海道ロケを敢行した『ガチ☆ボーイ』小泉組は、撮影期間の2か月間を北海道で一緒に過ごしました。最初はホテル暮らしだったそうですが、その後移ったレオパレスは、何と1棟まるごとスタッフとキャスト用に! 冷房がない部屋だったため、みんな鍵も窓も開けっぱなして生活し、共同のランドリールームにキャストの洗濯物が干してあったり、みんなでテレビゲームをしたり、誰かの部屋に集まって熱く語り合ったりとまさに合宿状態。小泉監督も佐藤と同い年で、キャスト同士の年齢も近かったこともあり、とっても和気あいあいな雰囲気だったそうです。


 長い時間一緒にいた分、時にはけんかすることもあったそうですが、宮川大輔さんが「めったにできる体験じゃなかった」と語った通り、お互いが思ったことを気をつかわずに言い合える……普通の映画の撮影では築けないようなきずなが芽生えたのでしょう。2か月間の合宿生活で培った共演者たちの本物の友情は、スクリーンを通してビシバシ伝わってくるはずです!

(C) 2008フジテレビジョン・ROBOT・東宝
仲良しっぷりは、リアルです!

ガチ伝説☆4 共演者、エキストラ、スタッフ、監督……仲間なくして感動作はできず!

 この作品の一番の見どころは、何といってもクライマックスの試合シーン! この試合シーンの撮影に、シネマトゥデイ編集部はガチンコで、潜入! そこで目にしたのは、ボロボロになりながらも必死に演技を続ける佐藤を支えている、共演者、そしてスタッフたちの姿でした。


 クライマックスシーンの撮影は、夏真っ盛りの8月中旬に行われましたが、試合会場は冷房なしの体育館だったため、北海道とはいえ、まさに灼熱地獄! うだるような暑さの中、たった5日間で撮らなければならないカットは何と、全部で200! キャスト、スタッフ、すべての気持ちが一体とならなければ、感動のシーンは撮れません。


 キャストたちは、頭に氷嚢を乗せるほどの暑さにも関わらず、文句を言っているひとは誰一人いませんでした。それはきっと1番辛いはずの佐藤が、一言も弱音を吐かなかったからでしょう。


 そんなキャストたちの気持ちを後押ししたのが、試合を盛り上げる観客役のエキストラたちの大きな大きな歓声でした。始めは大声を出すのが恥ずかしそうだったエキストラも、リングの上で、苦痛に顔をゆがめながら戦い続ける役者たちの姿に、心を打たれたのか、声援はどんどん大きくなり……。ラストシーンでは、「本当に五十嵐の試合を見ているんじゃないか?」と錯覚するほどの大歓声に包まれたのです。


 蒸し風呂のような体育館で、スタントもなく戦い続けたキャストたち、リングサイドで応援を送るエキストラたちの大歓声、汗だくになって走り回っていたスタッフたち、すべての人たちの気持ちがひとつになったとき、感動のラストシーンが誕生したのです! 久しぶりに味わう、充実感に満ちた感動を、ぜひ劇場に感じに行ってみて下さい!


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熱気に包まれていた撮影現場

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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