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ハリソン・フォード
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
僕にとってヒーローはアドベンチャーをできる人
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』ハリソン・フォード 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ 写真:秋山泰彦

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チャーミングで女性に弱い考古学者のインディ・ジョーンズが、秘宝を求めて冒険の旅を繰り広げる人気シリーズ第4弾『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』。「インディ姿のハリソンが現場に現れた瞬間にタイムスリップした気持ちになった」とジョージ・ルーカスが語ったほど、主演のハリソン・フォードは、19年間のブランクをまったく感じさせないくらい生き生きとインディを演じていた。そんな彼に撮影にまつわる秘話、インディの魅力をたっぷりと語ってもらった。

■最高の仲間と成し遂げたインディ復活に大満足

Q:本作にはたくさんのサプライズが隠されていましたが、アイデアはどうやって作られたのですか?

サプライズの数々は、ジョージとスティーヴン(・スピルバーグ)、そしてこの作品にかかわっている全員から生まれたアイデアなんだよ。みんなが協力し合って作りあげた企画だったんだ。僕らはとても長い期間脚本を練り続けてきた。違うバージョンの脚本を書き、ようやく出来上がった自信作が『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』だったんだ。

Q:ご自身の姿をスクリーンで観た感想は?

インディを観客のもとによみがえらせることができた喜びでいっぱいだったよ。このキャラクターを演じるのはとても楽しいし、ジョージやスティーヴンと働くのも、素晴らしい役者たちと共演できたことも、素晴らしいストーリーも、すべてが楽しかった。本当に純粋に光栄に思ったよ。

Q:衣装を着て、現場に立ったときの気持ちを聞かせてください。

僕にとってインディを演じる大きな喜びの一つは、ジョージとスティーヴンと一緒に仕事ができるということだった。彼らを取り巻くスタッフたちは、本当にいいチームなんだ。だから一緒に仕事ができて本当に楽しかったよ。今回は特に、またカレン(・アレン)が帰ってきてくれたのがうれしかったし、作品にとってすごく特別で重要なことだったと思う。19年ぶりに現場に立ったときは、まるでクリスマスの朝を迎えたような、本当にどきどきする瞬間だった。新しいおもちゃをたくさん与えられて、それでまた遊べるような気持ちで撮影に臨んだんだ。

■タフに見えるように演じている

Q:ムチを打つ感覚を簡単に取り戻せましたか?

ムチ打ちのレッスンで、自分のテクニックをリフレッシュさせなきゃいけなかったんだ。でも数週間ですぐに感覚は戻ったよ。

Q:アクションシーンも満載でしたが、いかがでしたか?

そうだな。アクションシーンは、いつも疲れる(笑)。それでもやっていて、とても楽しいものなんだ。

Q:どうしてそんなにタフなんですか!?

僕が!? それともインディが!?

Q:あなたがです!

僕!? 僕はタフじゃないよ。僕は演じているだけだからね。タフに見えるように演じているだけ(笑)。

■ハリソンの天然エピソード

Q:撮影中の面白い裏話を教えてください。

実はその手の記憶が、全然なくてね。面白かったことを覚えてないんだ。仕事のことも、喜びも、人間同士の関係も覚えているんだけど……。おかしい話は思い出せないな……。あ! 一つ思い出したぞ! ケイト・ブランシェットに初めて会ったとき、彼女は黒髪のウイッグに、コスチュームを着ていたんだ。それからすぐに撮影したんだけど、2週間後にセットにブロンドの女性がいてね。監督と話をしているんだよ。で、近くにいる人に「あのブロンドの女性は誰?」って聞いたら、「え~? 何を言っているんですか? ケイト・ブランシェットですよ!」って言われ、「オーマイガー」って。全然気が付かなかったんだよ。

Q:インディの性格で気に入っているところはどんなところですか?

ユーモアのセンスや、勇気。さらには自分から喜んで大変なことに挑んでいくところが彼の性格で気に入っているところかな。

■ヒーローを演じ続けるための秘訣(ひけつ)

Q:あなたにとってのヒーローはどんな人ですか?

非常に難しい質問だね。僕はたくさんの人を尊敬しているけれど、特にヒーローというのはいないんだ。僕のヒーローというのは、普通の人。自分を失うほど、自分をささげられる人だよ。そういうアドベンチャーをできる人はいいよね。

Q:セクシーでタフなヒーロー像を演じ続けられる秘訣(ひけつ)を教えてください。

セクシーなのかどうかはわからないけど……ありがとう(笑)。僕の仕事は、自分にとって素晴らしい喜びなんだ。僕のように自分の望んでいる仕事ができる人は、本当に数少ないし、この仕事ができることにとても満足している。それがいつも若い気持ちでいられる秘訣(ひけつ)じゃないかな。それから子どもたちと過ごしているということもそうかな。

Q:ここ数年、俳優業以外ではどんな生活を送っていたのですか?

自分の日々の生活や子どもたちを育てるなど、自分の人生を楽しんでいたよ。

Q:たくさんの世代から、『インディ・ジョーンズ』シリーズが愛される理由は何だと思いますか?

それはこの映画ほど、ただ単純に楽しめる映画が少ないからじゃないかな。純粋な喜びを感じることができる映画だからね。いろいろなアイデアを考えて、組み立てて、単純には作れない映画だけれど、観客にとってはヘトヘトになっているような現実の生活から逃れて、ただ映画を楽しむ喜びを感じるという体験ができるんだ。

19年前、映画館でインディとともに、ワクワクするような勇敢な冒険の旅を楽しんだ子どもたちは、今は大人になっている。もしかしたら、自分の子どもと一緒に、再びインディとのアドベンチャーを楽しめる人もいるかも知れない。いつでもわたしたちに、胸躍る楽しさを与えてくれたインディは、19年たってもヤンチャな大人のままだ。それは、インディを演じるハリソンの中に、まだまだ子どものような無邪気さが残っているからだろう。彼が時折見せるあどけなく、いたずらっぽい笑顔の向こうにインディの面影を見たインタビューだった。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は6月21日より全国公開

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