シネマトゥデイ

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田中麗奈
『銀色のシーズン』
同世代の方たちとお芝居するのは新鮮で刺激的でした
『銀色のシーズン』田中麗奈 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ 写真:田中紀子

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雪山を舞台にスキーを楽しむ若者たちと、結婚式を3日後に控えたヒロインの成長を描いた青春ムービー『銀色のシーズン』が早くもDVDで登場。『海猿』シリーズの生みの親、羽住英一郎監督による雪山ならではの大迫力のアクション映像に加え、等身大の視点で切り取られた若者たちの青春が好評を集めた。ヒロインの七海を演じた田中麗奈に、『銀色のシーズン』に出演した感想や女優としての今後などを語ってもらった。

■人間らしさを描いた魅力的な作品

Q:本作は今までにない青春映画ですよね。

人間らしいテーマですよね。完ぺきな人だったり、いままでずっと勝ち続けていたりする人だと共感できないと思います。それはそれで一つの楽しみ方であると思うんですけど、情けない人やウジウジしている人を観て人間の弱さを感じるという違った見方が成り立つと思うんです。そこがまたこの映画の魅力だと思います。

Q:撮影を振り返っていかがですか?

わたしはスキーが初めてだったんです。実際に滑るシーンも少しですけどありますし、コケるシーンもあったのでその練習をしました(笑)。初めての体験ということで貴重な体験になりました。最初は怖かったですけど、滑っているときは自分が滑っているんだっていうのがうれしかったですね。ものすごく強烈に頭に焼き付いているので、この撮影のおかげでスキーが体験できて良かったです。

Q:結婚を3日後に控えた花嫁のヒロイン・七海を演じられてご自身とリンクする部分はありましたか?

七海ってなかなか前に進めない、目の前の壁を簡単には越えられない不器用なタイプだって思ったんですけど、自分自身にもそういうところがあるんです。一つの壁を乗り越える前にいろいろと考えてしまったりするので、その部分は似ていると思いました。ただ、役としての七海っていうのが自分の中にあったので、自分と一緒かそうじゃないかっていうだけでは言い難いものがありますね。

■同世代の役者と共演して感じたこと

Q:監督からはどんなリクエストがあったんですか?

細かく演出される印象はなかったですね。わたしが演じた七海は3日後に結婚式を控えていて彼を待っているシチューションなんですけど。でも実は! っていうところをどういう風に表現していくのかや、ここでは暗めにミステリアスな感じにしてほしいとか、ここではカラッと明るくやってほしいっていう調整は監督が言ってくれたんです。

Q:そういった微調整は女優として演じやすいのでしょうか?

そうですね。話し合いはしたいと思うので、いろいろ教えていただければと思いますね。ただ、自分なりの気持ちを持って現場に入るので、いい感じで共有できたり、刺激を受けたり、自分の用意した気持ちを演じてみてどうだったとか、できるだけお話をするようにしています。今回ヒロインの七海を演じるにあたっては、なるべくリアリティーのある感じというか、飛び過ぎないようなに演じました。

Q:瑛太君をはじめ、共演者の方々たちとのエピソードなどはありますか?

わたしはこれまで大人の方々と共演させていただくことが多かったので、瑛太さんや玉山さんのような同世代の方たちとお芝居するのは新鮮でしたね。初めてに近いぐらいの体験で、すごく刺激的でしたよ(笑)。

Q:『銀色のシーズン』への出演を振り返ってみて一番の発見といえば何でしょうか?

やっぱり瑛太さんたちとお芝居ができたのがすごく楽しかったですね。お芝居もすごく自然で、いろいろと考えているんだろうけど、それを感じさせずにとてもナチュラルにお芝居をしているところが勉強になりました。

■10年目にして初のマドンナ役に挑戦!

Q:田中さんは今年で女優デビュー10周年ですね。『銀色のシーズン』はどんな位置付けの作品になりましたか?

青春を切り取ってもらった感じです。あとは意外とマドンナ役っていうのが初めてだったんですよね。今まで演じてきたのが娘とか妹とか妖怪だったので(笑)、ラブストーリー担当っていうのがあまりなかったんです。そういう意味でもマドンナ的存在といいますか(笑)、初めてやらせていただいていい体験になりました。

Q:どんな作品でも田中さんは楽しそうに見えますが、演技はどんなところが楽しいでしょうか?

基本的に大好きですね。作品の空気感などを味わえるときが楽しいです。共演者の方々と一緒に新しいものを作っていったり、共演者からいろいろなものを投げかけられて感情がわいてきたり、相手の方の訴えるものが自分に伝わったりするのも楽しいと思います。監督の一言で現場が変わったり、シーンがすごく面白くなったりするのも楽しいです。何気ないシーンがどうやったら豊かになるのか考えるのも好きな作業です。

Q:今回の『銀色のシーズン』で田中さんのどんな部分を観てほしいですか?

女性のどこかしら忘れられない過去だったり、乗り越えられない壁だったり、ついウジウジしてしまったり、泣いたりしてしまったり、そういう弱さに共感してもらえると思います。

■自分の根本にあるのは映画

Q:今後はどんな役をやってみたいですか?

正直、どんな役をやってみたいってあまりなくて、一つ一つの役に気持ちを注いでいきたいと思っているんです。与えられた、そして出会えた役を大切にしていきたいです。演じることが大好きなので、映画やテレビというフィールドは関係なく頑張っていきたいですね。舞台にも挑戦したいと思っています。最近ではドラマも体験できて楽しかったんですけど、映画が自分の根本だと思っているので、ずっと大切にしていきたいですね。

Q:最後に『銀色のシーズン』をご覧になる方にメッセージをお願いします。

DVDの発売が夏なので季節外れなんですけど(笑)、雪山を観て涼んでもらえたらと思います。単純に男同士で観てもいいし、カップルで観て楽しんでもいいし、元気になったり、和んでもらったり、ちょっとロマンチックな気分になってもらえたらいいと思います。

初めてのスキー、初めてのマドンナ役と田中にとって初めて尽くしの経験が多かった『銀色のシーズン』。実は本作以外でも連ドラや時代劇など初めての挑戦が続いている彼女だが、初めてということを観ている者にまったく感じさせないのは、スクリーンを拠点に高い実力で強烈な存在感を放ってきた証拠。女優デビュー10周年という節目の年を迎えた田中。女優としてのさらなる飛躍を遂げた『銀色のシーズン』とともに今後の彼女にも注目していきたい。

DVD『銀色のシーズン スタンダード・エディション』(税込:3,990円)
DVD『銀色のシーズン プレミアム・エディション』(税込:6,825円)
DVD『銀色のシーズン ブルーレイディスク』(税込:4,935円)
それぞれ7月2日からポニーキャニオンより発売

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