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上戸彩
『スピード・レーサー』
友だちの延長線上に恋愛があるのが理想です
『スピード・レーサー』上戸彩 単独インタビュー

取材・文:内田涼 写真:秋山泰彦

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世界的な大ヒットを記録した『マトリックス』シリーズから5年。あのアンディ、ラリー・ウォシャウスキー兄弟が、再びその革命的な映像センスで完成させたのが超絶カーアクション『スピード・レーサー』だ。原作は日本生まれのテレビアニメ「マッハGoGoGo」。この夏の日本公開はいわば凱旋(がいせん)だ。そんな話題作の日本語吹き替え版で、主人公スピードの恋人トリクシーの声にチャレンジした上戸彩に、アフレコの苦労や作品の見どころについて話を聞いた。

■映像はもちろん家族のきずなも見どころ!

Q:作品をご覧になった感想を教えてください。

今まで観たことがないスピード感あふれる作品だと思いました。明るくてテンポも速い。そしてとてもカラフルな映像が印象的でしたね。登場する車のインパクトが大きくて、クライマックスのレースシーンも大興奮でしたが、それだけじゃなく、人間ドラマがしっかり描かれている作品ですよね。スピードと恋人トリクシーの関係はもちろん、家族のきずながすてきだと思いました。

Q:原作にあたるテレビアニメ「マッハGoGoGo」はご存じでしたか?

あのテーマ曲は知っていました。それと以前に「マッハGoGoGo」をイメージしたテレビCMに出演したことがあったので、身近に感じましたね。

Q:家族のきずなはこの作品の大きなテーマでしたね。

スピードがお母さんとじっくり会話するシーンは、思わずわが家を思い出しましたね。うちも母親とお兄ちゃんがとても仲がいいんですよ。ひょっとするとわたしよりも一緒に過ごしている時間が多いかも。そういう姿は見ていてほほえましいし、わたしもうれしいんですけどね(笑)。

Q:先日行われた記者会見では、主演のエミール・ハーシュと対面しましたが、どんな印象でした?

劇中ずっとヘルメットをかぶっていたせいもあると思うんですが、実際お会いすると雰囲気が全然違って、圧倒されました。年齢もわたしより1つ上なだけなのに、本当に大人っぽかったですよ。

■お姉さんっぽさを意識した役作り

Q:昨年公開された『ピアノの森』に続く声優チャレンジでしたね。

これまで何度かアフレコのお仕事をさせていただきましたが、現場ではいっぱいいっぱいにならないよう、今回もかなり本番前の練習をしました。何度も何度も映像を観ながら、画面とせりふのタイミングを台本に書き込みました。ちょうどドラマの撮影と並行していたので、ドラマのせりふを覚えながら、撮影が終わったら今度は楽屋でアフレコの練習という日々でした。

Q:スピードの吹き替えを担当した赤西仁さんとの声の共演はいかがでした?

赤西さんが本当にセクシーボイスだったので、自分の声が相手とマッチしているのか少し不安に思うことはありましたね。

Q:トリクシーを演じるクリスティナ・リッチを意識しましたか?

キャラクターの年齢設定はわたしとあまり変わらないんですが、やっぱりクリスティナ・リッチさんがとても大人っぽくてセクシーじゃないですか。なのでそれに合わせて、少しだけお姉さんっぽさを意識しました。トリクシーというキャラクターも、スピードのことを手の平で転がしているような部分がありますしね。

Q:実写映画の日本語吹き替えは、アニメーションのアフレコとは違いますか?

やっぱり実写の方が、役者さんの顔や目の表情がよくわかるので、アニメよりも演じやすかったですね。

Q:上戸さんご自身、“猛スピード”な忙しい毎日を過ごしていると思いますが、生活のハンドリングが大変なのでは?

毎日、本当にクオリティーの高い現場でお仕事させていただいているので、わたしが少しでも手を抜いてしまったり、やる気がなくなってしまったりすると、完全に置いていかれてしまうんです。そうならないためにも、周りの方々から刺激を受けながら、一つ一つみなさんに求められている以上にできたらという気持ちで仕事をしています。そういう意味では確かに大変ですが、やっぱり楽しいですね。

■理想の恋愛は友だちの延長線上

Q:スピードとトリクシーの恋人関係についてどう思いますか?

一番の理想の形ですね。幼なじみであり、親友同士でもあるっていう関係。わたし自身、いきなり恋愛関係に進むんじゃなくて、友だちとして仲を深めながらその延長線上に恋愛があってほしいと思うんで、スピードとトリクシーの2人がとてもうらやましかったです。

Q:夢に生きるスピードのような男性はいかがですか?

周りに反対されながらも、有言実行でちゃんと行動で示してくれるのがすごくカッコいいと思います。わたし自身は結構現実的なので、つい「無理じゃない?」なんて言っちゃいそうなんですけど、スピードのような男性ならとことんついていきたいですね。きっと背中を押してあげる存在になりたいと思うはずです。

Q:最後に公開を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

スピード感はもちろん、ファンタジーな感覚が詰まっています。女性のわたしから観ると「やっぱり男性ってみんなこういう夢を持っているんだ」って感じましたね。だから男性が楽しめるのはもちろんですが、女性にとっては、お父さんだったり、兄弟だったり、それに恋人だったり、とにかく男性のことをよく理解できる作品だと思いますね。デートでもご家族と一緒でも楽しめるはずです。

テレビドラマの収録と同時期に行われたという今回のアフレコ。初の実写吹き替えということもあり、かなり苦労したはずの上戸だが「陰で努力すれば、本番では楽しめるんだってだんだんつかめてきた」と前向きなコメントを残してくれた。そんな姿勢こそが、多忙を極める毎日を見事に乗りこなす秘けつであり、彼女にスポットライトが当たり続ける理由だと実感させられるインタビューだった。クリスティナ・リッチとはまた一味違うヒロイン像は一見(一聴?)の価値ありだ。

(C) 2008 Warner Bros.Ent. All Rights

『スピード・レーサー』はサロンパスルーブル丸の内ほかにて全国公開中

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