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ウィリアム・フィクトナーステラン・スカルスガルドフー・ジュン
今月の特集 この俳優を偏愛!気になるバイプレーヤー特集
おなじみのスターが登場する大作映画の中で、どうにも気になるインパクト大の脇役たち。秋から正月にかけて公開される大作映画の中から、よく見かけるor妙に目立っているけれど、この人誰? のクセ者俳優たちをピックアップ。雑誌では決して大きく取り上げられることのないであろう、3名の味のあるバイプレーヤーたちの魅力を紹介しちゃいます!
*文章中には作品の一部ネタバレが含まれています。
(文・今祥枝)
ウィリアム・フィクトナー『ダークナイト』
世界中で驚異的な大ヒットを記録している映画『ダークナイト』。ヒース・レジャーの神懸り的な演技はもちろん、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマンといった渋い脇役たちがぞろぞろと登場する本作で目立つのは、相当大変なこと。なのだが、オープニングを飾ったウィリアム・フィクトナーはあまりにもおいしかった! 冒頭でジョーカー軍団が襲う銀行の支配人というのが彼の役どころなのだが、速攻で殺されてしまう役かと思いきや、でかい銃を手にたった一人でジョーカー軍団に応戦。さらに口に爆弾を放り込まれて、あわや……というシーンでは長々とクローズアップ! ハイ、ドラマファンの皆さんはこの顔にピンときますよね? テレビドラマ「プリズン・ブレイク」のシーズン2から登場するアレクサンダー・マホーン役でおなじみのあの人です。主人公の、天才マイケル・スコフィールドでさえも、脅威を感じるキレ者をクールに好演しています。
 
話は戻って、結局爆弾はニセモノで命拾いするのだが、そもそもどこか不穏な空気を漂わせる顔立ちのウィリアム。テレビドラマ「invasion -インベイジョン-」でも意味深なキャラクターを演じていたけれど、今回もまた意味あり気に生き残ったので再登場するかも!? と期待してしまったが、つかみはオッケーということでその後は登場せず。とはいえ、これほどのヒット作で冒頭を飾ったインパクトは絶大! これを機会に、顔と名前を覚えておきたいものです。
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ステラン・スカルスガルド 『マンマ・ミーア!』
ABBA(アバ)のヒット・メロディーに乗せて、ギリシャの島で展開する未婚の母と結婚を控えた娘の父親探しをにぎやかに描いたミュージカル映画『マンマ・ミーア!』。全世界で大ヒット・ロングラン中の舞台をほぼそのまま映画化。なので、当然のことながら映画はのっけから異様なハイテンション! 特にもとの設定よりも年齢高めのメリル・ストリープが、かつての恋人サム(ピアース・ブロスナン)、ハリー(コリン・ファース)、ビル(ステラン・スカルスガルド)と再会するシーンのウキウキとした演技に「やっぱりミュージカルはちょっと……」と腰が引ける人もいるはず。でも少し我慢して、そういうもんだと慣れてしまえば大丈夫。何だかんだいってメリルの歌は抜群にうまいし、女性陣は全員こなれている。むしろ不安定要素なのは、スリーアミーゴスのような男性陣だ。このメンツをキャスティングしたところが無謀というかナイスというか、彼らが歌うたびに観ている方はハラハラしたりニヤニヤしたり。ちなみに最もよく歌っていたのはピアースで、メリルとのデュエットでは顔を真っ赤にして熱唱。よくやったピアース! コリンの歌はまあ想定内といったところで、本作のインパクト俳優はステランである。
 
苦虫をかみ潰したような顔のステランに『マンマ・ミーア!』はミスマッチ。しかしその意外性がツボで、ラストでは思わず声を立てて笑いたくなるコメディー・リリーフに体当たり。さらにエンドクレジットでは全員集合して、へその辺りまで胸がはだけた全身ラメラメのまぶしい衣装で、ノリノリのパフォーマンスを披露! 映画ファンにはよく知られた演技派だが、重苦しい映画や役が多いだけに「ステランが笑ってる!」的な感動を味わえることは必至(ピアースの立派な胸毛も必見)。サントラでも彼らの歌声を聴くことはできるので、映画の鑑賞前に楽しんでみるのもオススメです。
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フー・ジュン『レッドクリフ Part I』

ジョン・ウー監督の話題作にして、割と公開が近くなってから後編があることをタイトルでも明らかにした映画『レッドクリフ Part I』。三国志を題材にした壮大な戦国絵巻のオープニングを飾ったのは、名将・劉備に使える勇猛な将軍の趙雲こと中国の実力派フー・ジュン。戦火の中、劉備の乳飲み子を救うために一人で敵地に乗り込み、八面六臂(ろっぴ)の一大シークエンスを展開するのだが、これが女子心をわしづかみにするかっこ良さ! 白馬にまたがりばったばったと敵をなぎ倒し、赤子を背負ってお仕えする殿のために獅子奮迅の活躍を見せる。剣さばきも立ち回りも実に堂々としていて大迫力! 一方で、いかにも人が良さそうで親しみやすい顔立ちと雰囲気が女子的にはポイントが高い。「そんな無茶な戦いぶりで赤子は大丈夫なのかい……?」と思わなくもないが、これは一種の神話なのだ! と、大いに盛り上がったところでいよいよ本題へ。そう、これは趙雲、張飛、関羽といった劉備一派の物語ではなく、孫家に使える知将・周瑜(トニー・レオン)と孔明(金城武)にフォーカスした映画なのでした。うーん、趙雲と劉備軍団の活躍をもうちょっと見たかったかも。

さて、フー・ジュンといえば、アジアフリークにとってはテレビドラマ「天龍八部」の主役でおなじみの人気者。聞けば、本人は演じた役のごとく強くたくましく、そして清く正しいイメージそのままで酒豪かつ美声の持ち主でもあるという、まさに英雄がぴったりのお人柄。私生活では、2001年に舞台女優の奥さんとの間に一女をもうけているが、おしどり夫婦であり、子煩悩なことでも有名だとか。やっぱり人柄が役に現れるものなのね! と納得の好演であります。
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ウィリアム・フィクトナーステラン・スカルスガルドフー・ジュン
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