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ラジカル鈴木のネットをにぎわすあの人!~シネマトゥデイ検索ランキングより~ 第5回吉高由里子

大型新人現る?
今月堂々の第2位は、現在劇場公開中の映画『蛇にピアス』で主演を務め注目が集まっている20歳のこのコ。2004年に、やはり20歳で芥川賞を受賞した金原ひとみ原作の映画化作品で、フィクションとはいえ作者の等身大の物語なので年令はちょうど。一見普通っぽくかわいらしくって、縦ロールが似合ってお嬢様っぽく、ちょっとギャル系。そんなコが、どんどん禁断の肉体改造の世界にハマっていくそのギャップが痛々しくて……。マンガ化のビジュアルは、もっとパンキッシュというか、いかにもバーストな感じで、イメージがちょっと違いますな。しかしこれが吉高自身の素ってワケではもちろんなくて、テレビドラマやほかの映画を観ると、メークのせいもあるけどまったく印象が違うんですな。吉高の魅力は、清と濁、純と邪、それぞれ対極のものが共生していて、どっちにでも染まってしまいそうな無垢(むく)さだと思います。強烈な個性がないぶん、素材としての女優と考えると強いですな。
吉高由里子

脱ぎっぷりがイイネ! シネマトゥデイ 人物アクセスランキング 2008年9月
話題になっている濡れ場~! 白くきゃしゃな肢体をあらわにし、入れ墨を彫られたりイロイロさられちゃう。細くって、あんまり僕の趣味ではないのだけど、これはこれで初々しくてそそられちゃいます(歳を取ってくるとストライクゾーンの拡大というか、許容範囲の肥大ってあるんでしょうか(笑))。若いってヤッパいいよな……そう、若いときはこのくらい軽々とやらなきゃあイケませんよ! 共演者によると、普通なら緊張するハードな状況にも動じず、大らかな性格のコだとのこと。監督が舞台演出の大御所・蜷川幸雄だし、話題作で相当のプレッシャーがあったはずだが、難なく演じ切ったようで、そこは血液型O型の成せる技(僕はプチ血液型信奉者)? また左利きってのも、何か感覚人間っぽくてイイ。大女優のライセンスはこれで得た!?

吉高由里子

事故で解脱!?演技に開眼
2004年のデビュー以来、若くして何本もの映画にワキで出演してキャリアを積む。2006年の映画『紀子の食卓』で第28回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞し、演技力はお墨付き。前作の映画『きみの友だち』のころは言動が何やらとっぴで、天然と言われたりしていたけど、まあ年相応、良く言えば大らかなんでしょヤッパリ。映画のほか、テレビドラマにも多数出演。そしてなぜ度胸がすわっているのか、興味深いエピソードをカミングアウト。本作の撮影直前に事故で重傷を負ってしまったらしく、その治療中に、こだわりなく演技することに開眼したという。体当たりでやらにゃあ意味がないと。まさに災いは、時としてステップアップへのチャンスっていうコトですか。

リアルかファンタジーか?
さすがに舌にピアスを開けるシーンや、スプリットタンがうごめくさま(これは共演の高良健吾)は本物ではないみたいですけど。もし本当に舌に穴を開けたり、舌を裂いていたら、これは本場のアカデミー賞モノですね。ちなみにCGだそうで、ほっ(実は僕は痛いのは大の苦手!)。映画の主な舞台は渋谷。ちょっと前の映画『ロスト・イン・トランスレーション』や、吉高が出ていた映画『渋谷区円山町』、最近公開された映画『TOKYO!』など、渋谷が舞台になっている映画は結構多い。センター街などの見慣れた風景がいっぱい出てきます。ほかは恐らく原宿、下北沢あたりかな。僕も渋谷に長年住んでますけど、こんなに恐ろしいところだっけ渋谷って!? とちょっとビビる雰囲気やシーンがいっぱい。でも、主人公たちに絡んでくるガラの悪いチンピラなんだけど、こんなのが実際にいるのは渋谷でなく新宿じゃないの? とも思うなあ(笑)。

観終わって。完成度は……
一つの、それまで取り上げられていなかった素材やテーマにフォーカスしてできた物語の場合、掘り下げ度合いが重要で……。映画の場合、浅いというか描き切れていないと感じることが多くて、本作もなぜ彼らが肉体改造にハマったのか、もし小説なら行間からそれがにじみ出てきて、ある程度あいまいでもOKなんだけど、映画だとその辺に疑問がわいてしまって、今一つ登場人物に感情移入ができなかったり。まあ、1時間半もしくは2時間あまりでは描き切れないのは仕方ないのかな。この主人公たちのような、地下に潜りたい嗜好(しこう)の連中がフツーの居酒屋には行かないのでないか(笑)? とか、なぜそこでわざわざ体をさらすように裸で飲んでいるのか? とか、ツッコミどころがいっぱいあり……。本当のこういった嗜好(しこう)の人たちがこれ観てどう思うのか知りたいような。まあそれは良いとして、ピュアな吉高の演技は一見の価値あり(エロいよ!)。ではまた次回!

イラストレーター・アーティスト。人物、女性をモチーフにしたポップ&キュート な作風を得意とし、各種媒体へイラスト提供。代表作は、読売新聞社・国立科学博物 館主催の「大顔展」の宣伝ビジュアル。現在は雑誌や新聞で映画レビューや旅行ルポ、 ダイエット記などを執筆しており文筆家としても活躍。著書「メタボ抜けたら ヨメが来た 男の食いしんぼ ダイエット」(オレンジページ刊)、「ラジカル式 にんにく本」(CCRE刊)発売中!

ラジカル鈴木
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