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加護亜依
『カンフーシェフ』
映画女優としても頑張って、将来的には何でもできる人になりたい!
『カンフーシェフ』加護亜依 単独インタビュー

取材・文:鴇田崇 写真:尾藤能暢

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芸能活動を休止していた元モーニング娘。の加護亜依が、香港映画の『カンフーシェフ』で復活! 重鎮サモ・ハン・キンポーや“F4”のヴァネス・ウーら豪華キャストを相手に、彼女自身も生身のアクションを披露していることでも話題の一作だ。芸能活動再開と同時に、本作で本格的な映画女優デビューも果たした加護ちゃんが、『カンフーシェフ』のこと、芸能界へと復帰した心境、そして将来の夢など、さまざまな話を赤裸々に語ってくれた。

■どんな仕事も気合いを入れちゃうんです!

Q:香港映画に参加することになったいきさつから、参加した感想までを教えてください。

はい。芸能界へ復帰するにあたってどんな仕事をしていくかを決めようとしていたときに、『カンフーシェフ』の企画のお話をいただきました。今まで仕事でもプライベートでも香港に行ったことがなく、しかも2、3日じゃなくて1か月の長期滞在。すべて初めての経験になったので、最初は不安で仕方がなかったです(笑) 。

Q:本格的な映画女優デビューと同時に、アクションも初めての経験だそうですね。

そうなんです。香港に着いた当初、3日間ほどオフがあったので、アクションの練習や街に慣れるための時間が取れました。3日間でいろいろな場所へ行って、さまざまな体験をしました。香港の文化や、たくさんのことを吸収できたと思います。車のクラクションを一つとっても、向こうの方々はアツイですよ(笑)。

Q:実際に撮影の段階に入って、自分のアクション・シーンを撮ってみていかがでしたか?

アクションはダンスと同じで、まずフリを覚えるんですよ。その段取りを覚えさえすれば、次にどう動けばいいのかがわかりますが、演技と同じでリアクションが超重要! でもスピードがあるものなので、どうしても忘れちゃうんです。わたしは運動オンチで方向オンチなので(笑)、大変でした。でも、現場そのものが勉強になりました。

Q:芸能活動復帰作という意味でも、かなりの意気込みで臨まれたと思いますが?

はい。でも、復帰作の『カンフーシェフ』だけじゃなくて、今はどんな仕事でも気合いを入れています。『カンフーシェフ』で香港に行って思ったのは、わたしのことを誰も知らない海外では、勝手に日本代表として自立しなくちゃいけないって思っていました。皆さんプロフェッショナルだったので、すごく刺激を受けました。

■人生のすべてが詰まっている映画

Q:香港映画界の重鎮であるサモ・ハン・キンポーから何かアドバイスはありましたか?

わたしのアクション・シーンを撮る直前ぐらいのタイミングでサモ・ハン・キンポーさんのアクション・シーンを生で見られる機会があったのですが、言葉が通じないので最初はなかなか溶け込むことができませんでした。最初は何カットも撮っているところをただ見ているだけでしたが、サモ・ハンさんは全然疲れないんですよ! サモ・ハンさんを映画で観ているだけでもオーラがありましたが、実際に生で見るともっとすごかったです!

Q:また若手イケメン俳優としても人気のあるヴァネス・ウーさんとのエピソードなどは?

ヴァネス・ウーさんは、撮影中にいつも絵を描かれていたんです。うまいというか、すごい個性的な絵で(笑)、毎日のように一生懸命に描かれていたのですが、その日によって絵の感じが違うんです(笑)。ある日、絵についてわたしが質問したら、葉っぱの中から手が出ている絵と説明されました。わたしも隣で一緒にゾウの絵を描いたりしましたが、ヴァネス・ウーさんはその日の自分の気持ちを絵に表現していたような気がします(笑)。

Q:アクションなど大変なことだけでなく、楽しい思い出もたくさん残せた現場でしたか?

つらいことも多かったけど、楽しい現場でした。楽屋のようなところでサモ・ハン・キンポーさんが出演された映画をみんなで一緒に観ていました。サモ・ハン・キンポーさんが楽屋を後にすると、ほかのテレビ番組に変えたりしたこともありましたけど(笑)、音楽番組には必ずといっていいほどヴァネス・ウーさんのF4が出てきたんです。みんなで盛り上がりました! 日本の音楽番組も流れていて、わたしが歌っている映像も流れてきました(笑)。

Q:そんな思い出が詰まった『カンフーシェフ』ですが、最初に観た感想はいかがでした?

初めにいただいた脚本とストーリーが変わっていきましたし、エンディングも少し変わっています。未使用のシーンもいくつかあって、台本どおりではなかったので、そういう意味で驚きましたが、感想は不思議だということですね。わたしがこの映画の中にいることが不思議で、最初は客観的に観ていました。料理と人生をかけているところのシーンなどはジーンとしますし、胸キュンもします! 人生のすべてが詰まっている、すてきな映画だと思いました。

■何でもできる人になりたい!

Q:芸能界復帰の最初の現場が日本じゃなく、海外の現場だったことはいかがでしょうか?

いいように言えばめっちゃカッコ良く聞こえますが、今思えば香港が復帰第1弾の仕事で本当に良かったと思います。わたしは自由気ままな性格なので、日本が合わないのかも(笑)。海外に行くと、みんながわたしのことを知らないじゃないですか。そうすると今まで自分でも知らなかった自分が生まれる。何かとても不思議ですね。海外では加護亜依でいる必要がないし、その国の色に染まれるし、染まりたい。何でも吸収できちゃいます。

Q:加護ちゃんの今後の芸能活動を通じた夢や目標、抱負を聞かせてください。

今は映画女優という肩書きがほしいですねー。先日、夏公開のホラー映画を主演で撮らせていただきまして、『呪怨』シリーズの最新作なんです! そのときにホラーって演技力がいるって思ったんです。何もないところで怖がっている演技をしなくちゃいけない。ちょうどそのころ、わたし自身がドタバタしていた時期で、共演者やスタッフの皆さんに励まされてガッツで乗り切りました。大変だけど、楽しいとも思ったんです。

Q:『カンフーシェフ』や『呪怨』シリーズの最新作を通して演技に開眼した感じですか?

わたしは撮影が始まる前や演技を始める前に、自分の性格を分析してノートに細かく書き出すという作業をするんです。その次に演じるキャラクターの分析をします。それから自分と似ているところを合わせる作業をして、似ていないところがあれば、自分の引き出しの中から探し出して、ノートに書きます。これがいいんです。『カンフーシェフ』に出たことも自信になりましたし、これをきっかけに映画女優としても頑張っていきたいです。

Q:中西圭三氏プロデュースの歌も出される予定で、活動が活発になっていきそうですね!

はい。歌も6月に出させていただきますが、何かを作り上げるからには、ただ自己満足で終わってはダメだと思い、作詞をさせていただきました。だからファンの皆さんに作品が届いたら、いい感想だけでなく、悪い感想もいただきたいんです。それこそ飲食店みたいですけど(笑)、おいしい、まずいなど、いろいろな意見を知るためにいろいろな感想が聞きたいです。女優として長く続けていきたいですが、将来的には何でもできる人になりたいです。

「初めて心から人に薦められる作品です!」という加護。香港での楽しくも過酷な撮影を経て、自信を取り戻したと語る彼女の解放的な笑顔が印象的だった。夏には主演のホラー映画が公開されるニュースも飛び出し、女優、歌手として復帰後も好調! 「今年はチェンジの一年なんです!」と宣言する加護ちゃんは今後もサプライズをくれそうだが、まずは『カンフーシェフ』で、映画女優に開眼した加護ちゃんのファイトを体感しよう。

『カンフーシェフ』は4月25日よりシアター・イメージフォーラムほかにて全国公開

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