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観月ありさ&松下由樹
『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!』
3日間くらいずーっといきんでいました!
『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!』観月ありさ&松下由樹 単独インタビュー

取材・文:斉藤由紀子 写真:尾藤能暢

大ヒットシリーズ「ナースのお仕事」のスタッフ・キャストが再集結し、新たなエンターテインメントを作り上げた。『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!』は、とある産婦人科を舞台に、個性豊かな妊婦たちがドタバタを繰り広げる出産コメディー。本作で、突然の妊娠に戸惑う女性編集者を熱演した観月ありさと、4人目の子どもを身ごもるベテランママ役に挑んだ松下由樹が、撮影の裏話やお互いの素顔について語ってくれた。

■出産シーンの撮影で酸欠状態に!

Q: お二人とも出産は未知の世界だと思うのですが、妊婦役への挑戦はいかがでしたか?

観月:妊婦の役は初めてだったので、どこまでリアルにお芝居ができるのか、かなりのチャレンジでした。撮影中は助産婦さんが近くにいてくれたので、初産がどういったものなのか、陣痛はどのくらいの間隔でくるものなのか細かく聞いて、何とか出産シーンに挑むことができました。

松下:わたしは出産シーンの経験はあるんですけど、4人目を産む子だくさんのお母さん役や、満月の夜に妊婦たちが同じ分娩(ぶんべん)室で出産するという特殊なシーンは経験がなかったので、どこまで現実味を与えられるか考えました。

Q:映画史上最長とも思える感動の出産シーンでしたが、撮影は大変だったのでは?

松下:そうですね、撮影はとにかく時間がかかりますので、ほぼ1日がかりでやっている状態でした。わたしもほかの女優さんも、それぞれ半日くらいはいきんでいたんじゃないかと思います(笑)。あ、半日はオーバーかな?

観月:オーバーじゃないですよ! しかも、撮影は3日くらいかかりましたよね。3日間ずーっといきんでいました(笑)!

Q:かなり体力を消耗されたんじゃないですか?

松下:そうなんです! 自分でも不思議だったんですけど、演技とはいえ、出産は体力を使うものだということを実感しました。でも、途中で眠くなってきちゃって……。

観月:いきんでいると脳に酸素がいかなくなって、酸欠になってきちゃうんですよね。だんだんフワ~っとしてくるというか。

松下:ちょっと眠くなってきましたー、なんて二人で言いながら撮影しました(笑)。

■仕事と出産との選択は女性ならではの悩み

Q:観月さんふんする陽子は、キャリアと出産の選択で悩みます。お二人も、そんな状況になったら悩んでしまいそうですか?

松下:今の時点でどちらかを選ぶとしたら、わたしは仕事を中心にしていますので、悩むことはないですね。でも、陽子さんのようなケースだったら当然悩みますよね。

観月:本当に、「どうしよう……」ってなりますよね。

松下:この映画の陽子さんは、仕事もしたかったんだけど、子どもができたことで自然にお母さんになっていくという、すごくリアルな女性を表現していると思います。女性が観たら共感できるんじゃないでしょうか。

Q:陽子は妊娠が発覚する前と後ではイメージが激変しますよね。実際、妊娠すると顔つきが変わるといいますが、観月さんは意識して演じたのですか?

観月:女性ってお母さんになると、すごく優しい顔になりますよね。そういう、女性の変化を表現したかったので、最初のキャリアウーマンのころは、メークも衣装も含めてキツいイメージで演じて、最終的にはやわらかく優しい感じにしていきました。

Q:松下さんが演じた春江は、たくましいお母さんぶりがとてもリアルでした。

松下:皆さんにそう言われます(笑)。今回はテレビドラマ「ナースのお仕事」からの心を許せるスタッフなので、おせっかいな春江さんをどう演じるかは、考えなくても自然に入り込んでいけました。だからこそ、うちの近所にもいる! みたいな親しみやすいお母さんの雰囲気になったんじゃないかと思います。

■名コンビとして知られる二人の素顔とは?

Q:「ナースのお仕事」以来、しっかり者の松下さんと自由奔放な観月さんというイメージが定着していますが、実際はどうなんですか?

松下:『ナースのお仕事』のいずみちゃんって、基本的にありさちゃんの中にあるものだと思います。飾らなくて天真爛漫(らんまん)なところもありますし。何よりも笑顔に癒されるっていうのは、いずみちゃんもありさちゃんも同じですよね。でも、あんなにドジはしないと思いますけど(笑)。

観月:由樹さんは本当にしっかりしていて、いつも引っ張ってもらっている感じです。

松下:ホント? ありがとうございます(笑)。

観月:でも、たまに由樹さんが先に歩いて行って、後について行けば間違いないだろうと思ってついて行くと、道を間違えていたりするんですよね!

松下:ええ、自信満々で間違えたりします。でも大丈夫、これからもついてきてください(笑)。

Q:本作の陽子はお酒の勢いで妊娠してしまいますが、お二人はお酒で失敗した経験はありますか?

観月:実生活ではあんまりないんですけど、「ナースのお仕事」のとき、箱根にロケに行ったんですよ。クールの変わり目だったので、みんなで中打ち上げをしたんです。何だかうれしくて、スタッフも出演者も深酒しちゃったんです。

松下:ありましたねぇ(笑)。

■とてもリアルな出産時の男性たち

Q:脚本も手掛けた両沢和幸監督が男性なだけに、出産時の男性の描き方もきめ細やかでしたね。

松下:両沢監督は男性なのに、女性のセリフがとてもリアルなんですよね。そして、出産に立ち会う男性の強さも、どうにもできないオロオロさ加減も、すごくリアルだと感じました。男性は見守るしかできないんだけど、一緒にいきんじゃうところとか(笑)。

観月:立ち会い出産で手を握っても奥さんに払われる、みたいな。何かしてあげたいんだけど、「邪魔!」って言われたりして(笑)。

Q:では最後に、出産の素晴らしさを表現したお二人から、本作の見どころを教えてください。

松下:出産に対してポジティブにとらえられる、イコール人生に対して前向きになれる作品です。お子さんをお持ちのお母さん方はもちろん、これからお母さんになろうとしている若い世代の方々にも観てほしいと思います。

観月:出産という人生の大きな転機を、とにかくコミカルに描いています。出産っていうとナーバスに感じてしまう方もいるかもしれませんけど、ライトな気持ちで笑いながら観てもらいたいですね。それから、これは男性にも観ていただきたい映画です。家族のきずなや子どもの存在など、いろんなことを考えていただけると思います。

ほんわかとしたムードを醸し出す観月と、実に男前なキャラクターの松下。朝倉! 先輩! でおなじみの名コンビは、まさに、あうんの呼吸という表現がピッタリ。インタビュー現場には両沢監督も顔を出し、二人の会話を穏やかな笑顔で見守っていた。そんな“ナースのお仕事チーム”の固いきずなが、笑って泣けて人生を応援してくれる、最高の出産エンターテインメントを生み出した。妊婦たちが満月の夜に起こす命の奇跡に、心温まる感動を覚えるはずだ。

(C) 2009「BABY BABY BABY!」製作委員会

映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!』は5月23日より全国公開

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