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名女優ケイト・ウィンスレットの魅力に迫る!

 本年度のゴールデン・グローブ賞授賞式において、映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』で最優秀主演女優賞(ドラマ部門)、映画『愛を読むひと』で助演女優賞のダブル受賞を成し遂げ、同作品では念願のアカデミー賞主演女優賞を獲得したケイト・ウィンスレット。今や、ハリウッドを代表する演技派女優と呼ばれる存在となった彼女の魅力に迫ります。
『タイタニック』で一躍人気女優に

 祖父母、両親、叔父、姉、妹共に俳優という俳優一家で育ったケイト。彼女は、1995年公開の映画『いつか晴れた日に』で、いきなりアカデミー賞助演女優賞候補に選ばれました。以来、映画『アイリス』では助演女優賞、映画『タイタニック』『エターナル・サンシャイン』『リトル・チルドレン』、そして今年の『愛を読むひと』で主演女優賞と計6回もノミネート候補に選ばれているのです。実は33歳で6回のアカデミー賞ノミネートは最年少記録なんだとか。

 そんな演技派女優で知られるケイトですが、当時全世界で驚異の興行成績を記録した不朽の名作『タイタニック』のヒロイン、ローズ役で、当時無名だった彼女の名前が全世界に知れ渡りました。しかし、この作品は、ケイトにとってプラスなことばかりではなかったそうです。本作がきっかけで、主演のレオナルド・ディカプリオとケイトは、ジャックとローズのイメージがなかなか抜けず、その後の演技でもかなり苦労したよう。しかし、『タイタニック』がきっかけでレオとケイトの間には、表現者としてのきずながより深まっていったのは言うまでもないでしょう。

 レオとケイトはその後、映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』でも再共演を果たしています。ケイトは脚本にほれ込んで、夫役はぜひレオにしてほしい、と猛アタックしたそうです。『タイタニック』から11年。再び共演することとなった二人は、当時とは違う味のある演技を披露してくれました。また、本作でケイトは夫婦という親しい関係に訪れる葛藤(かっとう)や闇を描くため、私生活でパートナーである映画『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス監督を指名したそうです。濃厚なラブシーンもありますが、あえて夫を指名するところがケイトのすごいところですね。

サム監督とは理想の夫婦といわれるほど!
Stephen Lovekin / Getty Images

ストレス発散は食べること!

 ところで、仕事以外でのケイトに関するニュースといえば、必ずといっていいほど登場するのがボディーの話題です。  過去に『タイタニック』『リトル・チルドレン』などで大胆なヌードを披露したことが話題になっています、また大戦後のドイツを舞台にした『愛を読むひと』でもセミヌードを披露していることから、一部の評論家から「ヌードによってホロコーストを矮小(わいしょう)化している」と非難されたこともあったそうです。

 2004年に発売されたアメリカの雑誌「ヴァニティ・フェア」の表紙では、コートを羽織っただけのセミヌード姿が、いつものぽっちゃり体型とはかけ離れ、非常にスリムだったことから「修正では!?」と話題を呼びました。しかし、ケイト側は否定のコメントを発表しています。こうした疑惑をあえてハッキリさせるところが、実にケイトらしいですね。ほかにもけがの治療のために通院していた際、「グラッツィア」誌に体重を減らすためと掲載され、訴訟を起こしたことも。ちなみにこの裁判は、ケイトが勝訴しています。

 このように体型のことで何かと騒がれるケイトですが、そんな彼女のストレス発散法は、もっぱら食べること! しかも、エクササイズは一切せず好きなものを食べているとか。そんなストレス発散法が実に庶民的で、飾らない姿がケイトの魅力ではないでしょうか。

 

みんな、私の体型が気になるのね~
Jon Kopaloff / FilmMagic / Getty Images

シャンプーボトルが、念願のオスカー像に!『愛を読むひと』

 8歳のとき、お風呂場の鏡の前でシャンプーボトルを手にして、オスカーの受賞のスピーチ練習をしていたというケイト。そんな彼女が、授賞式で念願のオスカー像を手にしたときの喜ぶ姿は、忘れられません。特に、会場を見渡し「パパ! どこにいるの?」と述べた後に「ピー!」と会場から口笛が鳴る一幕は、とても心温まるシーンでした。『タイタニック』のイメージや、体型のことで何かと苦労していた彼女の真の実力が、やっと世の中に認められた瞬間でした。

 『愛を読むひと』は、ベストセラー小説「朗読者」を原案に、映画『めぐりあう時間たち』の名匠スティーヴン・ダルドリー監督が映像化したもので、青年と中年女性の激しい恋と突然の別離、そして衝撃的な再開を描いた30年間に及ぶ究極のラブストーリーです。実は、この作品はニコール・キッドマンの代役で決まったそうで、一度オーディションで落ちたケイトにとっては、うれしいことだったそうです。

 本作でケイトは、複雑な過去を持つミステリアスな女性ハンナの30年間を見事に体現しています。そんな彼女の存在感は、あまりに強烈でありながら繊細(せんさい)で、劇場を後にしても余韻が残る演技を見せてくれます。

 そして本作でもヌードシーンを披露していますが、役柄にリアリティーを持たせるため、あえて中年の女性体型をキープし、吹き替えは断固拒否したそうです。そんなところにも並々ならぬ役者根性を感じますね。常に自分らしさを追求する彼女は、女性の鏡ともいえるのではないでしょうか。

 映画『愛を読むひと』は6月19日よりTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国公開

オスカー像のおしりを見つめ「ワオッ!」とケイト
Jason Merritt / Getty Images


映画『愛を読むひと』より
(C) 2008 TWCGF Film Services II, LLC. All rights reserved.

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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