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宮迫博之
『宇宙(そら)へ。』
嫁と宇宙旅行ですか? きっと「面倒くさい」って言われます(笑)
『宇宙(そら)へ。』宮迫博之 単独インタビュー

取材・文:内田涼 写真:吉岡希鼓斗

設立50周年を迎えるNASAが厳重に保管してきた記録映像を基に、映画『ディープ・ブルー』『アース』で知られるBBCワールドワイドが製作したドキュメンタリー映画『宇宙(そら)へ。』。ロケットの打ち上げ失敗や飛行士の死など、これまでほぼ門外不出だったNASAの壮絶な歴史を通して、宇宙開発に懸けた人類の軌跡を描いた本作で、ナレーションを務めた宮迫博之が、ナレーター抜てきの感想や宇宙への思いを語ってくれた。

■ナレーター抜てきがドッキリかも!? と半信半疑

Q:今回、ドキュメンタリー映画のナレーションに抜てきされたご感想から教えてください。

とても光栄ですよ。でもアフレコの当日まで半信半疑で、マネージャーにも「これ、ドッキリちゃうやろな」って3回くらい確認しましたよ。最近は、こういう手の込んだドッキリがはやっていますからね(笑)。

Q:作品の内容も非常にまじめですしね。

そうなんですよ。こんなまじめなんでね、ちょっと恐縮もしているんですけど。

Q:最近ではNHKのドキュメンタリー「沸騰都市」でのナレーションも高く評価されていますね。

このところ、声の仕事も増えてきていて、僕みたいなのがNHKさんに足しげく通わせていただいています。それを聞いてもらって、今回のお仕事が実現したということで、うれしく思いますね。

Q:宮迫さんは、ご自身がナレーションを務めることについて、どう思いますか?

やっぱり不思議な感覚ですね。自分の顔なり、姿なりが出ていない仕事をすると思っていなかったので。ときどきテレビから、自分がナレーションした声がふっと流れると変な気持ちがするもんで(笑)。なかなか自分の声だけを客観的に聞く機会もありませんからね。

■長男の名前は「宇宙(そら)」になる予定だった!?

Q:作品をご覧になった感想を教えてください。

ばく大なお金をかけたロケットが、あっけなく爆発してしまうシーンを観ると、ちょっと複雑な気持ちになりますよね。お金はもちろんですが、いろんな人たちの思いも込められているわけじゃないですか。それが一瞬でダメになってしまうのは……。でも、そういった失敗が現在の宇宙開発の礎になっているのも事実なんで、この作品を観るとね、何事も一歩一歩が大事なんだということが伝わってきますね。

Q:長男の陸くんもそろそろ宇宙に興味を持ち始めるころかもしれないですね。

そうですね、もう小学3年生なんで。宇宙に興味があるみたいで、質問してくることもありますよ。実は最初、子どもの名前を宇宙(そら)にしたかったんですよ。ガンダム大好きなんで(笑)。でも嫁に却下されまして……。宇宙の次に海(うみ)を提案したんですけど、これもダメで陸(りく)になりました。だから次の子どもこそ、ぜひ宇宙(そら)にしたいですね。

Q:宮迫さんの宇宙への興味は、やはりガンダムからですか?

えぇ、ガンダム世代なんで、そこが(宇宙への興味の)入口になっている部分はありますね。「人が想像できることは、すべて実現可能である」っていう名言もありますし、想像(アニメ)の世界で、あれだけ明確にいろんな宇宙技術が想像できているのであれば、いずれそうなるんじゃないかと。もちろんそこにたどり着くまでには、『宇宙(そら)へ。』で描かれているようなたくさんの犠牲が伴ってくると思いますけど、夢は広がりますよね。

Q:近い将来、気軽に宇宙観光ができる時代が来るかもしれませんね。

いいですねー。やっぱりね、死ぬ前に一度は宇宙に行きたいですよ。宇宙から見た地球ってどんなんやろって。無重力も体験したいですね。宙に浮くってどんな感じなんですかね。うちの嫁と宇宙旅行ですか? うーん、きっと「面倒くさい」って言われそうです(笑)。

■俳優業は、お笑いという土台があってこそ

Q:この作品はドキュメンタリー映画ですが、逆に自分がドキュメンタリーされる側になるのはいかがですか?

それはねぇ、すんごくあこがれがあるんですよ。自分がまじめなことをしゃべっているのを、斜めから撮ってもらう感じ(笑)。以前、テレビ番組で出川(哲朗)さんのドキュメンタリーをやったんですよ。「情熱大陸」のパロディーで、「出川大陸」っていう。もちろん見ながら笑っていたんですけど、実はちょっとうらやましくて(笑)。

Q:俳優やナレーターとして大忙しの宮迫さんですが、ズバリ今、「ご職業は?」と聞かれたら、何と答えますか?

やっぱり芸人ですね。そこがブレてしまうと「何やってんねん」ってことになりますし、お笑いっていう土台があるからこそ、俳優業も成立しているんで。自分のことを、俳優だなんていうのもおこがましいし、恐れ多いですよ。だから俳優やナレーションのお仕事は、すごく楽しんでやらせてもらっています。楽しくて仕方ない。本当、「ありがとうございます」ですよ。

Q:最後に、映画『宇宙(そら)へ。』を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

いろいろな人の苦労や努力があって、こうして人類が宇宙に飛び出せるようになったんだということがよくわかる、本当に素晴らしい映画だと思います。いろんな角度から宇宙を知ってもらえる内容なんで、お年寄りからお子さんまで、幅広く観ていただきたいですね。ぜひこの映画を通して、宇宙(そら)につながってください!

インタビュー中は真剣な口調で語る一方、写真撮影ではテンション全開でおなじみの「宮迫です」ポーズを取るなど、終始サービス精神にあふれていた宮迫。その振り幅こそが、お笑い、演技、そしてナレーションと多彩な才能を発揮するカギなのかもしれない。次はどんな顔(そして声)を披露してくれるのか? ますます今後の活動から目が離せない宮迫の渋いナレーションが、この夏、あなたを宇宙(そら)へと導いてくれるはずだ。

『宇宙(そら)へ。』は8月21日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開

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