シネマトゥデイ

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ロバート・パティンソン、加藤ミリヤ
『ニュームーン/トワイライト・サーガ』
自分を愛して、自分のことを理解することが成功への道
『ニュームーン/トワイライト・サーガ』ロバート・パティンソン、加藤ミリヤ 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ 写真:秋山泰彦

全米ベストセラー小説を映画化した、人間とバンパイアとの禁断の恋を描いた映画『トワイライト~初恋~』の続編映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』がついに完成した。人間の少女と恋に落ちるバンパイアのエドワードを演じるのは、いま最もセクシーな俳優と言われているロバート・パティンソン。来日時はあまりの人気に成田空港をパニックで包んだ彼と、本作の大ファンで、イメージソングも担当した加藤ミリヤがインタビューに応じてくれた。

■お互いが強く惹(ひ)かれ合う恋がしたい(ミリヤ)

Q:ミリヤさんが初めて前作の『トワイライト~初恋~』を観たときの感想を聞かせてください

ミリヤ:本当に今回一緒にお仕事をさせていただいたからでも、リップサービスでもなく、すごく面白かったです。特にわたしは女子なので、この作品は女の子にとって大好きな世界だと思うんです。ドラマチックで、ロマンチックで女の子にはもってこいの映画だと思います。わたしもエドワードとべラのようにお互いが強く惹(ひ)かれ合う恋をしたいなって思いました。

Q:女性からは本当にロマンチックな世界だと思うんですが、男性側から観るとどういうところに共感したり、楽しむことができると思いますか?

ロバート:男性と女性との大きな違いって、女性は初めから恋をすごく楽しむことができるでしょ? でも僕が思うに、男性が女性に対して恋に落ちると、それは楽しいというより、恐怖だったりするんだよ。それはもう最初からね。でも『トワイライト~初恋~』では、二人とも純粋に恋を楽しんでいるから、男性側からするとちょっと違うって感じたかもしれないね。

Q:『ニュームーン/トワイライト・サーガ』では、楽しいというよりつらい恋心のほうが前面に出ていましたね?

ロバート:そうだね。男が女の子を本当に好きになると自分自身に直面することになるんだ。たとえば、彼女に対する態度とか、自分の嫌なところがどんどん見えてきちゃう。どの男でもそうだと思うんだけど、彼女との関係をパーフェクトにしようと思えば思うほど、関係が崩れていってしまったり、うまくいかないことに耐えられなくなっちゃう。今回はそういう男のつらい気持ちがうまく描かれていたと思うよ。少なからず、僕はそういう男性の気持ちをよく知っているからね。

■女性に対する思いやりの深さが、クラシックな男を作る(ロバート)

Q:ミリヤさんは、エドワードのどんな部分に男性的な魅力を感じられましたか?

ミリヤ:エドワードの隣にベラが座るシーンで、目が合ったのにふっと目をそらすんですよ。あそこが「そんなことされたら気になっちゃうじゃん!」って思いましたね。あとエドワードみたいに、謎めいている男の人ってやっぱり惹(ひ)かれちゃいますね。それから、あの目! あんなに力のある視線を送られちゃったら、好きになっちゃいます(笑)。

Q:エドワードは、どこか古風な雰囲気がしているところも魅力的だと思いますが、ロバートさんから見て、そんなエドワードから学べるところはありましたか?

ロバート:確かにエドワードって、クラシックな男だと思うよ。女性に対する態度とかもそうだしね。でもクラシックな感じっていうのは、女性に対する思いやりの深さで生まれるものだと思うんだ。最近の男女の関係を見ると、どことなく荒いというか、きつい印象を受けたりするんだよね。でも昔の人は、相手を大切にしてあげて、きちんとしたマナーを守って、お互いを思いやっていたんじゃないかなって思うんだよね。

Q:エドワードの持つバンパイアの冷酷な部分と、人間的な部分の表現をどのように作り上げていったんでしょうか?

ロバート:僕は特にバンパイアっぽい動きを出したいとは思わなかったんだよ。たとえば、ホラー映画に出てくるような、両手をあげて「うわ~っ!」って襲い掛かってくるようなのは嫌だったんだ(笑)。でもバンパイアがいつも考えていることはやっぱり「血」なんだ。だから僕が最初に見つけたヒントはそこで、彼らは「血」に対してちょっとした中毒があると思うようにしたんだ。たとえばドラッグのようなもので、結局は血が欲しくてたまらない、24時間血のことが頭から離れない。だから血が欲しくて、殺したくないのに、殺したくなっちゃうんだよね(笑)。そんなことに共感なんて難しいよ(笑)。

■「Destiny」で、女の子の情熱的な姿を表現したかった(ミリヤ)

Q:ミリヤさんは、いつも女性の切ない恋心を歌われていますが、今回はまた少し違うテイストの歌になっています。本作からはどんなことをインスパイアされてイメージソングを作られたんでしょうか?

ミリヤ:わたしはいつもテーマを持って曲作りをしているんですが、やはり今回一番大切に感じたのはこの映画の軸となっているテーマを読み取ることでした。それでまず、『トワイライト~初恋~』を観て「あなたがどんな人でも、あなたがわたしを傷つけたとしても、わたしはあなたに運命を感じている」という歌詞につながる強いメッセージを感じたんです。それで「運命」って言葉が浮かんで、「Destiny」という曲を作ろうと思いました。

Q:バンパイアの映画なのに入り込んでしまうこの映画のように、歌詞も女性が共感しやすいリリックに仕上がっていましたね。

ミリヤ:そうですね。バンパイアに恋をするという作品ですけど、わたしの音楽を聴いてくれる女の子たちが、もっと身近に感じてくれるように、現実的な世界に落とし込みたいと思いました。今回は、ベラとエドワードとジェイコブの3角関係がますますヒートアップしていましたよね。ベラにとっては、運命の人だと感じているエドワートという人がいるのに、ジェイコブという自分を大切に想ってくれる人がいて……。この人となら幸せになれるかもしれないってわかっているのに、でもやっぱり自分が好きだと思う男性のほうに行ってしまうのが女の子だと思うんですよね。そういう女の子の情熱的な姿を表現したいと思いました。

Q:ロバートさんは、「Destiny」を聴いた印象はいかがでしたか?

ロバート:プロモーション・ビデオを見せてもらったんだけど、まるで映画のように仕上がっていたね。すごくすてきだった。でも、もっと日本語の歌詞が理解できればなって、それだけが残念だよ(笑)。

■自分自身を見失わず、正しい道を進んでいきたい(ロバート)

Q:最後の質問になりますが、ミリヤさんもロバートもとても若くして成功していますよね。チャンスを大きな成功につなげられた理由とは何だと思いますか?

ミリヤ:わたしは自分を愛して、自分のことを理解することが成功への道につながるんじゃないかと思っています。

ロバート:自分が成功を収めると、たくさんの人たちが自分にいろんなものを求めてくるようになるから、それはすごく怖いんだ。でも、自分を正しい道にいつも進ませることができれば、おかしなことにはならないと思う。成功すると、何千人もの人が自分の人生にかかわってくるから、自分が成功を収める前に、自分自身を見失わないこと、それから自分が何者かを理解して、いつまでも忘れずにいることが大切だと思う。僕自身、これから自分を見失わずに正しい道を進んでいきたいって願っているんだ。

加藤ミリヤもロバートも、20代前半で成功を収めた者同士。ジャンルや活躍している国は違えど、二人のアーティストに共通しているのは、「自分の作品を誰よりも、きちんと理解している」ということだろう。成功に不可欠なことは何か尋ねたとき「自分のことを理解すること」と、二人の答は偶然にも一致していた。ロバートふんするバンパイア・エドワードとベラ(クリスティン・スチュアート)の恋の行方にハラハラしながら、加藤ミリヤのイメージソングを聴いて、あなたも忘れかけた初恋の思い出に浸ってみてはいかがだろうか。
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映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』は11月28日より新宿ピカデリーほか全国公開

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