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0~60's 美男美女ファイル (Good-looking actors)

 8月28日からこれはデジタル・リマスター版で公開されるエドガー・アラン・ポー原作のオムニバスドラマ映画『世にも怪奇な物語』。出演しているアラン・ドロンブリジット・バルドーらは、誰が何と言おうと美男美女。モード界でも今年の秋冬は1950~1960年代のクラシカルがはやりそう! その当時、銀幕で活躍した見目麗しい名優たちの姿を楽しんでみませんか?
世界が認めた男前 アラン・ドロン

 1960~1970年代にかけて、「いい男」「二枚目」の代名詞だったアラン・ドロン。1935年生まれ、現在74歳のフランス人俳優。彼の代表作といえば『太陽がいっぱい』。作品を観たことがなくても、名前くらいは聞いたことがある人も多いのでは? しぐさや表情に憂いを帯び、陰のあるような役が良く似合う男前! ということで、本国フランスよりも日本での人気が高かったといわれているほど、人々を熱狂させました。今も昔も、日本人はイケメン好きなのですね。これまでにも、日本にはペ・ヨンジュンや、レオナルド・ディカプリオといったブームとなったイケメンはいましたが、ドロンとの人気の違いは、男性もトリコにしたという点でしょう。

 男性が彼のファッションやタバコの吸い方をマネする、当時そんな存在だったドロン。今でいえば、ジョニー・デップのような感じかもしれません。ドロンが衝撃的にかっこ良く、多くの男性を魅了した青春映画『冒険者たち』、殺し屋を演じた『サムライ』で、ドロン様を楽しんでみてはいかがでしょう?

全方位パーフェクトといわれた男
RDA / Getty Images

 
スクリーンの妖精 オードリー・ヘプバーン

 女子でさえ悶絶(もんぜつ)してしまうキュートな女優といえば、17年前の1993年1月20日に63歳で亡くなったイギリス人女優オードリー・ヘプバーン。代表作は『ローマの休日』。この作品は、彼女のハリウッドデビュー作で、アカデミー賞主演女優賞を受賞。有名になり、多くの人を魅了したオードリーですが、生涯の出演作品は意外と少なく、子育てに専念するために1960年代後半から10年ほどは出演作がありません。

 死後もなお、愛され続けるオードリー。ヘプバーンカット(ショートカット)やサブリナパンツなど、日本でもブームが巻き起こり、そのファッションやスタイルは同性から注目の的。しかし、彼女にもコンプレックスはありました。この時代では珍しく170cm(または、それ以上)の長身のため、ペタンコの靴を履き、きゃしゃな体だったため、大きい胸が目立つということで、さらしのようなもので押さえていたといいます。今の時代ならば申し分ないスタイルなのに……。

いつ見てもやっぱり美しい
Bud Fraker / Getty Images

 
魔性の美男子 ヘルムート・バーガー

 『ベニスに死す』などで知られるイタリア映画界の巨匠、故ルキノ・ヴィスコンティ監督のミューズ(男子ですけど)、オーストリア人俳優ヘルムート・バーガー。整った顔に、ちょっと冷たそうな雰囲気がグッとくる男前です。

 映画撮影の見物に来ていた役者志望のヘルムート(当時21歳)、その麗しい姿に心を奪われたヴィスコンティ監督(当時58~59歳)。これが二人の出会い。この数か月後から、ヴィスコンティが亡くなるまでの12年間、彼らは恋人同士でもあり、「僕はヴィスコンティの未亡人」と言ったのは有名な話。

 ヴィスコンティは、無名のヘルムートに役を与え、文化人らに会わせ、彼を名実共に一流の役者にさせたいと『ルードウィヒ』を制作したというから、その寵愛(ちょうあい)ぶりは言わずもがな。ヴィスコンティのためだけに演じてきたヘルムートにとって、彼の亡き後の俳優人生は、日本ではほとんどお目にかかることができなくなりました。

自由奔放過ぎてヴィスコンティの嫉妬もすごかったとか。
Tom Wargacki / WireImage

 
小悪魔女子 ブリジット・バルドー

 今年何かと取り上げられているのはヨーロッパのセックス・シンボル、ブリジット・バルドー。8月28日から特別上映される「ブリジット・バルドー生誕祭」と題して5作品(『素直な悪女』『裸で御免なさい』『月夜の宝石』『殿方ご免遊ばせ』『わたしのお医者さま』)、そして『世にも怪奇な物語』のオムニバスの1本<影を殺した男>では、若かりしブリジット・バルドーとアラン・ドロンが共演。

 ブリジットことBB(彼女の愛称)は、1934年生まれ、現在75歳のフランス人女優。その昔、アメリカのセックス・シンボルがマリリン・モンローなら、ヨーロッパのセックス・シンボルはBBといわれたほど! 無邪気の中にも挑発的な雰囲気と、小悪魔的な魅力で男性のみならず、ファッション・アイコンとして女性の心をつかんでやまないBB。目の回りを黒くぐるっと囲み、目尻をハネ上げると「バルドーメイク」の完成。また、計算し尽くされた無造作風のヘアなど、シエナ・ミラーをはじめ多くのモデルが今でも取り入れています。

 そして、ルイ・ヴィトンの2010年秋冬コレクションは、ブリジット・バルドーの出世作『素直な悪女』にインスピレーションを得たコレクションを展開! そのほか、セリーヌやイヴ・サンローランは、カトリーヌ・ドヌーヴ、プラダはベリンダ・リーといった女優たちにインスピレーションを受けた、1950~1960年代のクラシカルスタイルを提案しています。

 当時のメイク、ファッションを見られる貴重な「ブリジット・バルドー生誕祭」と『世にも怪奇な物語』の公開に足を運んでみるのもいいかもしれません!


(C) 1957 FILMSONOR - LES FILMS ARIANE - CINETEL - PRETORIA

 

『世にも怪奇な物語』より<影を殺した男>のドロンとBB
(C) 1967-TF1 INTERNATIONAL - PRODUZIONI EUROPEE ASSOCIATES S.A.S.

 
文・構成:シネマトゥデイ編集部
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