シネマトゥデイ

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溝端淳平、木南晴夏、五十嵐隼士
『君が踊る、夏』
すごく楽しかったです! それから、すげえ気持ちよかったです!
映画『君が踊る、夏』溝端淳平、木南晴夏、五十嵐隼士 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ 写真:吉岡希鼓斗

難病の少女との約束を果たすため、「よさこい踊り」にすべてをかける若者たちの青春群像を描いた映画『君が踊る、夏』。坂本龍馬ブームの高知県、土佐を舞台にした本作は、土佐の美しい風景と、伝統的なよさこい祭りをテーマに、実話を基にした感動作。上京して、自分の夢を追いながらも、故郷のよさこい祭りに情熱を燃やす主人公・新平をさわやかに好演している実力派・溝端淳平、ヒロインをピュアに演じている木南晴夏、そして、新平の親友役を男気たっぷりに演じた五十嵐隼士に、話を聞いた。

■撮影中、ふと「おれ、草食系男子になろう!」って思い立ったんですが……

Q:上京して、夢を追いながらも挫折を感じたりしている主人公・新平や、地元に残った香織と司。日本には、同じような境遇の若者がたくさんいると思います。それぞれに共感する部分もあったかと思いますが、どんな思いで今回の役に臨みましたか?

溝端淳平(溝端):実は最初に台本を見たときに、「……」があまりにも多くてびっくりしたんです(笑)。つまり、人のお芝居を受ける、ということなんだと思って、リアクションや表情に気を付けて演じました。夢を追っているという部分は、僕も彼と同じように上京して、役者として夢を追っている身なので、共感する部分は多かったです。でも彼のベースになっているのは、やっぱりふるさとの高知ですから。撮影に入って、実際に高知の自然に触れたりして、彼のキャラクターを作っていきました。

木南晴夏(木南):わたしの役柄は、自分の感情を隠したり、無理して笑ったりすることが多かったので、実際に撮影中も考えることが多かったです。でも、相談に乗ってくれる方がたくさんいて、すごく和やかな雰囲気だったので、たくさん助けてもらいました。

五十嵐隼士(五十嵐):僕は、今回とても男らしい役柄をやらせていただいたので、とても楽しかったです。司はとても肉食系というか、男っぽいんですよね。実は、撮影中、ふと「おれ、草食系男子になろう!」って思い立ったんですが……、木南さんにひとこと「無理だよ」って言われちゃったので(笑)。だから、自分に近い役柄だったのかなって思いますね。

Q:木南さんから見て、溝端さんは肉食系ですか? 草食系ですか?

木南:肉食系だと思います! すごく熱くて、男らしい人だと思いますね。

溝端:普段は、かわいい男の子という猫をかぶっているだけなんですよ。

五十嵐:そうそう。本当は、ふんどしになりたくて仕方がないんですよ!

溝端:でも、この業界って、逆に男っぽい性格の人が多いと思うんです。役者同士の競争とかも、すごく厳しい世界ですから。みんな上を目指して、ハングリーなんですよね。だから、肉食になっていっちゃうんです。

Q:では、男性お二人から見て、木南さんはどんな女性なんでしょう?

五十嵐:もう、一番肉食なんじゃないですか?

溝端:おれもそう思います(笑)。おれたちの上を行くくらい!

木南:いつもギラギラしてます。(一同爆笑)

■5年も前に「欲しい」って言ったものを覚えていてくれた新平はステキ

Q:映画の中では、3人の三角関係も描かれていましたね。

溝端:僕と木南さんは、別れても結局はずっと両思いなんです。でもなんか、司って切ない存在でしたよね(笑)。ずっと、思いが届かないから……。

五十嵐:そうだよ! もう何回アタックしたことか!

木南:香織も、たぶん司からアタックされても振ったりはしてないんだと思います。きっとサラッと流しているんでしょうね。

溝端&五十嵐:ああ、絶対そう! 司、切ないなあ。

Q:新平は上京した後も5年間、彼女をずっと思い続けていましたが、彼の恋心には共感できましたか?

溝端:映画を観ていただければわかると思いますが、上京する前にひどい別れ方をした彼女のことを新平が5年間も引きずっている気持ちは、正直わからなかったです。普通なら、新しい出会いを探すんじゃないかなって思っていたので。でも、新平の中で香織はすごく特別な存在なので、その辺は自分の想像力を使って感情を作っていく必要がありました。

Q:女性が観たら、すごくキュンとなるシーンがありました。特に、新平からのサプライズプレゼントのくだりは、すてきでしたね

木南:ああいうことをしてもらえると、本当にうれしいですよね! しかも、自分たちが付き合っていたころ、5年も前に「欲しい」って言ったものを覚えていてくれた新平はステキだし、彼女もすっごくうれしかったと思います。

Q:男性お二人は、これまでそういうサプライズプレゼントをしたことは、ありましたか?

溝端:あります。彼女の欲しがっているものを、彼女の女友達からリサーチして、それを内緒で箱に隠しておいて、すごい普通に「あの箱取ってきて!」って……。それで、驚かせたことはありますね。

五十嵐:僕はロマンチストで、ナルシストですから! 話したら、とんでもないことになりますよ。

溝端:聞きたいっすね。バラの花束とか!?(笑)

五十嵐:バラの花束どころじゃないですよ。僕は、地元が軽井沢だったので、スキー場でインストラクターのバイトをしていたんです。そこに、もみの木が1本だけ立っているコースがあったんですけど、そこのもみの木をライトアップしてもらって、明かりがついた瞬間に告白しました。

木南:すごーい! ドラマみたい!

五十嵐:しかも、その告白方法が後にあるドラマでも使われていて、ちょっとびっくりしました。おれがそれをやってから、クリスマスのときには、そのもみの木に電飾されるようになったという……。

溝端:なんか五十嵐くん、かっこいいな……。

木南&五十嵐:すねないの!

■もうずっとアドリブではしゃいでいました!

Q:この映画に出てくる高知のロケーションは、とってもきれいでした。皆さんが印象に残っているロケ地はどこでしたか?

溝端:僕は新平の家から見える景色が好きです。普通に借りた民家なんですが、そこから見える景色だけは、本当に別格で、あれだけきれいな景色が見えるのは奇跡でしたね。観た方も、きっとスクリーンに広がる景色に感動すると思います!

木南:わたしは、新平との思い出の橋がすごくきれいで、山に囲まれた自然が大好きでした。

五十嵐:僕は、自分の実家の旅館です。あそこすごくて、建物の中に小川が流れているんですよ!

Q:最後に、よさこい踊りについて教えてください

五十嵐:もうずっとアドリブではしゃいでいました! 鳴子衆の笑顔には、ハンパないパワーがあるんですよ。ほんと、力をもらえましたね。

木南:練習は、すごく大変だったんですが、とにかく楽しくて、夢中で踊っていました。ぜひスクリーンでも、皆さんに楽しんでもらいたいと思います!

溝端:僕と五十嵐さんが、練習を一番遅く始めたんですけど、たった一か月という短い間しかなかったんです。だからかなり急ピッチで頑張りました。本当にハードで、お互い肩を痛めましたけど、すごく楽しかったです! それから、すげえ気持ちよかったです! 五十嵐さんがおっしゃったとおり、踊っていてもパワーがもらえるし、観客もパワーがもらえるんです。だから、そのパワーを感じてほしいですね。

映画同様、まるで幼なじみのように仲良しだった溝端、木南、五十嵐。自分と同様に木南の誕生日が8月だということを知った五十嵐は、すぐさま「みんなで誕生会をしよう!」と張り切ってみせていた。ハードなよさこい踊りの練習を乗り越え、高知の自然に囲まれたロケーションで伸び伸びと共に演じた3人だからこそ、久しぶりの再会でも、昔からの友達のように話すことができるのだろう。彼らの情熱あふれるよさこい踊りは、必見だ!

映画『君が踊る、夏』は9月11日より全国公開

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