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藤原紀香、劇団ひとり
『シュレック フォーエバー』
ワクワクしながら声を吹き込みました
映画『シュレック フォーエバー』藤原紀香、劇団ひとり 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ 写真:高野広美

独特のブラックユーモアで、アニメ界に新風を起こし、子どものみならず大人のハートもしっかりとキャッチした映画『シュレック』シリーズ。緑色の憎めない怪物シュレックが、3年ぶりに3D映画となって帰ってきた。ファンにとっては寂し過ぎるが、今回が最終章! シュレックは、本作でシリーズ史上最高の活躍を見せてくれる。シリーズを通して、ヒロインのフィオナ姫の吹き替えを担当してきた藤原紀香と、新たな悪役ランプルスティルスキンで参加した劇団ひとりが本作の魅力を語った。

■観終わった子は、フィギュアを買って!って絶対言う(ひとり)

Q:子どもたちの大好きなシュレックが、ついに帰ってきましたね!

劇団ひとり:そうですね! 特に日本語吹き替え版は子どもたちがたくさん観てくれると思うんですが、きっと楽しんでくれると思います。この作品は、個性的なキャラクターがいっぱいで、脇役だから目立たないというのがなくて、みんな印象深いんですよね。観終わった子は、いろいろなキャラクターのフィギュアを買って買って! って絶対言うと思います。

藤原紀香:ほんとにその通り、いろいろなキャラクターがそれぞれ活躍する姿を見るのが、子どもたちは大好きだと思うんです。例えばドンキーなんて、何を話しても面白いと思うし、今回で言うと長ぐつをはいたネコが太って登場しただけで大笑いだと思います。小さいお子さんも、ビジュアルだけでもきっと楽しめるんじゃないでしょうか。

Q:初めての吹き替えはいかがでしたか?

劇団ひとり:全員バラバラに日本語を吹き込んでいくので大変でした。相手のセリフがまだ英語だったりするので、掛け合いのシーンなんかはテンションがつかめなくて難しかったです。しかもヘッドホンをつけながらやるんですけど、ヘッドホンから元の音がちょっと聞こえてくるんです。英語が耳からうっすら聞こえてきながら話す日本語って、なかなか慣れなくて。英語に引きずられて話し方が変になりそうでした。

藤原紀香:その引きずられちゃう感じ、すごくわかります。作り手の方が作ったイメージを壊さないように何度も何度も細かく指導されながら吹き込んでいくので大変でした。しかも濱田さんが関西弁じゃないですか。わたしも関西出身なので、そちらにもつられてしまいそうで(笑)。

■女性らしい部分を大切にしながら声を作り込んでいきました(藤原)

Q:劇団ひとりさんの演じるランプルスティルスキンは、とても個性的なキャラクターでしたね!

劇団ひとり:と言っても、怪物ではなく人なので、シュレックたちメインのキャラクターに比べたら、子どもたちの印象には残らないんじゃないかって不安です。しかも、ほんとに嫌なやつですしね!

藤原紀香:いやあ、強烈に印象に残りますよ! 声もすごく個性的だったし。

劇団ひとり:あの声は、何パターンも現場で試したんですよ。しかも最初、スタッフさんに「一行ずつ人格が変わるつもりでやってくれ」って言われたほど、起伏が激しいキャラクターだったので、一生懸命作り込みましたね。

Q:今回、フィオナ姫は勇敢な姿を見せますが、声色も作り込んでいったんですか?

藤原紀香:リーダーとしての表情を持ちながらも、厳し過ぎず、女性らしい部分を大切にしながら声を作り込んでいきました。ただ勇敢に、厳しい口調にすることは簡単だったんですが、そこに愛情や、人の上に立つ者のカリスマ性を加えなければいけなかったので結構時間をかけました。

■「父さん、昔結構悪かったんだぞ」っていう、そんな感覚(ひとり)

Q:今回のストーリーは、家庭を持ったシュレックが、怪物で大暴れしていたころの自分に戻りたくなってしまうところから話が始まりますね。つい共感してしまう人も多いと思います。

劇団ひとり:よくお父さんが、「父さん、昔結構悪かったんだぞ」って言う、そんな感覚でしょうね。仕事とかいろんなことで疲れてくると、昔は良かったなと思ってしまうんですよね。芸人でもあるんですよ。昔はライブでむちゃくちゃやっていたのに、テレビに出るようになってクイズ番組でおとなしくしていたりすると、そういう気持ちになるんです!

藤原紀香:自分が井の中の蛙(かわず)だったり、お山の大将だったことに気付いてハッとすることってありますよね。シュレックみたいに、身近にある大切なことに気付かないというのは、誰もが経験していることだと思うんです。そういうシュレックの葛藤(かっとう)は、男女関係なく共感できる気がしますね。

Q:お二人は、今回のキャラクターに似ている部分はありましたか?

劇団ひとり:僕はほとんどなかったですね。というか、私生活であんなに起伏が激しかったら大変でしょ!

藤原紀香:わたしは、戦士になったフィオナ姫が実は猫を飼っていて、猫の前ではすごく甘くなるってところ、結構似ていると思います。わたしもヒョウ柄の猫ちゃんを飼っているんですけど、猫の前では普段言えない赤ちゃん言葉が出ちゃったりするんですよ。絶対見られたら恥ずかしいですね。

■シュレックとフィオナ姫が剣の練習をするシーンがすごく好き(藤原)

Q:お二人が一番お気に入りのシーンはどこですか?

劇団ひとり:僕は、猫ちゃんが瞳を真ん丸にして、「背中なめて」ってお願いするシーンですね! かわいかったー! あんな目をされたら、おれでもなめているかもしれないですね。

藤原紀香:あのシーンは、試写会でも女の子たちが、「キャー」って叫んでいました。 わたしは、シュレックとフィオナ姫が剣の練習をするシーンがロマンチックで、すごく好きです。ワクワクしながら声を吹き込みました。

Q:最後に、お二人のキャラクターの一番の見どころをお願いします!

劇団ひとり:魔法使いにお説教をするシーンがあるんですが、そこはテンションがあっちに行ったりこっちに行ったり、声色を変えてかなり苦労したんです。一番頑張ったところなのでぜひ観てもらいたいですね。

藤原紀香:シュレックに大切なことに気付いてほしくて、一生懸命訴えるシーンですね。怒ったり非難したりするんじゃなくて、本当に愛情を持って語り掛けるんです。そういうフィオナ姫が好きだったので、そんな女性らしさを観ていただけるとうれしいです。

新しいキャラクターであるランプルスティルスキンを演じた劇団ひとりも、藤原も、映画の話になると、「猫ちゃんがかわいい!」「ドンキーが面白い!」とまるでファンのように、盛り上がった。そんな二人からは、『シュレック』シリーズへの愛情がひしひしと伝わってきた。また、『シュレック』シリーズが始まった第1作目から約10年、フィオナ姫を4作にわたり演じてきた藤原は、ファイナルへの思いに感無量の様子。寂しさをこらえながらも、笑ってさようならをしたい! という気持ちなのか、笑顔が絶えないインタビューとなった。

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映画『シュレック フォーエバー』は12月18日より全国公開

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