シネマトゥデイ

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前田敦子
『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』
いつも何かに悩んでいる
『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』前田敦子 単独インタビュー

取材・文:鴇田崇 写真:吉岡希鼓斗

昨年大ブレイクを果たしたアイドルグループAKB48を追ったドキュメンタリー、『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』。本作は、スポットライトを浴びるAKB48の輝かしい仕事の現場だけでなく、楽屋裏での涙や初めて語る本音など、成長や葛藤(かっとう)がリアルに切り取られていることでも注目を集めている。現在中心メンバーとして活躍中の前田敦子に、本作の感想やAKB48への思いや今後の夢など、さまざまな話を聞いた。

■スッピンなどギリギリの映像が満載!

Q:普段は見ることができないAKB48の素顔が満載の一作ですが、ご自分ではどう思いましたか?

そうなんですよ!  1,000本以上のテープに撮ったということを聞いていて、その中でどうしてここを使ったのだろう? というギリギリラインの映像がたくさんあって。逆にわたしたちも面白かったです!

Q:ゴロ寝やスッピンの映像まで公開されていて、かなりびっくりしました。

実は普段からわたしたちは自然体の状態でやらせていただくことが多いので、飾っていない姿をファンの皆さんに観てもらうことは、逆にうれしいなと思っています。ただ、スッピンはやっぱりちょっと恥ずかしいですね(笑)。そういう意味でも貴重な映画になっていると思います。

Q:また、今回はかなり語っていますよね。普段メンバー同士で語り合うことはありますか?

普段は学校に行っている普通の子と同じような日常会話が多くて、語り合う機会は少ないですね。今回一人一人のインタビューを見て、わたし自身、皆のことを深く知ることができて、こんなことを考えているんだと思って驚きましたしね。

Q:その中で一番びっくりしたことは何ですか?

そうですね。わたしと(大島)優子はお互いに総選挙後の話をしていたりするのですが、その中でまゆちゃん(渡辺麻友)が来年の総選挙では1位になりたいと言い切っている姿に驚きました。内面に入るインタビューというか、普段のインタビューとは違ったので、本当にリアルなAKB48が出ていると思います。たくさんのメンバーがいるじゃないですか。それぞれがどんなことを感じているのかを知るのは、とても刺激的ですね。

■センターの重圧からの解放

Q:前田さん個人としては、やはりセンターの重圧が精神的に大変だったのではないでしょうか?

う~ん、そうなんでしょうね、きっと。自分ではわからないのですが、選挙の結果が発表される前に「もし1位じゃなかったらどうしよう?」という不安があったんですよ。発表が終わった後は、どんな気持ちになるのかなと思っていましたが、とても解放されて、この結果はこれで良かったと思えたんです。

Q:劇中のインタビューで印象的だったのは、3か月間のドラマ撮影でAKB48を離れたことについての告白でした。

そうですね。AKB48や劇場の存在が、大きかったんですよ。久しぶりに戻ったときに、温かいと思いました。ファンの皆さんの愛情というか、この感覚は劇場ならではなんですよね。わたしだけでなく、皆にとって大切な場所だということを、映画を観て改めて感じていただけると思います。

Q:普段から明るくて元気なイメージが強いですが、悩みごとなどはありますか?

ありますよ! 何をするにも絶対に緊張するし、いつも何かに悩んでいますね。秋元(康)さんに相談しても、「何で悩むの?」と毎回言われちゃうんです。「もっと楽しんだ方がいい」と。人に話してスッキリするタイプかなとも思うので、何かを思い始めたら周りに話をしたり、秋元さんに相談しています。

■油断禁物!? 2011年がAKB48のスタートライン

Q:大ブレイクした去年に限らず、AKB48としての一番の思い出は何ですか?

何だろう。悲しいことよりも、うれしいことの方が多かったので、本当に楽しい5年間を過ごしてきました。思い出はいっぱいあるのですが、一つに絞るのはまだ早いような気がします。わたしたちはファンの皆さんや秋元さんに恩返しをしたいなと思っていて、今年はレコード大賞が取れればいいなあとか、目指すところは東京ドーム公演なので、ファンの皆さんに楽しんでもらえるような大きなコンサートができるようになって、恩返しができればいいなとか、いろいろと考えています。大きな目標は果たせていないような気がするので、これからかなと思います。

Q:とはいえ去年は大ブレイクの一年で、この現象に気持ちが追いついていない感じでしょうか?

去年はようやくAKB48のことを知っていただいた段階だったと思うんです。ただ興味を持ってもらっている状態のままだと、きっとすぐに飽きられて終わってしまうので、そうならないように今年どう頑張っていくかが課題で、皆でいつも言っているのは、勝負の年は今年だと思うと(笑)。いつどうなっちゃうかわからないので、ファンの皆さんとの交流を続けながら、頑張っていきたいですね。

Q:ある意味、2011年がスタートラインなんですね。

新たなスタートラインですね。AKB48を知ってくれた人が増えて、さらにわたしたちを取り上げた映画がタイミングよく公開されて、より深く知ってもらえるチャンスかなと思っています。

■10年後、ママになってもAKB48は続いていく

Q:有名になって変わったこと、もしくは変わらないことは何ですか?

いろいろな人たちと共演させてもらっても、芸能人ってすごいって、素人目線で見ている自分がまだいます。メンバーにもそういうところがあるので、ある意味いけないところなのかなと思いますが、よくいえば、調子に乗ってしまっている子はいないんです。素人感が抜けていないのかもしれないですが、そこがわたしたちの良さでもあるのかなって思います。

Q:普通の女の子と同じ生活に戻りたいと思うような瞬間はありますか?

もしAKB48じゃなかったら、何をしているかなと考えるときはありますね。もし辞めたら自分はどんな仕事をしているかを考えるんです。それが全然思い浮かばない! マネージャーさんにも同じ話をしていて、「もしAKB48を辞めたら何ができるかな?」と聞いたら、「何もできないんじゃない?」と言われました。

Q:映画のタイトルとは違いますが、10年後どうなっていたいですか?

女の子的な部分でいうと、誰が結婚しているのかが気になります。10年後ならさすがにいるんじゃないかなと。誰が最初に結婚して子どもができるのかすごく気になりますね。そういう話をよくしていて、わたしは早く結婚するんじゃないかというメンバーもいるし、遅いという人もいます。わたしには願望はないのですが、そういう話をすることが好きなんです。仕事をすぐに辞めることはないと思いますが、結婚したら専業主婦になるのかなあ。

Q:AKB48の10年後は、どうなっていると思いますか?

デビューして、15年後ですよね。自分たちがいなくても、残っていてほしいです。もしかしたらSMAPさんみたいに40代が近くなっても、歌って踊っているかもしれないじゃないですか。そういうふうになることも、すてきなことだなあと思います。もしかしたら、わたしもいるかもしれない。ママになってもAKB48、あるかもしれないですね!

本作は少女たちが人生を真剣に生きている記録映画でもある。その証拠に、関係者による証言で対象を神聖化するような演出は一切なく、彼女たちに取材をし、自分たちの生きざまや将来を自身に語らせ、アイドルになるということ、生きるということの意味を普遍的に問う。青春を駆け抜けている彼女たちのキラメキを観れば、心に突き刺さるものがあるはず。ファンならずとも必見の一作だ。

(C) 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会

映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』は全国公開中

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