シネマトゥデイ

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北川景子
『パラダイス・キス』
どんな役でもこなせる女優になりたい
『パラダイス・キス』北川景子 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ編集部・森田真帆 写真:吉岡希鼓斗

人気漫画家・矢沢あいの大ヒットコミックを実写映画化した『パラダイス・キス』が完成した。ファッション業界での活躍を夢見る若者たちが通うヤザガクこと矢澤芸術学院の学生との出会いにより、ファッションデザイナーを目指す王子様のような男・ジョージと惹(ひ)かれ合い、受験勉強だけだった日々が一変するエリート高校生の早坂紫を演じるのは、北川景子。人気俳優の向井理が演じるジョージとのロマンチックな恋愛模様やファッションなど、女の子が大好きな要素が盛りだくさんの本作の魅力をたっぷりと語った。

■映画完成後のプレッシャー

Q:完成した作品をご覧になっていかがでしたか?

すごく感動したのですが、この作品は原作ファンの方がたくさんいらっしゃるので、期待に応えられるような作品になっているか、まだ不安ですね。

Q:本当に人気のある作品ですよね。撮影中、プレッシャーは感じましたか?

撮影中は、撮影のことだけでいっぱいいっぱいで、プレッシャーを感じる暇もなかったんです。でも、出来上がってからはものすごくプレッシャーを感じます。

Q:紫の表情が、まるで原作から飛び出してきたかのようでした。どのような役づくりをしたのでしょうか?

原作を読んだときに、勝気な部分とコンプレックスに悩むところが紫のいいところだと思ったんです。そのギャップを生かして、役づくりをしました。それから怒っているときの顔などは、漫画の紫の顔をマネするようにしていました。紫って、片まゆが上がるんですよね。そういう細かい部分は意識していました。

■向井理が演じるジョージとの恋に胸キュン!

Q:ジョージとのキスシーンは、とってもすてきでした。監督や向井さんと打ち合わせをしたんでしょうか?

はい。向井さんと監督だけじゃなく、カメラマンも交えて、どうすればきれいに映るか話し合いながら撮影しました。監督が向井さんとわたしのアゴを持って、「向井はこうで、北川はこう!」って決めながらの演出だったので、かなりアクロバティックなキスシーンでした(笑)。向井さんも「なんか組体操みたいだね!」って笑っていました。

Q:ジョージとのシーンで、いちばんキュンっとしたシーンはどこでしたか?

朝、ジョージが「朝ごはんできたから、食べよう」って言ってくれるシーンが一番キュンとしましたね。ああいうの、リアルに言われたらちょっとうれしいですよね。朝起こされて、朝ごはんが用意されていて、しかも相手は向井理さん(笑)! いいですよね~。

Q:この映画にはジョージのほかに、徳森くんや嵐などすてきな男の子たちが登場しますが、北川さんが実際に付き合うならどの男の子がいいですか?

ジョージは向井さんが演じているし、原作のイラストもすごくかっこいいからすてきなんですけど、わたしは振り回されるのがイヤなので、意外に徳森くんです! 徳森くんとなら、堅実で安定して波風も立たない、順調な交際ができそう。

■『パラダイス・キス』が変えた、北川のファッション観

Q:ジョージみたいにおしゃれな男性はいかがですか?

その点でも、ジョージより徳森くんのほうがいいかな。なんかデートのときに、自分がおしゃれし過ぎなくてもいい男の人っていいですよね。「どうしよう、何着ていこう」って悩まなくてもいいし、デートの場所も気取らずに18時にハチ公とかで待ち合わせしてくれそう。ジョージだったら、「どんな服着てくるんだろう、合わせていかなきゃ……」って毎回ドキドキしそうですよね。

Q:かわいい衣装がたくさん登場する本作ですが、北川さんが一番気に入った衣装はどれでしたか?

着ている時間が長かった学校の制服や、青さび色のドレスへの思い入れはあります。紫の私服の中では、ブルーのジャケットがお気に入りです。映画では、ジョージから外国に行くと伝えられるシーンで着ています。このジャケットは、女の子らしいスカートに合わせても格好よくなるので好きでした。

Q:北川さんは普段、どんなファッションを心掛けているんですか?

わたしは女の子らしい服装が苦手なので、ボーイッシュだったり、ロックな感じが多いです。昔からスカートってなんか恥ずかしくて。Tシャツにデニムにスニーカーという感じです。この映画に出演して以来、ちょっとずつファッションに興味を持つようにもなって、最近はスカートをはいたり、いろんな服装に挑戦しています。

■どんなにつらくても続ける決意をしたモデル時代

Q:紫はモデルになることを決意しましたが、北川さんもデビューのきっかけはモデルでしたね。芸能界で仕事をやっていこうと決意したのはいつでしたか?

わたしはデビューと同時に上京して、事務所に入ってすぐ雑誌のモデルに決まったんです。モデルの仕事は本当に厳しくてほんの一瞬、モデルに向いていないかなと思ったことがあったんです。でも、最初の雑誌が発売されたときに、どんなにつらくてもやっていこうと決意しました。負けず嫌いな気持ちだけでやってきた感じですね。

Q:今の北川さんの目標はなんですか?

今いただいているお仕事のペースが来年も再来年も続くように頑張っていきたいです。目の前にある仕事を謙虚にこなしていければいいなと思っています。

Q:本当に大活躍の北川さんですが、「こうなりたい!」とあこがれる女優さんはいらっしゃいますか?

女優としてはまだまだという思いが強くて、どんな役でもこなせるような女優になりたいです。いつかは、大竹しのぶさんのようなすごい女優さんになりたいと、夢は大きく持っています。

Q:北川さんを支えているものは、何だと思いますか?

やっぱりファンの方たちです。それだけは、はっきり言えます。壁にぶつかったときも、常に「次の作品、楽しみにしています」とか、「あの作品ですごく元気をもらいました」など、ファンの方たちの言葉はすごく温かいんです。皆さんはいつもわたしを見てくれていて、例えばちょっとブログの更新が止まったときも心配してくれたり、家族以上に思ってくれている人たちなんです。そんなファンの方々がいてくれるってことがすごく心強いし、いつも皆さんのために頑張ろうって思います。ファンの皆さん、家族、友達、飼っている猫のジル、それからたまに食べる焼き肉の存在があるからこそ(笑)、わたしは頑張れるんです。

主人公の紫は、まるで昔の自分を見ているよう……。北川は紫のことをそう言った。だが、勝気な紫と、負けず嫌いな性格でモデル業を頑張り続けた北川自身はどこか共通しているように感じた。3月11日に発生した東日本大震災は、阪神淡路大震災を経験した彼女にとってつらい出来事となり、ブログの更新が止まったときもあった。しかし北川は、彼女を支え続けるファンのために、前を向き女優として日々を重ねていくのだろう。

映画『パラダイス・キス』は6月4日より丸の内ルーブルほか全国公開

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