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21世紀最高の仕掛人!J・J・エイブラムスが魅せる世界『SUPER8/スーパーエイト』

 日本での大ヒットしたテレビドラマ「LOST」シリーズ、映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』『スター・トレック』など数々の作品を大ヒットへ導いたハリウッド最高の仕掛人、J・J・エイブラムス。今度はあのスティーヴン・スピルバーグとタッグを組んでSF超大作『SUPER8/スーパーエイト』を作り上げた。アメリカではすでに初登場1位するなど、大ヒットを記録している本作がいよいよ日本にも登場! 洋画がヒットしないというこのご時世、なぜ彼の作品はヒットし続けるのか。その戦略に要注目。
徹底した秘密主義

 2008年、首のない自由の女神像が映し出された斬新なポスターが解禁された。ストーリーが明かされない映画はこれまで何度かあったが、この作品の場合は“映画史上初めてタイトルも隠した映画”として全世界で話題が集中し、公開するやいなや大ヒットを記録。それが、エイブラムスが製作総指揮を務めたSF大作『クローバーフィールド/HAKAISHA』。洋画が宣伝をバンバンうたないとヒットしないというこのご時世、あえてこの賭け的な宣伝方法で大ヒットに導いた。エイブラムスの戦略は見事成功したというわけだ。

 最新作『SUPER8/スーパーエイト』でも同様の宣伝方法を打ち出しているのが注目だ。本作はスピルバーグが製作を務めることと、一部キャストが判明していることを除けば、情報が全く不明のまま。日本でも公開1~2か月前になって徐々に予告編が明かされるようになった。現在も謎の予告編から内容を推察するしかない本作だが、一部のファンによって予告編に隠されたメッセージが探し当てられ、それによりアクセスできるウェブサイトのアドレスが発見されるなど、実は公開前から観客を楽しませる工夫がなされている。

最強タッグがついに実現!
Frazer Harrison / Getty Images

 
リアリティー満載の世界観、そして最先端アクション

 エイブラムス作品の特徴の一つに挙げられるのは、革新的でリアルなビジュアルだ。さきほど例に挙げた『クローバーフィールド/HAKAISYA』では、全編手持ちカメラで撮影したような映像で、劇場に「小さなお子さまや、乗り物に酔いやすい方はご注意の上観賞してください」との警告ポスターが掲示されるほどの臨場感が味わえた。続くエイブラムス監督作『スター・トレック』は、昔から親しまれていたシリーズ作品だけあってリメイクは困難といわれていたが、見事U.S.S.エンタープライズを再現し、近未来という設定でありながらリアリティーあふれる世界を作ることに成功。“新生スター・トレック”として映画ファンはもちろんトリッキーたちを楽しませることに成功した。

 そして忘れてはいけないのが、エイブラムスこだわりの最先端のアクションだ。彼が長編監督デビューを果たした、トム・クルーズ主演のスパイ・アクション超大作『M:i:lll』がその例の一つ。目の肥えた現代の観客からは前作以上のものが求められるわけだが、本作はその期待をはるかに超えたスパイ映画に仕上がった。007もびっくりの変装や、高層ビルから落ちながら銃をぶっ放すシーンなど、ダイナミックかつスタイリッシュな緊迫バトルは、息をもつかせないほど。この“エイブラムス・スタイル”が『SUPER8/スーパーエイト』で見られるかどうかは謎だが、観客に期待以上のものを見せてくれることはまず間違いないだろう。



映画『SUPER8/スーパーエイト』より

 
10年に1度の名作!?『SUPER8/スーパーエイト』

 そしていよいよ日本公開を6月24日に控えたSF超大作『SUPER8/スーパーエイト』

 STORY: 1979年、アメリカ・オハイオ州。主人公のジョーは母親を事故で失い悲しみを埋めるかのように、親友のチャールズたちとゾンビ映画作りに没頭していた。夏休みに入り、ジョーたちはヒロイン役のアリスとともに夜中に家を抜け出し、街の外れで映画の撮影をしていた。撮影の途中に見たこともない貨物列車がジョーたちのそばを通過。その列車は空軍施設・エリア51からある場所へと研究素材を極秘に移送しているものだった。次の瞬間、車と列車が衝突! 必死に逃げてその場を去るジョーたちだったが、その場に置いていった8ミリカメラには事故の一部始終が記録されていた。

 ストーリーを聞くだけでもSFミステリーと解釈されそうだが、本作の肝となっているのは、子どもたちの未知なる冒険だ。エイブラムスが本作について「過去のスピルバーグ作品へのオマージュ」と語るように、『E.T.』『グーニーズ』のような未知なる世界へのロマンがふんだんに詰まった作品に仕上がっている。そして物語の中心に描かれる子どもたちにも注目だ。母親を事故で失い、厳格な父親と暮らす主人公のジョー。ジョーが思いを寄せ、映画のヒロイン役にふんしたアリス。ほかにもデブのチャールズや、ゾンビ役を演じた爆竹好きのケイ二ーなど、ユニークなキャラクターが登場する。彼らが作った映画がどのように完成するかも、最後まで要注目。

 「10年に1度の名作」ともいわれている本作。『グーニーズ』のような冒険や、『E.T.』のときの感動が味わえるのか、一体エイブラムスはどんな仕掛けを見せてくれるのか、ぜひ劇場に行って確かめてほしい。

 映画『SUPER8/スーパーエイト』は6月24日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて公開




映画『SUPER8/スーパーエイト』より
 
文・構成:シネマトゥデイ編集部
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