シネマトゥデイ

浅野忠信
『マイティ・ソー』
ずっとあきらめずに、夢にしがみついてきた
映画『マイティ・ソー』浅野忠信 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ編集部・森田真帆 写真:尾藤能暢

アメリカで最も人気のあるコミックヒーロー、ソーの活躍を3Dで描く映画『マイティ・ソー』が、ケネス・ブラナー監督によって製作された。映画『スター・トレック』のクリス・ヘムズワースが主演する本作に、日本を代表する俳優の浅野忠信が抜てきされ、ハリウッド映画デビュー。最近では映画『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』が公開されるなど、日本でも活躍を続ける浅野が、「何もかも、スケールがすごい!」と衝撃を受けたというハリウッドの撮影現場を語る。

■オーディションでつかんだ、ホーガン役!

Q:本作への出演はオーディションによって決まったとのことですが、日本にはあまりないシステムですよね?

そうなんですよ。実は、これまでもオーディションの機会はあったんですが、受けようという気にはなれなかったんですよ。でもその後、いろいろ自分で反省するところもあったので、今回はオーディションを受けてみました。だから、役を頂けたときは、自分の実力を認めてもらえた気がして、素直にうれしかったですね。

Q:ハリウッドでは、どんな大物スターでもオーディションを受けると聞きます。オーディションというシステムは、俳優にどんな影響を与えると思いますか?

やっぱり、自分の演技が認められて、自分の演じたい役柄をつかめるってものすごいモチベーションになると思うんですよね。この「マイティ・ソー」っていうコミックは、アメリカでも特に人気のあるものらしくて、キャストのみんなから、本当に出たくて仕方なかったって聞いたんです。だから、現場でもみんなすごくうれしそうなんですよね。オーディションを受けてつかんだ念願の役だからこそ、みんな気合がハンパじゃなかったです。

■初めてのハリウッド大作で、大暴れ!

Q:浅野さんが演じられた役柄について教えてください

神の世界から地球に追放された主人公、ソーを連れ戻しにくる三銃士の一人で、ホーガンという名前の男です。寡黙な戦士で、常に戦うことばかりを考えている。自分で言うのも何なんですけど、かなりかっこいいやつだと思います。

Q:ハリウッドのエンターテインメント作品で、今回の浅野さんほど派手に戦った日本人俳優はいないですよね!

確かにそうですよね! 今まで、全然気付かなかったけど、あそこまで派手に戦った役者はいないかも……。なんか、そう考えると、またすごくうれしいですね。たぶん明日には、「ハリウッドの大作で、めちゃくちゃ戦ったんだ!」って自慢していると思います(笑)。

■ナタリー・ポートマンら、豪華共演者に大興奮!

Q:ナタリー・ポートマン、そしてアンソニー・ホプキンスなど、豪華キャストとの共演でしたが、お二人にお会いしていかがでしたか?

いや~、正直言ってアンソニー・ホプキンスもナタリー・ポートマンも、すっごい有名なハリウッドスターじゃないですか。そんな有名人と会う機会なんてなかったし、僕、実はかなりミーハーな人間なので、目の前に二人が現れたときは、「うぉー! すげえ!」ってかなり興奮しちゃいましたね(笑)。

Q:実際に現場でお話することはあったんですか?

ありました。ナタリーは、日本語の勉強をしたことがあったそうで、一生懸命日本語で話し掛けてくれました。頭の回転がすごく速い人だなって印象を受けましたね。アンソニーは、初めてお会いしたときに向こうから「君が日本からきた俳優さんか!」って声をかけていただいたのが、すごくうれしかったですね。

Q:三銃士を演じた3人とは、現場でもとても仲が良かったと伺いました

そうなんです。特にヴォルスタッグ役のレイ・スティーヴンソン、それからファンドラル役のジョシュア・ダラスとはいつも一緒にいましたね。2人ともすごく気さくな人たちで、見た目もキャラクターにぴったり。性格もすごく似ているんですよ(笑)。3人で、よろいを着て現代の街を歩く撮影をしているときは、けっこう恥ずかしくて、みんな笑いながら外を歩いていたのを覚えていますね。

■夢追い人・浅野は、新しいことに挑戦し続ける!

Q:今回演じたホーガンは、これまでの浅野さんのイメージを思いきり覆しそうですね

実は、こういうヒーローものだとか、アクションものって大好きなんですよね。これまで自分が出演してきた作品や役柄とは違うので、きっと僕を見てきてくれた方は驚くと思います。でも、最近の僕は、新しいことにチャレンジすることが楽しくてしょうがないんです。これからもどんどんいろんな役柄、それから作品に挑戦していきたいって思います。

Q:まさにここにきて大きな夢を一つかなえた浅野さんですが、夢を追うすべての人たちに向けてメッセージをお願いします

僕は日本の映画界でもなかなか芽が出なくて、大きな役をいただくまでにすごく時間がかかりました。ただ、あきらめなかったんですよね。ずっとあきらめずに、夢にしがみついてきたので、皆さんも、夢があるのなら、絶対にあきらめないでほしいです。僕も、まだまだあきらめないで、頑張ります!

本作の後は、ピーター・バーグ監督のSFアクション超大作『バトルシップ(原題) / Battleship』そして、キアヌ・リーヴスが主演する、忠臣蔵のハリウッド版『47 RONIN』にも出演するなど、世界を舞台にした快進撃が止まらない浅野忠信。国内でも、映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』や故・赤塚不二夫を演じた『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』など、さまざまな役柄に挑戦している浅野は、とにかく映画の現場が楽しくて仕方がないようだ。うれしそうに撮影の様子を語る彼は、まさに「現場の人」といった様子。これからも、世界を相手にした浅野の活躍から目が離せない。

スタイリスト:北村道子 ヘアメイク:大野拓広(eight peace)

映画『マイティ・ソー』は7月2日より全国公開

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