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2012年注目の映画を勝手にチョイス!

 新年あけましておめでとうございます! エンターテインメントに人を癒やす力があることを改めて認識させられた去年を乗り越えて迎えた2012年。今年もスクリーンであなたを楽しませてくれる作品はたくさんあります。中でも話題の作品を厳選してご紹介。正月ボケを吹き飛ばす今年の注目映画はこれだ!
巨匠が選んだそれぞれの題材

 映画界最高位に君臨する米アカデミー賞の歴代監督賞受賞者に名を連ねるクリント・イーストウッドスティーヴン・スピルバーグマーティン・スコセッシ。先日発表されたアカデミー賞の前哨戦として注目されるゴールデン・グローブ賞に巨匠たちの新作は当然のごとくノミネートされた。イーストウッド監督とレオナルド・ディカプリオが初めてタッグを組み、FBI初代長官のJ・エドガー・フーバーを題材とした映画『J・エドガー』(1月28日公開)は、実話に基づいた物語であるだけに一見社会派と思われがちだが、人間の情や家族の象徴を描くことにたけているイーストウッド監督らしい感動のヒューマンドラマが色濃く映し出されている。

 一方、戦場に駆り出される馬にフォーカスし、戦争のむなしさや命の尊さを訴えたスピルバーグ監督の『戦火の馬』(3月2日公開)は、自然豊かな映像美もさることながら、ほぼすべてのシーンにおいて本物の馬に演技をさせたという躍動感が圧巻。意外にもスピルバーグ監督にとって動物との仕事は本作が初めてだが、とても初挑戦とは思えない演出力をまざまざと見せつけ、夢や希望を与えてくれるマジックともいうべき「奇跡」を描き切っている。

 初挑戦といえば、スコセッシ監督も同様。『ヒューゴの不思議な発明』(3月9日公開)で初めて3Dに挑み、3D映画に革命をもたらした『アバター』ジェームズ・キャメロン監督が「最高傑作」と太鼓判を押す仕上がりに。世界的ベストセラー小説を原作に、秘密を解き明かす旅に出る少年と少女の冒険をファンタジックに、また緻密(ちみつ)なCGを駆使した壮大なスケールで描き、大人と子どもが一緒に楽しめる作品となっている。

 

ディカプリオ、本作でオスカー初受賞なるか!?
(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

壮大なロケーションも魅力の一つ
(C) DreamWorks II Distribution Co., LLC. All

『ヒューゴの不思議な発明』
Copyright Paramount Pictures 2011.

実写化が加速するアメコミ

 日本でもコミックの実写化が相次いでいるが、ハリウッドでもアメコミ・ヒーローの実写映画化は加速している。もっとも特徴的なのが「奇跡のプロジェクト」と称される映画『アベンジャーズ』(8月公開、ジョス・ウェドン監督)。アメリカの人気漫画出版社マーベルのヒーローたちが総出演するからだ。ロバート・ダウニー・Jrふんするアイアンマン、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウ、クリス・エヴァンスのキャプテン・アメリカ、クリス・ヘムズワースのソー、マーク・ラファロのハルクなどが一堂に会し、地球の危機に立ち向かう。アクションの派手さはもちろんだが、各ヒーローの個性が生かされたぜいたくな作りにも注目だ。

 同じくマーベルから世界中で愛されているヒーロー、スパイダーマンが、スタッフ&キャストを一新し『アメイジング・スパイダーマン』(6月30日公開、マーク・ウェブ監督)となって帰ってくる。しかも見応えたっぷりの3Dで、世界最速公開の地に日本が選ばれた。映画『ソーシャル・ネットワーク』で一躍脚光を浴びたアンドリュー・ガーフィールドが新生スパイダーマン=ピーター・パーカーにふんし、前3部作にはなかったピーターの背景や両親の死に迫った内容。スパイダーマンが誕生するまでの物語を新たな切り口&重量感あるトーンで描いている。

 そして、マーベルと人気を二分するDCコミックのヒーロー、バットマンも忘れてはならない。『インセプション』の大ヒットが記憶に新しい名匠クリストファー・ノーランが手掛けるシリーズ最新作で最終章となる『ダークナイト・ライジング』(夏公開)だ。舞台が前作の8年後であることをノーラン監督が明かしており、ブルース・ウェイン=バットマンの終わりの物語になるとも明言している。アン・ハサウェイがキャットウーマンとして登場することも話題だが、ノーラン監督が放つ同シリーズ最後の戦いをぜひ目に焼き付けてほしい。

 

新生スパイダーマン!
(C) 2011 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters TM & (C) 2011 Marvel Characters, Inc. All Right Reserved.

アン・ハサウェイふんするキャットウーマン!
(C) Warner Bros. Ent. All rights reserved.

大人気シリーズ最新作&注目のリメイク!

 シリーズもの待望の新作といえば『007 スカイフォール(原題) / 007 Skyfall』(12月1日公開、サム・メンデス監督)ではないだろうか? 製作スタジオの財政危機問題など紆余(うよ)曲折を経て、やっと公開までたどり着いた本作は、筋肉美が女子からの評価も高いダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの3作目でシリーズ通算23作目。ボンド・ガールは2人登場し、悪役に映画『ノーカントリー』でオスカーを獲得した名優ハビエル・バルデムがふんしている。一時はシリーズ続行さえ危ぶまれただけに、魅惑的なスパイ、ジェームズ・ボンドの活躍を再びスクリーンで堪能できることに胸をなで下ろした人もいるだろう。前作以上のド迫力アクションが披露されることにも期待したい。

 期待値の高さでいえば、ウィル・スミス×トミー・リー・ジョーンズ=『メン・イン・ブラック』という方程式さえできてしまう人気シリーズ最新作『メン・イン・ブラック3』(5月25日公開、バリー・ソネンフェルド監督)も同様。前作から何と10年のインターバルを経て復活。おなじみのサングラス姿でクールにエイリアンを駆除する姿や、コミカルな掛け合いを見せる二人の名コンビぶりが人気に拍車を掛けたが、今回はウィル演じるエージェントJが相棒の謎を探るために過去へタイムスリップ! トミー・リー・ジョーンズふんするエージェントKの隠された一面が明らかになる。過去に大ヒットを記録したタイトルの新作だけに、本作でも幅広い層の支持を得ることは必至だろう。

 『セブン』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『ソーシャル・ネットワーク』デヴィッド・フィンチャー監督がハリウッドリメイクを手掛けることで映画ファンから熱視線が注がれているのは『ドラゴン・タトゥーの女』(2月10日公開)。くしくもダニエル・クレイグにとっては今企画で2本目の出演作ピックアップ。スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラーという本作と同モチーフで『ミレニアム』3部作として映画化もされ、熱狂的ファンを生み出したヒロイン、天才ハッカーのリスベットには、ルーニー・マーラが抜てき。スタイリッシュな仕上がりが印象的だが、40年前の失踪事件の真相に迫る物語がスリリングに描写され、目が離せない展開に。ミステリー巨編を余すところなくフィンチャー色に染めているのがポイントだ。

ルーニー・マーラ版リスベット!

『メン・イン・ブラック3』のクールなポスタービジュアル
(c) 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.

『007 スカイフォール(原題) / 007 Skyfall』会見より
ダニエル・クレイグほかメインキャストが勢ぞろい

文・構成:シネマトゥデイ編集部 小松芙未

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