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阿部寛&上戸彩
『テルマエ・ロマエ』
銭湯に行きたくなる映画です!
映画『テルマエ・ロマエ』阿部寛&上戸彩 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ編集部 森田真帆 写真:高野広美

古代ローマの浴場設計技師が、現代日本にタイムスリップし、現代日本の風呂の技術を古代ローマに取り入れていくという内容で、「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞した話題のコミックを、古代ローマ人役にも日本人を起用するという奇想天外なキャスティングで映画化した『テルマエ・ロマエ』。主人公の古代ローマ人ルシウスを演じた阿部寛と、彼に“平たい顔族”と称されてしまう現代日本人、漫画家志望のヒロイン山越真実を演じた上戸彩が撮影秘話を明かした。

■ローマ人になじんだ!“濃い顔族”!!

Q:チネチッタというイタリアで最大級の由緒あるスタジオのオープンセットで撮影された本作ですが、現地での撮影はいかがでしたか?

阿部:震災の直後に撮影が始まったので、とても複雑な気持ちだったのですが、現地のエキストラの方々が、温かい言葉を掛けてくれ、励まされました。それに、映画のオープニングでは、このスタジオで撮影した古代ローマの映像が映し出されるのですが、迫力のある映像に仕上がっていたので、それを初めてスクリーンで観たときには驚きましたね。

上戸:わたしはローマロケには途中からの参加で、現地に到着した日に、ちょっと現場にお邪魔させていただいたんです。そうしたら、たくさんのエキストラさんに囲まれていると、阿部さんがどこにいるのかわからなくて(笑)。

阿部:あー、そう言っていたね! 撮影には本当にたくさんの現地のイタリア人が参加してくれたからね。

上戸:本当に、“濃い顔族”の皆さんは、全員がすごくなじんでいました。まったく違和感はなかったですね。「一番濃いのは誰か」っていうお話で盛り上がっているのを聞きながら、「みんな濃いよ」って心の中で思っていました。

Q:ローマでは、完成披露プレミアも行われました。現地の方と一緒に鑑賞された感想を聞かせてください。

阿部:日本人が古代ローマ人を演じることに対する評価よりも、日本人とイタリア人で笑いのツボは共通しているのかということの方が気になっていたんです。実際に上映が始まると、皆さん大笑いしていて、とてもうれしかったですね。

上戸:すごくびっくりしたのが、「北斗の拳」をネタに使ったシーンで笑いが起こったことです。絶対にわからないだろうなと思っていたので、あのシーンで笑いが起きたのは、うれしかったですね。それから、プレミアでは上映前と上映後の2回にわたって舞台あいさつをしたんですが、イタリアの方々の上映後の表情がすごく和んでいて。その皆さんの表情に、なんだか感動してしまいました。

■女性のあこがれ!?お姫様抱っこシーン撮影秘話

Q:映画では、上戸さんの入浴シーンが、とってもかわいらしかったですね。

阿部:色っぽかった。世の男性たちは、きっと大喜びすると思いますよ!

上戸:お風呂のシーンって本当にのぼせてしまうんですよね。だから、あのシーンのときも、ほおが赤いのは、すっかりのぼせてしまっていたからなんです。

Q:阿部さんは、軽々と上戸さんをお姫様抱っこするシーンがかっこよかったです。

上戸:お姫様抱っこって、女性はどこかあこがれているところがありますよね。抱っこした男性にヨロヨロされるのは傷つくと思うんですが、阿部さんは本当にひょいっと持ち上げてくれたので、とても男らしくて。真実がキュンとしちゃう気持ちがなんとなくわかった気がしました。

阿部:あのシーンは、伊豆の熱川バナナワニ園で撮影したんですが、実は上戸さんをお姫様だっこしているとき、周りでワニが口を開けて待っていたんですよ! しかも、ワニ園の方が「今日の日のために、1か月えさをあげませんでした」って(笑)。

■銭湯ブームの火付け役に!?

Q:ルシウスと真実の関係って、すごく不思議ですよね?

阿部:そうですね。ロマンスのようでもあるし、友情のような、すごく特別なんです。上戸さんは、僕よりもずっと年下なので、最初は戸惑っていた部分もあったんですが、実際撮影が始まると上戸さんの笑顔にずいぶん助けられました。ルシウスも、彼女に支えてもらっていたからがんばれたんでしょうね。

上戸:わたしの演じる役柄は原作には登場しないので、正直、最初は迷いながら演じていました。初めてルシウスと出会うシーンでは、わたしはすごくだらしない感じで、大口開けて寝ているんですよね。でもローマにタイムスリップした後の彼女は、女性としてもすごく成長している。メイクさんも、ローマでの衣装に合わせて大人っぽいメイクにしてくださって。だんだん女らしくなっていく真実の姿も楽しみにしてほしいですね。

Q:たくさんの方が、映画の公開を楽しみにしていると思います。

阿部:まさか自分が古代ローマ人をやるとは思っていませんでしたが、ローマプレミアでイタリアの方々が大笑いして楽しんでくれたので、自信が持てました。自分の想像以上にスケールの大きい作品になりましたので、思い切り笑いながら、作品を楽しんでいただきたいですね。

上戸:この仕事をしていると、なかなか行く機会がないんですが、久しぶりに銭湯に入れてすごくうれしかったです。わたしは、映画を観た後に、小学生のとき、友達の家族と一緒に銭湯に行ったことを思い出したんです。皆さんも、この映画を観ると、きっと銭湯に行きたくなると思います。日本のお風呂文化の素晴らしさに、改めて気付いていただければうれしいです。

われらが日本のお風呂に衝撃を受けるルシウスに爆笑し、真実の淡い恋心にドキドキして、時空を超えた不思議なきずなに感動する。きまじめな阿部と底抜けに明るい上戸が演じたことで、本作は、子どもから大人まで、いろいろな視点で楽しめる上質なコメディー作品に仕上がった。本作を通して、これまでとは違う阿部と上戸の新たな魅力にも触れてもらいたい。

映画『テルマエ・ロマエ』は4月28日より全国東宝系にて公開

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