シネマトゥデイ

サミュエル・L・ジャクソン
『アベンジャーズ』
みんな、この映画を愛してくれている
映画『アベンジャーズ』サミュエル・L・ジャクソン 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ編集部・森田真帆 写真:吉岡希鼓斗

アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカといったヒーローが一堂に会した豪華アクション大作『アベンジャーズ』。キャストにもロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソン、クリス・ヘムズワースといった主役クラスの俳優たちが勢ぞろいした注目作だ。本作で、最強ヒーローたちを集結させる国際平和維持組織シールドの長官ニック・フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソンが、作品への思い、そして自分自身について語った。

■最初は『アベンジャーズ』のことを知らなかった!

Q:最初に『アイアンマン』であなたが姿を現したときは、とてもワクワクしました!

ありがとう。僕もワクワクしていたよ。あのときは『アベンジャーズ』のことは何も知らされていなかったから「ちょっとだけ、サプライズゲストとして来てくれよ」って呼ばれただけなんだ。だから、出演シーンについては「これは何だ? 続編用か?」ぐらいにしか思っていなかった。でも、その後何作品かにカメオ出演していくうちに、だんだん興奮してきた。「もしかして、これはみんなを大集合させるつもりなんじゃないか!」ってね。

Q:まさにその予想が現実となりました。全員が一堂に会した現場はいかがでしたか?

撮影は素晴らしかった。みんなそれぞれが初対面だったりして、最初はぎくしゃくしていたんだ。でも「おまえがあいつに変身するんだよな」なんてことを言いながら、一緒に仕事をしていくうちにだんだんと仲良くなっていった。まさにこの映画の通りだったよ。

Q:出来上がった作品はいかがでしたか?

正直、撮影しているときは一体何がどうなるのやら、想像もつかなかったんだ。でもびっくりするほどエキサイティングな映画になっていて、心から楽しむことができた。彼らが一つの会議室で、ああでもないこうでもないって言い合ったり、人間関係に悩んだり、そういうところも面白い。アクションはもちろん最高だったが、そういう人間らしさがとても良かったと思うんだ。

■ニック・フューリーが選ぶ理想のムコは?

Q:アベンジャーズのメンバーそれぞれが、すごく個性的なのも面白かったです。アベンジャーズに一番詳しいあなたが、メンバーから一人、あなたの娘さんの旦那さん候補を選ぶなら誰にしますか?

何ていったってトニー・スタークだね。こいつはリッチだから。女好きだけど、何かあればきっといろいろ買ってくれるはずだからね。あとは全員不合格だな! ちゃんと理由もあるよ。

Q:では、ぜひ理由を聞かせてください。メンバーで一番強いと思われる、ハルクは?

ハルクは確かに最強だ。でもクレイジーなやつだよ。緑色の巨人に変身したら、誰でも殴るんだから。映画でも男も女もかまわず殴っていただろ。うちの娘まで吹っ飛ばされちゃかなわないから、ムコにはしないね!

Q:無敵の神様、ソーはどうでしょう? 性格はとても優しいですが……。

住んでいるところが遠すぎるよ! うちの娘をあんなところまで連れて行かれるのはお断りだし、何よりも孫に会いに神様の国まで行かなきゃならないなんてごめんだ。

Q:では、地上最強の弓の名手・ホークアイは?

あいつは孤独すぎる。仕事中毒人間で、その上ちょっとネクラなんだよ。だからきっと家に帰っても、うちの娘と話もしてくれないだろうよ。会話がない夫婦は、きっとうまくいかないからダメだね。

Q:皆さん、ことごとく不合格ですね。キャプテン・アメリカも不合格なんですか?

何を言っているんだ! ダメダメ! キャプテン・アメリカを信用してはいけないよ。 あいつは、真面目ぶっていてムカつくタイプ。こういうタイプほど、本当は女好きなのさ。トニーみたいに口がうまくて女を口説けるのは許せるけど、キャプテン・アメリカはマジでつまらない男だからね!

Q:さすがアベンジャーズを長年観察してきただけあって、辛口ですね。

一つ言っておくけど、これはあくまでアベンジャーズとしてだからね。役者たちは全員、本当にいいやつばかりだったから! ハルクを演じたマーク・ラファロなんて、あまりにいいやつすぎて、「おまえ、こんな緑の凶暴なのになれんのかよ!」って心配したくらいだったんだよ。

Q:あなたはこれまでさまざまなアクション映画に出演してきましたが、アベンジャーズにスカウトするとしたら、誰がいいですか?

う~ん、誰だろう? 日本で誰かオススメの強いやつはいないの?

Q:「アフロサムライ」なんていかがでしょう?

アフロか! 実はちょうど、あの映画の仕事に関わっているんだ。確かにあいつが加わったらクールだな。よし、もしまた地球が危機を迎えたら、あいつをアベンジャーズに参加させることにするよ!

■若さの秘けつは、常に奥さんを笑わせてあげること!

Q:作品での動きぶりを見ていると、あなたが63歳だなんてとても信じられません。どうしたらそんなに若く、クールでいられるんですか?

若さを保つ方法は、エッチなビデオを観ることかな……っていうのは冗談で、やっぱり常に愛する人たちを笑わせていることだね。妻とは結婚して30年以上たつけど、いまだに彼女を毎日笑わせているよ。それに休みの日は、なるべく家にいないで外に出て新鮮な空気を吸う。僕はゴルフが好きだから、オフはいつもゴルフをしているね。

Q:役者として、どんどん新しいことに挑戦していますよね。

仕事に対して、「待ち」の姿勢を取ったことはないんだ。気に入った脚本があって、好きな役柄があれば、それを片っ端から演じていきたい。そう思っている。気に入った役を演じたら、あとはその映画を、その役柄を観客が気に入ってくれるかどうかだよ。ここが、なかなかうまくいかないところでもあるんだけどね。『アベンジャーズ』は観客が心から楽しんでくれていたのがわかったからとてもうれしかった。好きなことに挑戦していくスタイルは、これからもずっと続けていくよ。好きな人間と、そして好きな脚本で働くのが何よりも楽しいからね。来年には、大好きなクエンティン・タランティーノ監督の新作『ジャンゴ 繋がれざる者』と一緒に、また日本に戻ってくるよ。

Q:最後に公開を待ち望んでいた日本のファンにメッセージをお願いします。

この映画の素晴らしいところは、恋人同士でも、家族でも、夫婦でも、どんな人とでも楽しめるところなんだ。例えば、僕もこの映画を妻と娘と一緒に観に行ったんだよ。妻はこの手のアクション大作が苦手だったんだけど、すごく楽しんでくれて、今ではこの映画を愛してくれている。これは、本当にすごいことだと思うし、うれしかった。それはたぶん、この作品がアクションであり、コメディーであり、ヒューマンドラマでもあるからなんだ。誰が観ても、興奮して感動する映画だと思うから、みんな、重い腰を上げて観に行くように(笑)!

アベンジャーズのことを話しているときは、まるでティーンエイジャーのように目を輝かせていたサミュエル。彼がいつまでも若さとクールを保っていられるのは、役者としての好奇心はもちろん、常に人を楽しませようとしているサービス精神も関係しているのかもしれない。ハリウッドのおしどり夫婦で有名なサミュエルのアドバイスは、「奥さんをいつも笑わせてあげること」。サミュエルほど自分のジョークに自信が持てないときは、映画館で本作を観て、大切な人を笑顔にしてみてはいかがだろうか?

映画『アベンジャーズ』は公開中

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