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北川景子&GACKT&優香
『悪夢ちゃん The夢ovie』
未来を切り開くのに必要なもの
『悪夢ちゃん The夢ovie』北川景子&GACKT&優香 単独インタビュー

取材・文:浅見祥子 写真:高野広美

最新のCGで実現した悪夢の世界と、子供たちを取り巻くシリアスで過酷な現実を描く人間ドラマ「悪夢ちゃん」の劇場版『悪夢ちゃん The夢ovie』が完成した。主人公は他人の無意識とつながり、その未来を予知する夢を見てしまう少女・悪夢ちゃんと、その夢を読み解くことができる女教師・彩未。二人が、夢研究の専門家である志岐貴らと協力して難事件を解決していく。連ドラに続く登板となった北川景子、GACKT、優香が再結集。夢にまつわる話や自身の小学生時代について語った。

■子供の成長にビックリ!

Q:久しぶりに「悪夢ちゃん」の現場に戻っていかがでしたか?

北川景子(以下、北川):職員室や夢研究所は大人ばかりですから、「久しぶりですけど元気でした?」という感じでお芝居も連ドラに戻ったようでした。でも教室では10センチ以上も背が伸びた子や声変わりした子、気を使えるようになった子など内面的成長も感じられ、子供にとっての半年は大きいんだなって。

優香:悪夢ちゃん役の(木村)真那月ちゃんなんて、手足がひょろ~っと長くなって。

北川:足の長さがわたしと同じだったんですよ!

Q:GACKTさんは夢王子の衣装で、真夏の撮影は大変だったのでは?

GACKT:いろいろと思い出していたんだけど、そんなに暑かったかな? って。日に焼けたくないという気持ちがあったからテントの下にいた気はするけど。

北川:顔に汗が全然出ていなくて涼しそうでしたよね。

GACKT:夏には45度くらいでトレーニングするから汗をかかないんだよ。

北川:45度って、気温がですか!?

GACKT:そう。体力がつくし、合間に外へ出ると「涼しい~」ってなるし。

北川:涼しかったという記憶は正しいかもしれないですね、38度はありましたけど。

GACKT:そんなに?

北川:そうですよ! でも45度と比べると……。

優香:だいぶ涼しめですね(笑)。

GACKT:そういえば馬が汗をかいていたな。

北川:汗で白毛がグレーっぽくなっていましたよね。

Q:馬より暑さに強いんですね。

GACKT:馬は暑さに弱いから僕の方が強い……って馬と勝負してもしょうがないけど(笑)。

■意外な小学生時代を告白

Q:映画では悪夢ちゃんの初恋が描かれますが、小学生時代はどんな子供でしたか?

北川:「今と変わらないね」と言われます。群れて外で遊んだりせず、一人で本を読んだりすることが多かったです。

優香:わたしもちょっと似ています。恥ずかしがり屋でいつも母親の後ろにくっついて、写真を撮るときは誰かの後ろに回ったりしていました。

北川:わたしもそう!

優香:授業中、積極的に手を挙げて発言するのは苦手でした。学芸会ではニワトリ役をやって、目立たないように気を付けていました。

GACKT:僕はもともと体が弱くて、小さいころは病院の思い出しかない。だから大人になってこういうドラマや映画を観ると、健康だったらこんなふうに過ごしていたのかな? とイメージしたり……。

Q:ちょっと、寂しいですね。

GACKT:別に寂しくない! それで格闘技を習い、19歳くらいから体質改善に取り組んだけど、長時間運動ができなくて。サッカーの漫画を読んで、病気を持ちながら活躍するキャラクターがかっこよくて。僕は、サッカーはできないけど演じるなら彼だなとか(笑)。優香ちゃんの言うこともわかるよ。いまでも僕はプライベートではなるべく目立ちたくない。食事をしに行って「あ、GACKT!」みたいになってその場を壊すのがイヤ……なんでこの仕事をやっているのかな……? なんか、“なっちゃった”。

北川:本当にそう、“なっちゃった”。

優香:この世界って、子供のころはおとなしかったという人は多いですよね。または真逆にクラスの人気者だったか、どっちかかも。

GACKT:クラスで目立つ人を尊敬していたよ。リーダーシップをとってみんなをまとめるわけでしょ。客観的に考えて、僕みたいなヤツがいたらやりづらいだろうなって。

■GACKTに無理やり水を飲ませる北川!?

Q:GACKTさんは夢に北川さんが出てきたそうですが?

GACKT:そのあとすぐ連絡したんだ。「景子ちゃんの夢を見ました」って。

北川:うれしくて「悪夢じゃなかったですか?」と返すと「いい夢だったよ」というので、ああ良かったって。

GACKT:目を覚ましてまた寝たら、夢の続きを見たんだよ。前半はいい夢だったから、何か予兆があるかと思ったら、めちゃくちゃ怖い夢になっちゃって。

優香:夢に出てくると、その人のことを好きになったりしないですか?

GACKT:いい余韻の夢だったら、ほれてるのかな? と考えるけど、最後は立て続けに水を飲まされる夢で。「もう飲めないよ!」というと「まだ」って。その顔がドラマでよく景子ちゃんが見せる冷た~い顔で。

北川:はははは。わたしも夢にGACKTさんが出てきたことありますよ。いつものかっこいいGACKTさんのままでしたけど。撮影期間中に撮影する夢を見たりするんですよね。だから優香さんも出てきました。夢でも仕事をしているんですよ。

優香:それ、疲れているんじゃない?

北川:お風呂とかでふっと寝ちゃったときも、そのとき一緒に仕事をしている助監督の「お願いします!」という声で目を覚ましたり。助監督がよく出てきます。

GACKT:取りあえず一度休ませよ(笑)。

優香:わたしは眠りが浅いのか、夢は毎日見ます。仕事の続きの夢も見るし、次の日の仕事の夢も見ます。怒られたらどうしよう? という不安がそのまま夢になったり。

北川:すごくわかります。わたしも生放送の仕事の前とか緊張しちゃいます。

■幼少時代は病弱だったGACKTを変えた言葉

Q:映画から「予知としての悪夢に負けず、未来は自分で変えられる」というメッセージを感じました。未来を変えるのに必要なものは何だと思いますか。

北川:結局は自分次第だと思います。毎日怠けて生きれば明るい未来はないし、怠けなければ少しずつ良い未来に近づく。それでも予測できないことは起きるだろうし、自分の頑張りとは別の要素もあるでしょうけど。

優香:わたしは、人というのは出会った人によって変わっていくものだと思います。大人になって余計そう思うようになりました。子供のころから「早く大人になりたい」と思って過ごしてきたし、過去にまったく興味がありませんでしたが。この世界に入ってからも、いつでも未来の自分にワクワクしています。

GACKT:体が弱くて自暴自棄に生きていた自分がある人と出会い、20歳から人生が始まったと認識しています。その人はシンプルにいろいろなことを教えてくれました。例えば、成功するために必要な考え方とは何かということ。成功できない人は物事を知り、覚え、考えてから動く。でも成功する人たちは動いてから考える。知、覚、動、考と漢字を一文字ずつ書きながら「この中で一番大切なファクターはなんだと思う?」と聞かれて。わからないなあと考えていると、「目の前に答えは書いてある。とも(=知)、かく(=覚)、うご(=動)、こう(=考)」。そのとき僕は心が震えた。人は「悩む」ことと「工夫する」ことを混同しがち。でもそうしたことは行動しながらできるし、行動して出た結果で考えることもできる。頭で考えてもわからないことがほとんどなのだから、大人もそうだけど、今の子供たちはまず動いてみること。そうして出た結果に対して、どうやったらうまくいくかを考えたらいい。いつでも僕はそう考えている。

北川景子とGACKTと優香、年齢も個性もバラバラに思える3人が顔を合わせる……それって大丈夫!? と思ったのは、まったく意味のない心配だった。二人の先輩にさりげなく気を使って場を盛り上げる北川と、画面のイメージ通り穏やかにニコやかにその場を楽しむような優香、そんな二人を前にして時にコミカルに時にさすがの含蓄ある言葉を語ってくれたGACKT。和やかだったであろう撮影現場の雰囲気が伝わるようだった。

(C) 2014 「悪夢ちゃん The 夢ovie」製作委員会

映画『悪夢ちゃん The夢ovie』は5月3日より全国東宝系で公開

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