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50周年を迎えさらなる彼方へ!『スター・トレック BEYOND』クリス&ザカリー&サイモン&ソフィア インタビュー

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(C)GREG WILLIAMS

 米テレビドラマとして登場し、テレビ&映画の両方で回を重ねてきた『スター・トレック』シリーズが50周年を迎えた。『ワイルド・スピード』シリーズで知られるジャスティン・リン監督が新たにメガホンをとった記念すべき50周年作品にして、新シリーズ第3弾『スター・トレック BEYOND』について、おなじみの主要キャラクターを演じるクリス・パイン(カーク)、ザカリー・クイント(スポック)、サイモン・ペグ(スコッティ)、そして初登場となるソフィア・ブテラ(ジェイラー)が語った。サイモンは今回、脚本も担当している。(取材・文:山口ゆかり)

◆50周年を迎えた秘密!

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今回は脚本も務めたサイモン - (C)GREG WILLIAMS

Q:(サイモンに)今回のタイトル『スター・トレック BEYOND』はあなたのアイディアだそうですね。

サイモン:ジムからの帰りに思いついたんだよ。パラマウントの副社長に話したんだけど、その場所がシネコンだった。口にしたら「それ登録しとけ!」って携帯渡されて。そしたら、それを監視していたクレイジーな人たちがいて、あっという間に「次のタイトルは『スター・トレック BEYOND』だ!」と広がっちゃって。アクシデントで決まったタイトルとも言えるけど、気に入っているよ。

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主人公カークを演じるクリス - (C)GREG WILLIAMS

Q:50周年を迎えられた人気の秘密はどこにあると思いますか。

クリス:始まった1960年代は現実にはまだ冷戦が続いていたのに、『スター・トレック』はロシア人、アジア人、黒人も白人も宇宙人も一緒に働く世界を描いていた。それがユニークさの基になっていると思う。

Q:50周年の本作を控え、初代スポックであり、また新シリーズでも歳を重ねたスポックとして登場していたレナード・ニモイさんが亡くなられたのがとても残念です。

ザカリー:僕はスポックの役と関係なく、(レナードさんと)友達になったんだ。とても尊敬していたから、彼の役だったスポックをやっていくことに一層責任を感じている。彼がその世代に与えたインパクトが刻み込まれている。何百万という人が彼のおかげでスポックというキャラクターにひきつけられたんだ。そういう役を引き継ぐのはめったにあることではない。創造的な意味でも、個人的な意味でも本当に光栄だよ。

◆新監督によってアクション増し増し!?

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スポック役のザカリー - (C)GREG WILLIAMS

Q:新しくメガホンを握ることになったジャスティン・リン監督はいかがでしたか?

ザカリー:ジャスティンはすごいね。もちろん僕らはJ・J(・エイブラムス監督)とやってきたわけだけど、ジャスティンはこれまで僕らがやってきたことに敬意を払いつつ、自信を持って進んでいく。良い体験をしたよ。

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バイクアクションに挑んだクリス! - (C) 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.STAR TREK and related marks are trademarks of CBS Studios Inc.

Q:リン監督といえばアクション映画で知られていますが、やはりアクションシーンは増えましたか?

クリス:もちろんだよ。彼はアクションを理解している。俳優が何を求めているか、どう動くかもよくわかっていて、俳優と一緒に仕事することが好きなんだ。素晴らしいよ。

ザカリー:でもたくさんのアクションはあるけど、前回もそうだったから、全く新しいというわけでもない。そこにはバランスがある。50周年を迎えて、オリジナルにオマージュをささげる部分もあって、アクション満載であると同時にエモーショナルでもあるね。屋外での撮影も多かったよね。バンクーバーにこれまで見たこともないようなすごいセットを作って撮影したんだ。郊外の岩だらけの場所でね。とても美しいところで、それを上手く活かしている。バンクーバーは初めてだったから、楽しめたよ。

クリス:僕はバイクに乗るシーンもあって、けっこう屋外で撮ったね。バイクのプロが指導してくれるのだけど、スピードを上げて走るのはかなり怖かったよ(笑)。楽しくもあるけどね。

◆新エイリアンのモデルは…あの人気女優!

Q:新しいキャラクターも登場しますね。今回の悪役であるクラル(イドリス・エルバ)はどんなタイプの悪役でしょう?

クリス:前2作で言うと、カーン(ベネディクト・カンバーバッチ)タイプではなくて、ネロ(エリック・バナ)タイプだね。冷徹な頭脳で戦うというより野獣みたいなんだ。

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新キャラ、ジェイラー役のソフィア -(C)GREG WILLIAMS

Q:もう一人の新キャラクター、ジェイラーは?

ソフィア:彼女は強くて、自立していて、サバイバーなの。

クリス:頑固なとことか、カークとも似た性格だよね。熱血漢でもあるし。

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ジェイラーとスコッティ! - (C) 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.STAR TREK and related marks are trademarks of CBS Studios Inc.

Q:ジェイラーはどういうところから発想されたのですか。

サイモン:彼女はかつて悪者に迫害された被害者なんだ。長いこと一人きりで暮らしてきた。イメージは『ウィンターズ・ボーン』のジェニファー・ローレンス。忍耐強くて、固い決意を胸に秘めている若い子、19歳かそこいらの。ジェイロー(ジェニファー・ローレンスの愛称)で、ジェイラーというわけさ。

ソフィア:私はサイモンといるシーンが多かったの。サイモンは演じながら、自分の出番の合間に脚本も進めていて、演技した後、走ってパソコンに向かったりしていたわね(笑)。撮影中は、一緒に笑ってばかりだったわ。兄と妹みたいに。

Q:ジェイラーは美しい異星人ですが、白塗りのメイクは大変そうですね。

ソフィア:あのメイクには4時間もかかるの。でもメイクなしにはこのキャラクターは考えられない。メイクに助けられもしているわ。

◆自分の人生に何を求めるか…?

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スター・トレックの隊員たちに待ち受ける試練とは? - (C) 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.STAR TREK and related marks are trademarks of CBS Studios Inc.

Q:様々な難局を切り抜けてきたスター・トレックの隊員たちですが、今回はどんな試練が待ち受けているのでしょう?

ザカリー:今回はみんなが違ったチャレンジをしているんだ。僕の演じたスポックはボーンズ(カール・アーバン)と一緒にいる場面が多い。面白い組み合わせだよね。カークとスコッティにチェコフ(アントン・イェルチンさん)、ウフーラ(ゾーイ・サルダナ)とスールー(ジョン・チョー)が一緒なんだ。あまりない組み合わせで、そこも興味深いところだよ。それで試練だけど、スポックは最初の方で深刻な傷を負ってしまう。その状態で自分をどう役立てるか、彼のエネルギーをどう保ってどこで生かすか、そういうチャレンジになっていくね。

クリス:カークにとっては、どうモチベーションが変わっていくかがある。ヒーローだった父親の陰に生きるのではなく、自分として生きていくという変化だ。もう25、6の若者ではない。30歳を超えて、宇宙船のキャプテンとしてみんなに指示する立場だ。自分の人生に何を求めるか、考える頃なんだよ。

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キャスト&スタッフ大集結! - (C)ABImages_Alex J. Berliner

 新監督に新メンバーを迎え、さらなる高みを目指した50周年記念作の高揚感を感じさせる一方、レナードさんの名前を出すと追悼の思いに沈むようだった彼らだが、今年4月に行われたこのインタビュー時には予想もしなかったさらなる悲劇が待っていた。新シリーズでチェコフを演じてきたアントンさんが公開を前にした7月に27歳の若さで事故死するという悲報が伝えられた。50周年を祝いつつ、レナードさんに捧げられたシーンとともにアントンさんが元気に走り回って演じてみせた最後のチェコフを目に焼き付けたい。

映画『スター・トレック BEYOND』は10月21日より全国公開

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