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戦地からの悲報…『ザ・メッセンジャー』インターナショナルプレミア開催【第59回ベルリン国際映画祭】

戦地からの悲報…『ザ・メッセンジャー』インターナショナルプレミア開催
記者会見に臨むウディ・ハレルソン - Photo:Yukari Yamaguchi

 2月9日夜(現地時間)、ベルリン国際映画祭で映画『ザ・メッセンジャー』(原題)のインターナショナルプレミアが開催された。コンペティション参加となる本作で監督デビューした脚本家オーレン・ムーヴァーマンと、主演のウディ・ハレルソン、ベン・フォスターが会見した。

 本作では、負傷し前線から外され、戦死した兵士の遺族に第一報を伝える任務に就くことになった若い兵士をベン、そのつらい仕事にも慣れたベテラン兵士をウディが演じている。兵士を演じるにあたっての役作りについて聞かれた二人、ベンが先輩どうぞというわけか「ウディ」と声をかけると、ウディは「ベン」と応じ、一瞬怪しげなムードが漂ってしまった会場は笑いに包まれた。気を取り直したウディに、数週間先に撮影しているから、先にコメントをとうながされたベンは「戦地から戻った兵士や、遺族などからも話を聞いたし、負傷者のいる病院も訪ねた。ドキュメンタリーも見たよ」と板についていた兵士役のリサーチについて話した。

 兵士を主役にした話だが戦闘シーンなどはなく、死亡報を伝えるメッセンジャーと受け取る遺族の人間ドラマが主体の本作であり、遺族役にも演技派がそろっている。ベンが好意を寄せる未亡人をサマンサ・モートン、息子を亡くした悲しみを怒りとしてメッセンジャーにぶつけてしまう父親を、今回の映画祭では、同じくコンペティション作品の映画『レイジ』(原題)にも出演のスティーヴ・ブシェミが演じている。悲しい状況に焦点をあてながらも、二人のメッセンジャーが互いに、そして遺族たちと心を通わせる場面が描かれていることで、温かい作品になっている。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)


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