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血塗られたギャングの抗争をカメラにとらえたステイシー・ペラルタ監督を直撃!

血塗られたギャングの抗争をカメラにとらえたステイシー・ペラルタ監督を直撃!
ギャングたちの本音を聞きたい!ステイシー・ペラルタ監督 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 ステイシー・ペラルタ監督が、新作映画『クリップス・アンド・ブラッズ:メイド・イン・アメリカ』(原題)について語ってくれた。本作は、ロサンゼルスにある犯罪多発地区サウス・セントラルで、悪名高いギャンググループ、クリップスとブラッズの何十年にもわたる血ぬられた抗争をメンバーと、その家族のインタビューを中心に描くドキュメンタリー作品。

 どうやってギャングのメンバーにアプローチしたのだろうか?「まずはギャング防止活動をしているボー・テイラーを通して、ギャングのメンバーに会うことができた。そこからそれぞれの区域を支配している人物に会い、彼らにドキュメンタリーの製作意図を伝え、撮影許可を得なければならなかったんだ。そして一人ずつギャングのメンバーと話をすることができたんだよ」と語ってくれたが、実際には何度も何度もギャングのメンバーたちと会い、信頼を得た上でようやく撮影に入ったそうだ。
 
 製作経緯については「ロサンゼルス暴動が起きた1992年くらいから、ずっと作りたいと思っていた。わたしはロサンゼルスで育ち、通っていた高校ではギャングの問題があたって、学校は何度も閉鎖されたよ。それと撮影前日に、その高校に通う生徒が殺されたんだ。こういった状況が許せなくってね。何も知らない人々は、事件を起こしたギャングのメンバーだけに責任を押し付ける、彼らの生活環境に対して目を向けようともしない。ニュースでも、極悪非道のような扱いを受けているだろう? でもわたしには、それが彼らの本当の姿だとは信じられないんだ。だから、彼らの人間性を知ってもらうために撮影を始めたわけさ」と熱く語った。

 ステイシー監督は、本作を政府の役人たちに観せて、ギャングたちの環境変化を図ろうとしている。劇中では10歳にもならない少年が麻薬の運び屋をしたり、銃を隠し持っていたりと衝撃的事実ばかりが映される。抗争で家族や兄弟を失い、それが理由でメンバーに加わってしまう少年が多いことにとても驚かされた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)


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