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かつて大統領だった男を謝罪させた、一見おバカな男の正体

かつて大統領だった男を謝罪させた、一見おバカな男の正体
あのニクソン元大統領を謝罪させた男!デビッド・フロスト - (C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 1977年、かつてウォーターゲート事件で歴史に汚点を残し、任期途中で辞任した唯一の元アメリカ合衆国大統領、リチャード・ニクソン相手にケンカをふっかけた男が実在した。その名も命知らずのイギリスの人気司会者、デビッド・フロストである。何と彼は、誰からも裁かれることなく政治の表舞台から姿を消した男をテレビインタビューで聴衆の前に引きずり出し、謝罪させることに成功した! 

 至難の業である政治家のインタビューに切り込んでいったフロスト。果たして名インタビュアーの条件とは何か。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は「大物政治家のインタビューは至難の業だ。ニクソン元大統領に挑戦した司会者は翻弄されながらも最後は追い詰める。壮絶なトークバトルが見ものだ」とコメントするほど、どんなベテランでも政治家の本音を引き出すのは難しい。

 映画『フロスト×ニクソン』でマイケル・シーンが演じるフロストは、コメディアン出身ならではのジョークを散りばめた軽妙なトーク術と、愛嬌(あいきょう)のあるキャラクターで人気を集めており、とても元アメリカ大統領に勝負を挑むとは思えないお調子者。実際のフロストも知性を見せずともかなりのインテリだったらしい。しかし実はそれが彼の最大の武器でもある。そのチャーミングな笑顔の裏に最後の切り札を隠し持ち、相手が「勝った!」と油断をしたすきに、サッと本音を引き出すフロストの手腕は鮮やかだ。一見お調子者にみえて実は策士なフロスト。これこそが名インタビュアーの条件なのだ。

 『フロスト×ニクソン』は、イギリスのテレビキャスターのフロストが、自らの私財を費やして、元大統領のニクソンとのインタビューに挑み、壮絶なバトルを繰り広げる実録ドラマだ。本作は政治家やジャーナリストなど、各界の著名人から大反響を呼んでいる。2009年度アカデミー賞の主要5部門にノミネートされた注目の話題作というだけでなく、男同士のプライドを懸けた真剣勝負は一見の価値ありだ!

 映画『フロスト×ニクソン』は3月28日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開


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