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驚がくの事実!不正にまみれた歴史的金融スキャンダルがアクション大作映画に

驚がくの事実!不正にまみれた歴史的金融スキャンダルがアクション大作映画に
映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』

 世界的不況が猛威を振い、人々が経済に対し抱く不安が増大する昨今、絶妙なタイミングで公開される金融サスペンスアクション映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』に注目が集まっている。本作は、実在した巨大銀行が引き起こしたアメリカ金融史上最大のスキャンダルを基に作られている。

  本作に登場する不正銀行のモデルになったのは、世界有数の金融都市、ルクセンブルグに本店を置いていた国際銀行「バンク・オブ・クレジット・アンド・コマース・インターナショナル(BCCI)」。1972年にパキスタンで設立された巨大銀行だ。その勢力拡大の裏には、犯罪組織や独裁政権、テロリストなどとの不穏な結びつきがあった。

 BCCIが手を染めていた、マネーロンダリング、武器の密売、贈収賄、テロリストへの資金提供などの行為は、アメリカとイギリス当局によって明らかにされ、営業停止を受けた後、当銀行は1991年に経営破たんに陥った。CIAの活動の資金源になっていたと言われるBCCIは、サダム・フセインなど開発途上国の独裁者の私腹を肥やすために重宝されていたことも指摘されている。

 映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』では、イギリス人俳優クライヴ・オーウェン演じるインターポール捜査官が、ヨーロッパの国際銀行の違法行為疑惑を追ううちに、巨大金融機関と政府との隠された関係が見え隠れしていく様がサスペンスフルに描かれている。作品のテーマに関して監督のトム・ティクヴァは、「国を動かしているのは、われわれが国を動かすべき人として投票した人たちではないのかもしれない、という不安は誰もがある程度抱いているんじゃないかな。そしてわれわれが顔も見たこともない人たちが世界の経済を動かしていて、それがわれわれの日常生活に恐ろしいほどの影響を及ぼしているんじゃないかってね」と語り、現代の人々が経済の現状へ不信感を抱いていることを指摘している。わたしたちの暮らす社会の裏に横たわっているかもしれない巨悪を世に問う、タイムリーで告発的な本作は、公開後に物議を醸すかもしれない。

映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』は4月4日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開


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