[シネマトゥデイ映画ニュース] 16日、スペースFS汐留で映画『すべては海になる』の完成披露試写会が行われ、出演者の佐藤江梨子、柳楽優弥、山田あかね監督が登壇した。
本を通じて心を通じ合わせるというラブストーリーということで、本好きの少年を演じていた柳楽だったが、舞台あいさつに立った柳楽は実は本はあまり読まないと明かした。「光治は文学少年ですが、僕は映画好きなんで、本を読む人の気持ちが分からないと監督に相談したんです。そしたら『柳楽くんは映画が好きなら、映画を観た後の気持ちや感情を思い出せばいいんだよ』と言われて、なるほどと思いました」と監督のアドバイスを振り返っていた。一方、書評を担当するなど、本に対して造詣の深い佐藤は、柳楽にプレゼントしたい本を聞かれ、「柳楽くんの役者道としてのたたずまいが素晴らしいので、勝新太郎の本を贈りたいと思います。玉緒さんみたいなすてきな奥さんを見つけてください」と言われると、突然「勝さん超好きなんですよ!」と絶叫するや「その本は読んでないですが、YouTubeで勝さんの映像を観ていますよ!」と19歳の若者らしいコメントを発して、会場を笑わせていた。
佐藤江梨子と柳楽優弥の共演が話題の本作だが、ふたりの初対面は少し前にさかのぼるのだという。「カンヌ国際映画祭のときに佐藤さんを見かけた時に劇場で『あ、サトエリだ!』と言ったんです」とカンヌでの初対面を柳楽が振り返ると、佐藤も「そのときYOUさんにシッと言われていて。わたしのことを知ってくれているんだと思ったらうれしかったですね」と振り返ると、柳楽も「(今回の共演に)何かの縁を感じました」と感慨にふける二人だった。
本作は「やっぱり猫が好き」「時効警察」の脚本を手がけた山田あかね監督初監督作。監督自身が書いた小説が原作で、過去に無謀な恋愛を繰り返し、傷ついてばかりの27歳書店員の夏樹と、崩壊した家族を必死に立て直そうとする17歳の高校生の光治とが、本を介してめぐり合い、心を交わすようになるという物語だ。
映画『すべては海になる』は2010年新宿バルト9ほかにて全国公開
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