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日本のイルカ漁描く『ザ・コーヴ』製作者が「日本の皆さんぜひ、観てから考えてください」

日本のイルカ漁描く『ザ・コーヴ』製作者が「日本の皆さんぜひ、観てから考えてください」
映画『ザ・コーヴ』 - (C) OCEANIC PRESERVATION SOCIETY. ALL RIGHTS RESERVED.

 第82回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞した映画『ザ・コーヴ』のルーイー・サホイヨス監督とインターナショナルセールスプロデューサーであるカーク・クリフトンが日本の観客に向けてコメントを発表した。

 本作は、和歌山県太地町の入り江で行われているイルカ漁を、隠しカメラで撮った衝撃のドキュメンタリー。昨年10月に行われた第22回東京国際映画祭では、上映見送りも検討されていたが、厳重警備の中で緊急追加上映。そして先日行われた第82回アカデミー賞では、ドキュメンタリー長編賞を受賞。その一報が流れると、太地町三軒一高町長による抗議のコメントが発表されるなど、波紋を呼んでいる。

 そんな中、サホイヨス監督は「日本の皆さん、どうかこの映画を観てください。イルカが子どもの食糧やショーに利用されるべきかどうか自分自身で判断してほしいのです」と日本の観客に向けてコメント。また「この映画には、世界を変える力があるはずです。わたしにとって本当の意味での賞とは、イルカ漁が止められすべてのイルカが解放され、この入り江が地球で最大の頭脳を持つ生き物の処分場から国立公園に戻る日だと思っています」と述べている。

 さらに本作のインターナショナルセールスプロデューサーであるクリフトンは、「この映画は多くの議論を呼んでいます。このような作品はメディアから非難され、上映を中止させようという動きが生まれるものです。しかし『ザ・コーヴ』は、そのような作品とは違っています。寄せられる非難の多くが、本作を観ていない人からのものだからです」と断言。

 クリフトンは日本を何度も訪れており、日本文化も理解していると前置きした上で「興味深かったのは、日本の配給会社のほとんどが、『日本で上映されるべき作品だし、日本人には映画の内容について考える機会が必要だ』と言いながら、配給を断ったことでした。製作者であるわたしたちは、多くの日本の方々に、本作について考えてもらいたいと願っています。日本での公開にあたってさまざまな議論がなされることを楽しみにしています」としている。

 現在上映が決定している劇場はシアターN渋谷の1館だけだが、配給会社アンプラグドは全国20~30館での上映を目標にしているとのこと。

映画『ザ・コーヴ』は初夏、シアターN渋谷ほかにて全国公開予定


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