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加瀬亮が初の父親役!函館から生まれた映画『海炭市叙景』完成

加瀬亮が初の父親役!函館から生まれた映画『海炭市叙景』完成
初の父親役に挑戦の加瀬亮-映画『海炭市叙景』より - (C) 2010 佐藤泰志 /『海炭市叙景』製作委員会

 11月に函館先行公開の後、12月上旬より渋谷ユーロスペースにて公開される映画『海炭市叙景』で、加瀬亮が初の父親役に挑んでいることがわかった。『海炭市叙景』は、加瀬のほか谷村美月、竹原ピストル、山中崇、三浦誠己、南果歩、小林薫らも出演し、企画からロケ協力までを、函館市民有志による製作実行委員会、および地元ボランティアが行った市民参加型の「函館映画」。活躍を期待されながら41歳で自ら命を絶った函館出身の作家・佐藤泰志氏が亡くなる直前の2年あまりをかけて執筆した、函館をモデルにした「海炭市」に生きる人々の生活を描いた18の連作短編小説を基に5つの物語を描いた。

 加瀬が演じるのは、子どもを虐待する妻やうまくいかない仕事に行き場のないいら立ちを募らせていく役どころ。映画『オリヲン座からの招待状』『それでもボクはやってない』『重力ピエロ』など、素朴で、繊細な役柄を演じてきたイメージの強い加瀬だが、最近では北野武監督の映画『アウトレイジ』で、流ちょうな英語に、計算高さも兼ね備えたニヒルな役柄を演じ、個性豊かなキャスト陣の中でも、ひときわその魅力を光らせていた。さらに演技の幅を広げた加瀬は、本作で妻に暴力をふるうシーンがあるなど凶暴性を露わにしつつも、息子を想う優しい父親という難しい役を見事に演じきっている。

 『海炭市叙景』では、ほかに谷村美月と竹原ピストルが初日の出を見ようと山に登る貧しい兄妹を、南果歩と小林薫が現在は口も利くことなくなってしまった夫婦を演じる。また、開発地からの立ち退きを拒み続ける老女の話、仕事で帰郷し父親と再会する青年の物語が、ささやかに交錯し、温かさを感じられるものに仕上がっている。

 「市民参加型の映画づくり」をスローガンに、原作者・佐藤泰志の同級生らや地元の文学ファンが集まり、製作実行委員会を設立し、企画から監督への交渉、資金集めなどを実行委員会のメンバーが中心となり映画化を実現させた。メインキャストにも一般市民を起用し、エキストラも含めると500人以上の函館市民が出演したという本作は、観光都市としての美しい函館の街を描くのではなく、変わりゆく地方都市としてのありのままの姿を映し撮った映画としても注目を集めそうだ。

映画『海炭市叙景』は11月函館先行公開の後、12月上旬より渋谷ユーロスペースにて公開予定


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  • 【映画】 海炭市叙景(試写会) from 別冊 社内報 (2010年10月15日 16時0分)
    函館舞台の「海炭市叙景」 札幌で試写会  11月、函館で公開  函館出身の作家、佐藤泰志(やすし)(1949~90年)の遺作小説を原作に、函館の市民有志が製作実行委員会をつくり、予算を工面して映画化した「海炭市叙景(かいたんしじょけい)」の関係者向け試写会が30日、札幌市中央区のシアターキノで開かれた。  試写会は6月の完成後、東京都内で2度開かれたが、道内では初めて。報道陣ら約70人が鑑賞した。  函館をモデルにした地方都市「海炭市」に生きる人たちを描いた上映時間約2時間半の作品。帯広出身の熊 ...[外部サイトの続きを読む]
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