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アフリカの子どもたちを俳優として起用!エイズ、少年兵、内戦による貧困など描くチャリティ映画-ロンドン映画祭

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アフリカの子どもたちを俳優として起用!映画『アフリカ・ユナイテッド/Africa United』の会見
アフリカの子どもたちを俳優として起用!映画『アフリカ・ユナイテッド/Africa United』の会見 - Photo:Yukari Yamaguchi

 10月14日、第54回ロンドン映画祭でデブズ・ガードナー=パタソン監督映画『アフリカ・ユナイテッド/Africa United』(原題)の会見が行われた。日曜の17日にファミリー・スクリーニングとして、監督、出演者も登壇する上映会が開催される本作は、イギリスで1985年から続くチャリティ、コミック・リリーフ参加作品でもある。

 鼻につける赤い玉がトレードマークであることからレッド・ノーズ・デーとして知られるコミック・リリーフは、お笑いで寄付金を募り、貧困から人々を救おうというもの。BBCでテレビ放映もされるほか、1ポンド募金すれば、その日は私服登校可とする学校も多く、例年、数億から数十億円にのぼる寄付金を集める全国規模のチャリティだ。

 本作も、ところどころにアニメーションを使うなど、子どもも楽しめるファミリー向け映画になっている。ストーリーは、アフリカ開催のワールドカップを目指す子どもたちのロード・ムービー。現地の子どもたちを俳優として起用し、エイズ、少年兵、内戦による貧困などアフリカの問題を、わかりやすく描いている。演技はこれが初めてという子どもたちは「カメラが大きくてびっくりした」、「人もいっぱい、トレーラーもいっぱい」、「セリフがたくさんあると大変だった」など、驚きの連続の初出演となったようだ。
本作はイギリスで10月22日から公開予定。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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