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ジブリ鈴木プロデューサー、矢野顕子の声優採用秘話明かす!『崖の上のポニョ』『ホーホケキョ となりの山田くん』で

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「僕が抜てきしたんです!!」-鈴木プロデューサーと、多才な矢野顕子
「僕が抜てきしたんです!!」-鈴木プロデューサーと、多才な矢野顕子

 スタジオジブリの名作映画『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(高畑勲監督)のブルーレイディスク完成披露試写会が18日、東京・銀座ヤマハホールで行われ、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーとシンガーソングライターの矢野顕子が登場した。

 矢野は『ホーホケキョ となりの山田くん』の音楽と主題歌を担当し、作品の終盤には声優としても登場。実は矢野を抜てきしたのは、鈴木プロデューサーだったそうで「高畑さんは『なんで?』って顔でビックリしていた。矢野さんの音楽は高級なんだから、鈴木さんにわかるわけないって言われたんですよ」と告白。矢野が「普通の人の普通の生活をアニメで描くってすごい冒険だと思った」と振り返ると、鈴木プロデューサーは「僕が(作品を)企画したんですよ!」と自己アピールした。2008年には、矢野が映画『崖の上のポニョ』でも声優を務めたが、これについても鈴木プロデューサーは「僕が推薦したんです!」とまたまたアピールし、矢野の多才ぶりに惚れこんでいる様子だった。

 当の矢野は「高畑さんの明確なイメージに、いかに寄り添うか。作曲をやり始めたら結構大変だったけど、いい勉強になりました」と当時を振り返り、高畑監督については「柔和な顔して鉄の意志を持った方。音楽に対する真摯(しんし)な態度にも感動しました」とコメント。これを受けて、鈴木プロデューサーも「最初から音楽を考えているのが、高畑さんの特徴。実はずっと鹿踊り(宮沢賢治の童話『鹿踊りのはじまり』)を原作にした音楽アニメーションを作りたがっているんですよ」。先日、ジブリ最新作として宮崎吾朗監督の『コクリコ坂から』が決定したが、いつか高畑版『鹿踊りのはじまり』が観られるかも? と期待させる発言にファンも興味津々だった。

ブルーレイ『天空の城ラピュタ』『ホーホケキョ となりの山田くん』(税込み: 各7,140円)は12月22日発売

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