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チャップリン映画祭開催 96年ぶりに発見された幻の出演作『A THIEF CATCHER 泥棒を捕まえる人』も上映

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『ダンシング・チャップリン』周防正行監督
『ダンシング・チャップリン』周防正行監督

 9日、映画『Shall We ダンス?』『それでもボクはやってない』など話題作を撮り続ける周防正行監督の最新映画『ダンシング・チャップリン』の公開を記念し、ヒューマントラストシネマ有楽町にて「チャップリン映画祭」が開催。初日舞台あいさつには周防正行監督と日本チャップリン協会会長の大野裕之がトークショーに駆け付けた。

映画『ダンシング・チャップリン』写真ギャラリー

 まだ学生の頃チャップリンの映画と出会い魅了されという周防監督と、チャップリン研究家の大野という日本で最もチャップリンに情熱をそそぐ二人となったトークショー。中学生か高校生の頃、学校の授業で『モダン・タイムズ』を見て以来チャップリンのファンという周防監督は、チャップリンの魅力を「身体能力だね」と力説。「チャップリンの映画は映画雑誌や映画評論家では叙情性や物語性で語られることが多いけど、実はチャップリンの一番偉大なところはあの身体表現。ランプティをはじめ世界の振付家がチャップリンを偉大なダンサーと評価している。自らの体でそれをできて、コントロールして映画にしている所が凄い」と同じ映画監督として自ら出演もこなすチャップリンの魅力を絶賛。

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 また、本作がチャップリンの映画をモチーフにバレエ作品を再び映画化するという特殊な過程になっていることに触れ、「プティの作品をどう映画化するかにおいてはチャップリンの世界観やチャップリンならどう考えて演出したのかを念頭においた。バレエをもう一度映画にする意味を考えることができたよ」と製作した醍醐味を振り返った。

 その他にも出演している妻・草刈民代に対し「そもそもバレリーナの妻と結婚してなければない話だしね」と妻想いの一面をうかがわせるコメントもするなど、チャンプリンの魅力を語る周防監督に会場に集まったチャップリンファンもときに頷きながら共感していた。

 映画祭では96年ぶりに発見されたチャップリン幻の出演作『A THIEF CATCHER 泥棒を捕まえる人』も上映される。

 映画『ダンシング・チャップリン』は、フランスの巨匠振付家ローラン・プティチャールズ・チャップリンの名作をテーマに作り上げたバレエの名作を周防監督が映画化した作品。周防監督が映画化に向けて奔走するドキュメンタリー「アプローチ」と、ダンサーたちのパフォーマンス「バレエ」の2幕で構成され、舞台の裏表を通してバレエをまったく知らない人でも楽しめる極上のエンターテインメントになっている。(取材・文:中村好伸)

映画『ダンシング・チャップリン』が2011年4月16日より銀座テアトルシネマにて全国公開

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