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MONKEY MAJIKが、地元・宮城でボランティアを続けながら作った新曲「木を植えた男」に込めた復興への願いとは…

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4人の想いはきっと届く!
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 人気バンドのMONKEY MAJIKが、本日6日よりPCでの配信がスタートされる“フレデリック・バック展”イメージソングの「木を植えた男」に込めた、復興への切なる想いを語った。

 フレデリック・バック展のテーマソングを、MONKEY MAJIKが手がけることが決まったのは、今年2月のこと。カナダに暮らすフレデリック・バック氏のアニメに、子どものころから慣れ親しんでいたという、ボーカル&ギターのブラント兄弟は、バック氏の展覧会を盛り上げることができれば、という思いで、イメージソングの書き下ろしを決めたという。3月7日には、スタジオジブリを訪れ、鈴木敏夫プロデューサーと3月中の楽曲制作を約束していた。だが、そのわずか4日後、彼らが拠点とする宮城県を震源とする東日本大震災が発生。すべてが変わった。

 事務所やスタジオ、自宅も壊滅的な被害に遭い、「最初はなにも考えられなかった……」というメンバーは、震災後、ふるさとの復興を願い、ボランティア活動を続けた。そんななかで、唯一制作した楽曲が本作だった。「僕らが、今制作するのにもっともふさわしい曲だった」と、メンバーの誰もが口をそろえたこの曲は、運命的とも言えるタイミングで出来上がった。「メロディーのすべてが、バックさんのため、そして自分たちのため、いろんな人のために作った曲です」とメイナードは語り、「この大きな地震がなければ、このような歌詞にはならなかった」と、taxは語った。震災がなければこの歌詞は生まれず、フレデリック・バック展のイメージソングでなければ、曲を作ることすら難しかったという。

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  本作のタイトルは、バック氏の代表的な作品で、アカデミー短編アニメーション賞を受賞した、「木を植えた男」。荒涼とした大地に、木を一本一本上続け、やがて緑あふれる森に変えた、男のストーリーは、津波が襲い瓦礫の山となってしまった被災地で、一日、一日、復興活動に尽力する人々の姿に重なる。「木を植えた男のストーリー自体、現在の日本の状況にとても重なりました。震災が起きたときは、いったいどうすればいいかわからなかったけれど、今の自分たちの気持ちを、そのまま曲にしよう、そんな素直な気持ちで作った曲です」というtaxの言葉通り、曲には、悲惨な現実を受け止めながら、明日への希望をつなぐメンバーの想いがつづられた。

 宮城県で、ボランティアを続けるMONKEY MAJIKの話を聞いたバック氏は、彼らに一枚の絵を送った。それは、どこまでも続く瓦礫の地で歌うメンバー、穏やかな表情をうかべて歌に耳をかたむける人々、その後ろには明るい太陽が昇る……。一筋の希望の光を感じさせる絵だった。新曲「木を植えた男」には、こんな歌詞がある。「荒れ果てた この土地で 運命を受け入れて いのちを繋ぐ 小さな種に未来つめて」、バック氏み自らが描いた絵のように、MONKEY MAJIKの歌声は日本に、暖かい未来への光を届けてくれることだろう。(編集部 森田真帆)

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