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佐藤隆太が映画『ロック~わんこの島~』に込めた想い…東京都・三宅島の復興を伝えたい

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三宅島のひとびとの努力が伝わりように!
三宅島のひとびとの努力が伝わりように!

 今月15日に三宅島を訪れ、地元の椎取神社で大ヒット祈願の参拝を行なった、映画『ロック~わんこの島』の佐藤隆太、麻生久美子が、物語の舞台でもあるロケ地・三宅島への想いを語った。
 
 佐藤、麻生のほか、倍賞美津子、子役の土師野隆之介が参拝した椎取神社は、2000年に起きた三宅島の雄山大噴火により、鳥居と拝殿が埋没した神社。鳥居の頭部分だけがなんとか顔を出している状態となってしまっている旧神社の隣に、現在は、新しい鳥居と拝殿が建設され、キャストたちはそこで、2000年の噴火で離れ離れになりながらも強く生きていく、三宅島の家族と飼い犬ロックの強い絆を感動的に描いた本作の大ヒットを祈願した。

 大噴火から11年が過ぎた今でも、椎取神社を始め、噴火の爪痕が今だに残っている三宅島。本作の冒頭に起こる群発地震が発生した2000年の夏、雄山の噴火により噴煙は上空15,000メートルに達し、火山弾と呼ばれる溶岩の塊が落下。子どもたちの島外避難が実施され、島の子どもたちは大人たちと離れ、東京の全寮制の学校へと移り、その後、三宅島に暮らす3,895人全員が避難した。避難生活を送っていた住民たちに全島避難の解除が出たのは、それから4年5か月後……。島を愛する三宅島の人々にとっては、余りにも長い日々だった。

 だが、10年前に起きた東京都・三宅島の悲劇を、今いったいどれくらいの人が覚えているだろう。テレビの中で流れていたニュースを覚えている人はいても、三宅島の人々がたどった、復興までの長い4年を知る人は少ないのではないだろうか。この映画は、少年と愛犬との絆を描いただけでなく、「自分たちのふるさとに、いつか戻る」と願い続けた家族の物語でもある。

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 今年6月、佐藤は、本作を持って宮城県・石巻市を訪れた。「3月に起きたばかりの震災と重なってしまうシーンもある。」と、緊張していた佐藤に、上映後、観客からかけられた言葉は、「三宅の人たちのように、わたしたちも頑張っていきたい」という言葉。それが、なによりもうれしかったと、佐藤は振り返る。「三宅島の人々の頑張りを伝えたい」、その一心で、麻生と二人、懸命に、明るく生きる三宅島の夫婦を演じきった。「噴火のときの話を、島の方に聞いたとき“なんとかなる!”って信じていたことを聞いたんです。落ち込むことなく、明るく前向きに生きる、たくましさに、感動しました。この映画が、今の日本の力になればうれしいです」と語った佐藤と麻生。二人は、炎天下の中、真新しい椎取神社の拝殿に向かって静かに手を合わせていた。

映画『ロック ~わんこの島~』は7月23日より全国公開

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