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永井豪、おっぴろげミサイルシーンに今は亡き盟友に思いをはせる 「手天童子」執筆時の壮絶秘話明かす(1/2)

永井豪、おっぴろげミサイルシーンに今は亡き盟友に思いをはせる 「手天童子」執筆時の壮絶秘話明かす
鬼にたたられながらの執筆秘話を明かした永井豪

 12日、銀座シネパトスで映画『極道兵器』公開記念ドリームジャンボトークショーが行われ、本作でメガホンを取った坂口拓、山口雄大の両監督、そして本作原作の故・石川賢さんの盟友、漫画家の永井豪が登場、過激なトークを繰り広げた。

 全裸の女性兵器の股(こ)間からミサイルが飛び出す「おっぴろげミサイル」がハイライトシーンとして登場する本作。このシーンをお気に入りに挙げた永井は、「石川賢の持つムチャクチャ感というか、これだけのスケールの大きさをよく表現したと驚いています。石川賢が生きていたら喜んでいた思います」と亡き盟友に代わって両監督に感謝。本作の試写には石川さんの遺族の方も来場していたそうで、山口監督も「(子どもさんから)オヤジが生きてたら、喜んだと思いますと言われて握手をしました。あれは感動しましたね」とうれしそうに語った。

 過激な作品を次々と発表してきた漫画家・石川賢さんとはどんな人だったのだろうか。永井は「本人は慎重で照れ屋だったけど、人に嫌われるようなこともやらないし、陰口もきかなかった。みんなに好かれる人間だったし、僕も大好きだった。でも残酷なシーンを描くときは嬉々として描いていた。でも本当にやさしい、正反対な性格だったんです。もっとつきあいたかったのに、残念でしょうがないですね」と優しい笑顔で述懐した。

 トーク中は、両監督が「(永井の漫画で)映画化したい作品は?」と司会者に促される場面も。そこで山口監督が、「『手天童子』がやりたいんです」と直訴すると、永井ファンが集まった会場からは大きな拍手が。「物語がどんどんエスカレートする感じがすごく印象に残っていて。あれは初めての体験でした」と山口監督が振り返ると、永井は「あれは鬼が赤ん坊をくわえている映像が見えて、導かれるように描いたんです」と懐かしそうな表情に。

 「手天童子」の物語は、ある若夫婦が「15年後に迎えに来る」という言葉と共に、巨大な鬼から1人の赤ん坊を預かることに。約束の15年後がやってきたとき、恐るべき力を持った鬼が現れ、世界に危機が迫る……、というものだが、この物語は悪夢から生まれたと明かす永井。「『手天童子』を描いていたときに、なぜか頻繁(ひんぱん)に鬼に追いかけられる夢を見たんです。すると、僕の守護霊のお坊さんが鬼を握りつぶしてくれるんだけど、次はもっとでかいのが出てきて襲ってくる。そこで、目を覚めたらこいつを描いてやると思って描くんですね」と次々と鬼の登場する夢について語る永井に、会場内は騒然となった。


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