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シェール、性転換した「息子」チャズのダンス番組出演を擁護

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シェールと自慢の息子チャズ・ボノ
シェールと自慢の息子チャズ・ボノ - Jason LaVeris / FilmMagic / Getty Images

 歌手シェールの娘で、男性へと性転換手術を受けたチャズ・ボノが、アメリカのダンス・リアリティー番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スター」に出演することに視聴者から批判が寄せられていることについて、「バカな偽善者たち」とつぶやいている。

 チャズ・ボノはシェールの一人娘ながら、2008年に性転換手術を受けて「男性」となった。そして、9月19日から放送されるアメリカのダンス・リアリティー番組への出演が決まったが、これに対し、保守的な視聴者から反対の声があがり、ブログなどで中傷のコメントが飛び交っているという。テレグラフ紙(電子版)によると、シェールはツイッターにコメントを投稿し、「チャズは、この番組に出ることについてブログや掲示板でひどく中傷されているわ。私は彼が何をしようと、その選択を応援する。この番組に出るのだって、勇気が必要だったはずよ。母親なら誰だって、バカな偽善者に腹が立つはず」と、母として「息子」の活動をサポートするつもりのよう。これに対しチャズもツイッターで、「ママ、応援ありがとう。嫌われることで、僕はもっと懸命に働こうという気持ちになるし、できる限りこの番組を続けられるよう頑張るよ」とやる気を見せている。

 この番組には、俳優のデヴィッド・アークエットも出演することが決まっているが、チャズの出演については「全国放送のテレビが、アメリカの一般家庭に向けて、性に関してこうあるべきだという意識を押し付けるいい例だ」と、否定的な見方。一方で、プロデューサーのコンラッド・グリーン氏は「この番組はエンターテインメントという以外に何か指針があるわけではない。彼にチャンスを与えてくれれば、思うほど悪くないと感じるはずだ」とチャズの起用に理解を求めている。(竹内エミコ)

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