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大関に昇進した琴奨菊関が映画イベント初登場!来る九州場所に向けて「海老蔵さんの気持ちでがんばります!」

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緊張しながらも、堂々としたたたずまいで登場した琴奨菊関
緊張しながらも、堂々としたたたずまいで登場した琴奨菊関

 12日、有楽町朝日ホールで映画『一命』の特別試写会が行われ、サプライズゲストとして、日本人力士として4年ぶりに大関に昇進したことが話題となった琴奨菊関が登場、11月の九州場所に対する意気込みを熱く語った。

映画『一命』写真ギャラリー

 一連の騒動後、市川海老蔵の復帰作として話題を集める本作だけあって、会場には多くの観客が来場。上映前の会場には、海老蔵主演作はどのようなものなのかという期待が充満する。その中で登場した司会者が「本日はスペシャルゲストがいらっしゃいます! つい先日、日本人としては4年ぶりに大関に昇進した今一番熱い武士。琴奨菊関です!」と呼び込むと、何も聞かされていなかった客席からは、驚きや感嘆の気持ちがこめられた、「おー!」という声が鳴り響いた。今月1日に、子役の芦田愛菜と「赤い羽根共同募金」のイベントに登場したことのある琴奨菊関ではあるが、映画系のイベント登場は今回が初。壇上に登場した琴奨菊関は「土俵上よりも緊張します」とまだまだこういったイベントには慣れていない様子でコメントした。

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 映画については、「武士道というのものをすごく感じさせられる映画でした。入門した当初から、師匠に力士というのは武士のなごりだから、ちょんまげをして、着物を着るんだよと教えられてきました」とコメントするなど、武士道について描いた本作に共感している様子。琴奨菊関といえば、大関昇進の際に、宮本武蔵の兵法書から引用した「万理一空(ばんりいっくう)」という口上が話題となった。この一という数字には、相撲の道へと導いてくれた亡き祖父への思いが込められているとのことだが、「同じこの時期に、一という数字の入った映画『一命』を観ることが出来たのは、運命的な出会いだと感じます。いい時期に観られました」とコメントすると、会場からは大きな拍手が起きた。そして、11月から始まる九州場所について、「海老蔵さん演じる半四郎の気持ちでがんばります」と決意を語った。現在の大関・横綱陣の中で唯一の日本人力士となる琴奨菊関ではあるが、海老蔵がスクリーンで見せた武士道にすっかり刺激を受けた様子。大関昇進後初となる11月の九州場所の活躍が楽しみになってきた。(取材・文:壬生智裕)

映画『一命』は10月15日より全国公開

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