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勝手に作った架空映画の「予告デミー賞」グランプリはゾンビと人間のロードムービー!(1/2)

勝手に作った架空映画の「予告デミー賞」グランプリはゾンビと人間のロードムービー!
受賞者に賞状を贈る、審査員の伊藤歩

 19日、新宿ミラノ2で「第2回予告デミー賞」が行われ、映画監督のマイケル・アリアス、ミュージシャンの曽我部恵一、小説家の桜井鈴茂、映画監督の石井克人、そして女優の伊藤歩が審査員として参加、グランプリを受賞した架空のゾンビ映画に一同、興味津々だった。

 実際には存在しない架空の映画の予告編を自主制作で勝手に作って、それを映画館で上映し、審査員と観客が一緒に鑑賞。さらに観客・審査員の投票によってグランプリを決めようという趣旨の本イベント。入賞賞金はささやかながら、映画愛にあふれたイベントとして2回目を迎えている。今回エントリーされたのは35本。脱力系あり、ホラーテイストあり、警察ものありと、そのジャンルも幅広く、どれも「自分はこんな映画が観たいんだ!」という熱い思いが詰まった作品がそろっていた。

 銅賞の「三年寝太郎」(佐藤健人監督)は、主夫である佐藤監督自身をモチーフに、1年目、2年目、3年目と寝続けた男の物語。奥さんや娘に起こされても、なかなか起きようとしない男が映し出され、「寝続けた理由が今明かされる!」というあおり文句で締められるほのぼの系の作品だ。1年目、2年目、3年目と過ぎるにつれて、娘が成長していくという細かな演出も光っている。ちなみに佐藤監督が寝ている様子をカメラで撮影したのは奥さんとのこと。

 続く銀賞は「ニュ~上京」(上保美咲監督)。全編アニメーションで製作された本作は、男女が上京し、寿司を食べたり、映画館に行ったりといった内容。ポップな色使いはイラストレーターの和田誠風でもあり、往年のテレビ番組「ゴールデン洋画劇場」で和田が手掛けたオープニング風のテイストも感じられる。映画館勤務だという上保監督は「コツコツ作っていた作品なんですが、いつか発表したいなと思っていたら、(映画館に置いてあった予告デミー賞の)チラシを見つけて応募しようと思った」とコメント。曽我部も「映像のテンポが音楽に合っていて、うまいなと思いました。プロの仕事ではないかもしれませんが、センスがいいですよね」とミュージシャンの視点から絶賛していた。

 そしてグランプリは「ゾンビ厨房 晴れのち腐り」(竹内秀樹監督)。舞台はゾンビたちが人口の大半を占める近未来。厨房を舞台に繰り広げられるグロテスクなゾンビ劇。間一髪で食べられそうになった主人公が「俺よりうまい人間を知っているんだ!」。そこから予告編のテイストは一転。ゾンビと人間との珍道中といったロードムービーという風情に変わる。そこに「たった一つのうそから奇妙な冒険が始まった……。決して分かり合えない二人がたどり着いた結末とは?」というナレーションが入り、クライマックスを迎える。


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