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強面俳優・麿赤兒、借金取りから逃げまわった日々を赤裸々に振り返る!「人質になったこともあった」(1/2)

強面俳優・麿赤兒、借金取りから逃げまわった日々を赤裸々に振り返る!「人質になったこともあった」
自分の顔が描かれた「赤鬼キャンディ」を不思議そうにながめる麿赤児

 3日、新宿K's cinemaで映画『天使突抜六丁目』上映後にトークショーが行われ、麿赤兒、山田雅史監督が出席、麿が自分自身の借金体験を振り返り、その破天荒な人生を赤裸々に語った。

 俳優・大森南朋の父親とは思えないような、一度見たら決して忘れることのできない独特なこわもての風貌(ふうぼう)。日本映画界の名わき役として名高い麿だが、かつては暗黒舞踏家の土方巽に師事し、唐十郎の劇団状況劇場に参加するなど、1960代、1970年代の演劇界に旋風を巻き起こしたカウンターカルチャーの先鋒的存在として活躍。さらに1972年には舞踏集団「大駱駝艦」を旗揚げ。アングラ界の怪人としてその名を知られてきたが、つい最近もヨーロッパで公演を行うなど、世界的な舞踏家としても名高い。

 本作で麿が演じるのは、借金取りたてのプロ・赤鬼。本作の主人公は、「逃げられへんぞ!」と叫ぶ赤鬼に追いかけまわされることから、地図のない街「天使突抜六丁目」に迷いこむことになる。しかし、麿本人は赤鬼とは正反対の、借金まみれの人生だったという。レコード会社を作ったり、米屋を開業したりと幅広く事業を展開したものの、「商売の才能はなかった」ことが原因だった。「(本作の主人公が)借金取りから逃げるというのは思い当たる節がありますな。人質になったこともあったし、身につまされて(本作を)観ておりました」と赤裸々に告白。続けて借金取りとの攻防を振り返り、「(借金取りから逃げるのに)一番いいのはサウナですね。僕はよく逃げ込んでいました。それからあとは落語を聞きに行くといいですね。落語は借金取りから逃げる話が多いでしょ。なんだか救われましたね。それからここ(新宿K's cinemaの前身の名画座の新宿昭和館)に来たりね。ここは昔、『花と蛇』とかのピンク映画をやってたんですよ。そういうちょっとした突破をやっていましたね」と懐かしそうな表情で当時を語る麿であった。

 さて、麿が演じる赤鬼といえば、麿の顔が描かれた「赤鬼キャンディ」が本作の公開記念オリジナルグッズとして製作され、東京・新宿K’s cinemaなど公開劇場で限定1,500本が販売されている。麿も不思議そうな表情で、「何でこんなものができたのか? 共食いみたいでちょっと嫌ですけど。なめられて、しゃぶられて、しっかりしろよという感じだよね」とコメントし、会場を笑わせた。このキャンディのキャッチコピーは「顔はコワいが味はアマい!!」であるが、麿本人もまさにそんな人物。この日の観客はそんな麿の話に熱心に耳を傾けていた。


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