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アカデミー賞の新たな審査ルールに賛否両論!「LAタイムス、NYタイムスに批評された作品に限定」【第84回アカデミー賞】

アカデミー賞の新たな審査ルールに賛否両論!「LAタイムス、NYタイムスに批評された作品に限定」
今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門最有力候補『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリア』

 アカデミー本部がまたもやアカデミー賞規則の一部を変更するようで話題となっている。2013年度アカデミー賞審査対象規則改訂により困惑の渦中に放り込まれるのは、長編ドキュメンタリー部門。施行時期は2013年度よりとされているのだが、その新ルールに賛否両論が飛んでいる。「アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門対象作品においては、「ニューヨーク・タイムス紙あるいはロサンゼルス・タイムス紙から批評をされた作品に限る」というルールが新たに課せられる。

 ドキュメンタリー映画の製作者たちが自分たちの作品をアカデミー賞の審査対象とするべく、なけなしの持ち金をはたいて有料で劇場をレンタルし1週間の興行を行い、多忙な大手新聞社の批評家の目を引くために大金をかけてPRを行い、そして運良くば批評を書いてもらう……ということは金銭的に決して容易なことではない。

 今年マーティン・スコセージ監督が出品した、ビートルズのジョージ・ハリソンを題材にしたドキュメンタリーは一部の関係者から、「純粋な劇場用作品でもないのに財力に物を言わせおって!」と冷ややかな目で見られているらしい。本来テレビ用に製作されたこの作品は、財力のある製作陣が最初から劇場用短縮版も製作。高額なPR作戦を打ち出し、有名新聞の批評も確保。余裕で1週間の劇場興行も行い、結果アカデミーの審査対象こごつけた作品だからである。

 ここ何年か、アカデミー賞審査にエントリーされた長編ドキュメンタリー作品の数が非常に増えていることから提案されたルール改定で、これからの審査対象作品を絞り込むためなのだが、往々にして「貧困」が代名詞のドキュメンタリー・フィルムメーカーたちにとってはかなりの痛手となりそうだ。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)


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