『けいおん！』若き女性監督が語る大ヒットの裏側！周囲も突然慌ただしく…
人気アニメ初の劇場版『映画「けいおん！」』の山田尚子監督が、本作のヒットにより慌ただしくなった自身の周辺について語った。普段はほとんど表に出ない山田監督だけに、「けいおん！」ライブイベントでファンの前に登場した際は大きな話題に。「けいおん！」を手掛けているのが若い女性であることは多くのファンに衝撃を与えた。
テレビシリーズ第1期の「けいおん！」が初監督作、そして本作が初の映画監督作という山田監督にとって、本作のヒットは大事件だったという。とりわけ、山田監督自身がネット上を中心に取り上げられたことについては「友達に言われました、『載っていたよ』って」と本人にとっても驚きだった様子だ。
だが、シリーズに一区切りついた今となっては、「けいおん！」に携わったことは山田監督に何にも代え難い宝物だ。「言ってしまえば、たった三年間なのかもしれないけど、この三年間は本当、『けいおん！』しかなかったな、って思いました」と振り返った山田監督は、映画を観た後で、テレビシリーズを見返すといったこともしているそう。そんなときは制作者ではなく、一ファンに戻っていることも明かした。
「普通に『ここもうちょっと……』とか、『こことここがつながっている！』とか、自分でやっているのに一視聴者として感動したり、びっくりしたりして楽しんでいます」と語るものの、本作の公開からはまだ2か月しかたっていない。時間がたつにつれ、少しずつ自分の手を離れていくシリーズについて、山田監督は「より、『けいおん！』が好きになりました」ときっぱり。まだまだ、本作について話ができることが楽しくて仕方がない様子だった。（編集部・福田麗）
『映画「けいおん！」』は公開中
