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『ベルセルク』のアフレコではスタッフもお手上げ?完成版からは決してうかがえない試行錯誤の数々!

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映画『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』より
映画『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』より - (C) 三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社 / BERSERK FILM PARTNERS

 6月23日に公開されるアニメーション映画『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』のアフレコが都内で行われ、クオリティーの高さが話題になった映画『ベルセルク』の制作舞台裏が明らかになった。

映画『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』場面写真

 この日行われたアフレコは、いわゆる「ガヤ」といわれる群集シーンの音入れが中心。集まったのは声優事務所や養成学校に通う30名だ。とはいえ、だからといって音響監督をはじめとするスタッフが手を抜くわけではもちろんなく、スタジオには程よい緊張感が。収録中はさほど広くはないスタジオに30人以上いるというのにまったくの無音になることも珍しくはなかった。

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 圧巻だったのは、本作の窪岡俊之監督が「『黄金時代篇』でしか出てこないので、ここでやりきろうと思った」という合戦シーン。兵士が次々と切られていく動きに声を合わせていくものの、あまりにも緻密(ちみつ)に描き込まれ、かつ場面が次々と展開していくため、スタッフも「もはや何人切られているのか定かじゃありませんが……」とお手上げ。このときばかりはスタジオの中からも笑いが起こっていた。

 あらゆるレベルでリアリティーを求めたという窪岡監督は、「どうしたら観ている側の体感に落とし込めるか」を重視したといい、そのことはアフレコ現場からでも十全に伝わってくる。時にはまだ制作途中で絵がラフ状態のため、一人のキャラクターのアフレコを複数人で交代してやってみるなど、スタッフも手探りで進めているのがうかがえる一幕もあった。

 群集シーンの収録では拍手や歓声を3分以上続けるのみならず、音に厚みを加えるため、時に配置換えをしながら、同じシーンのアフレコを二度三度と繰り返す。出来上がった作品を観るだけではわからないものの、一つの作品が形作られていく過程では何百という人がかかわっている。そのことがひしひしと感じられるアフレコ現場だった。(編集部・福田麗)

映画『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』は6月23日公開

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