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コミッククリエイターたちの生活を救え!『アベンジャーズ』の生みの親たちへのチャリティで集まった寄付金5,000ドルは少ない?

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映画の世界興収の0.001パーセントにも満たない、生みの親たちへの寄付金…… - TM & (C) 2012 Marvel & Subs.
映画の世界興収の0.001パーセントにも満たない、生みの親たちへの寄付金…… - TM & (C) 2012 Marvel & Subs.

 「超人ハルク」や「キャプテン・アメリカ」の漫画家である故ジャック・カービーや、「アイアンマン」の共同クリエイターである故ドン・ヘックなど、マーベル・コミック社及び映画『アベンジャーズ』に多大なる貢献をしているクリエイターやその遺族たちになんの金銭的対価も支払われない状況を受け、漫画家のジョン・モリスが、5月の公開に先立ち、チケット代と同じ額をヒーロー・イニシアチブに寄付するキャンペーンを、自らのブログで打ち出した。

映画『アベンジャーズ』場面写真

 ヒーロー・イニシアチブとは、生活保障のないコミッククリエイターたちの生活をサポートするNPO団体で、2001年の設立以来、50人以上のアーティストとその家族たちに、50万ドル(約4,000万円)相当の何らかのサポートを提供してきたという。

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 ウェブサイトcomicsalliance.comなど複数メディアによれば、そのキャンペーンの結果、団体に集まった寄付額は5,000ドル(約40万円)で、寄付は『アベンジャーズ』の公開後5週間経過し、おおよそストップしたという。

 モリスはブログ内で、カービーやヘックに限らず、『アベンジャーズ』に登場するキャラクターの誕生に貢献した何十人というクリエイターたちが金銭的に報われていない事実を訴えかけた上で、「僕は『アベンジャーズ』を観に行くつもりはないが、3D版のチケット代に相当する15ドルを団体に寄付した。これらのコミックで利他主義と自己犠牲の大切さを学んだスーパーヒーローの熱心なファンたち、チケット代を寄付しようではないか。10億ドル集まるとは思わないが、正しき目的のために使われるお金が相当額集まるのではないか」と呼びかけた。

 心あるファンから集まった非常に貴重な寄付金ではあるが、5,000ドルという額は、現在14億ドル(約1,120億円)を突破した世界興収を前にすると、なんともさびしい額と感じずにはいられない。(1ドル=80円換算)(鯨岡孝子)

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