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タナダユキ監督、映画評論家が好きじゃない?ぶっちゃけトークを展開

タナダユキ監督、映画評論家が好きじゃない?ぶっちゃけトークを展開
タナダユキ監督

 8日、テアトル新宿で映画『ふがいない僕は空を見た』大ヒット記念トークショーが行われ、タナダユキ監督が登壇した。この日の聞き手は、映画評論家の轟夕起夫。二人は以前から親交があるということもあり、気心知れた様子のタナダ監督は「映画評論家の人を前にして言うことではないですが、この人たちのことを信頼しないでくださいね」と漏らす一幕もあった。

 タナダ監督は、映画評論家をめぐって「いい評価を書いてくれるのはありがたいですし、ひどい評価だとそれはそれで腹も立ちますけど。でもしょせんそれは観た人個人の見解なので、うのみにするのはどうかなと思うんです」と持論を展開。「だから評論家の意見は話半分くらいで楽しんでいただければと。それよりもいつか批評家を批評する本が作りたい。『あなたたちの書き方はこうだけど、こっちにだって言いたいことがあるんだよ』と言いたいんですよ」と冗談交じりにコメントし、会場を沸かせた。

 そんなタナダ監督にとって、本作は4年ぶりの監督作。「『百万円と苦虫女』と『俺たちに明日はないッス』は2007年に撮影して、2008年に両方とも公開された。それはありがたいことですけど、精も根も尽き果ててしまって。すぐ次は作れないなと思いました」と述懐。まさに一本一本の作品に全力投球している様子がうかがえるが、「一本の映画が成立するのは難しいですからね。これが最後になるかもしれないですし。『ふがいない僕は空を見た』はこれが最後になってもいいというタイプの作品だと思う」と付け加えた。

 しかし、タナダ監督の新作はすでに永作博美、二階堂ふみ、岡田将生らが出演する『四十九日のレシピ』になることが決定。すでに撮影は終わったそうで、「今はリハビリ中。ガッツリ撮影をやったので、あまり人とは会いたくないという感じ」とコメント。完全燃焼だったと思われるその口ぶりからも、その出来上がりが今から期待される。

 本作は窪美澄の同名小説を原作に、生きることの葛藤や性への衝動を繊細かつ赤裸々に描き出した作品。主婦と高校生が情事に浸るというセンセーショナルな題材に加え、永山絢斗、田畑智子らの体当たり演技が話題を呼んでいる。(取材・文:壬生智裕)

映画『ふがいない僕は空を見た』は全国公開中


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