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熾烈!アカデミー賞レースは故人の間にもあり!【第85回アカデミー賞】

熾烈!アカデミー賞レースは故人の間にもあり!
2012年に亡くなったハリウッドの著名監督トニー・スコット、ノーラ・エフロン - (右)Julien M. Hekimian / Getty Images(左)Henry S. Dziekan III / Getty Images

 アカデミー賞のシーズンになると、自分のスタジオが作った作品にオスカー像を受賞させるべく、PR合戦が繰り広げられるが、これがすでに他界してしまったセレブや映画関係者のためにも展開されていることは、あまり知られていない。

 毎年、アカデミー賞授賞式の途中で、感動的なBGMと共に故人の写真を映し出し、前年に他界したセレブや業界の大物たちをしのぶ、「メモリアム」という追悼コーナーがある。実はこのコーナーで写真を流してもらうことは、野球のワールドシリーズで最前列を取るより難しい。

 メモリアムへの出演申請数は、毎年平均500件弱。故マイケル・ジャクソンくらいのセレブであれば問題ないが、元セレブや中堅のタレント・エージェントといった人たちは、数限られたメモリアムでの紹介枠獲得のため、争うことになる。

 アカデミー本部には、メモリアムで紹介する人たちを選抜する担当のチームがあり、毎年委員会を開いて約500名の候補者から一握りのメモリアム“出演者”を選んでいる。だが、申請者からの過度なキャンペーン攻撃を避けるために、選抜委員会のメンバー名は極秘。

 そのため、人気者の名前がメモリアムで呼ばれないと、関係者はもとより、大衆からの怒りを買うのは、アカデミー本部。1980年代大人気だった男優コリー・ハイムや、ドラマ「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのファラ・フォーセットが見過ごされたときは、アカデミーがやり玉に挙げられて大変な騒ぎとなった。

 アカデミー元会長であるトム・シェラク氏は、「(アカデミーの)多くの選抜委員会の中でも、メモリアムの委員会は一番大変だ)と語っている。申請側にとってメモリアム出演は、 往々にして故人の名誉そのものに相当し、感情も高ぶりがち。簡単に引き下がらない御仁も一人や二人ではないようだ。 ハリウッドでは、死してなお、人気者競争を続けなければならないのである。(文・ロス取材:明美・トスト / Akemi Tosto)

「第85回アカデミー賞授賞式」は2月25日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継(夜9時よりリピート放送)


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