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渡部陽一、戦場カメラマンを志したきっかけ振り返る

渡部陽一、戦場カメラマンを志したきっかけ振り返る
当時の状況を振り返った渡部陽一

 戦場カメラマンの渡部陽一が22日、都内で行われた映画『魔女と呼ばれた少女』のトークイベントに登場、アフリカでの衝撃的な出来事から戦場カメラマンを志したいきさつを語った。この日のトークには、国際NGO代表でジャーナリストのリサ・シャノン氏も登壇した。

 アフリカの少年兵問題に焦点を当て、コンゴ民主共和国で紛争に巻き込まれた1人の少女が、希望を持って行動していく様子を描いた本作。第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたほか、ベルリン国際映画祭では主演のラシェル・ムワンザがアフリカ女性として初めて銀熊賞・主演女優賞を受賞している。

 渡部は学生時代、狩猟民族に会うためにアフリカを訪れたというが当時は「目の前で子ども達が血だらけになって泣いていたり、助けを求めてくる理不尽な状況が、当たり前のようにあった」という紛争の真っ只中。そこで渡部は銃を持った子ども襲撃され荷物を奪われてしまったが、日本に帰っても誰にも信じてもらえなかった。この経験から「記録を残せば、たくさんの方に状況を知ってもらうことができる」と考えたことが、写真を仕事にしようと決意するきっかけになったという。

 映画の舞台になったコンゴには1994年に訪れたという渡部は、「まだザイールと呼ばれた独裁政権下で、スコールの中でジャングルの泥道を1か月も2か月もかけながら取材を続けていった」と苦労を振り返る。

 それだけに同作について渡部は、「映画と言うよりもドキュメンタリー、現場そのものを撮影したのではないか、リアリティーにあふれた味わいを感じました」と興奮を口にした。そして「(本作には)犠牲者はいつも子どもであること」というメッセージが込められていると力説していた。(取材・文:県田勢)

映画『魔女と呼ばれた少女』はシネマート新宿にて公開中


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